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乳がん、がん手術前,後撮影〈いまのあなた〉を美しく残します

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支援総額

288,000

目標金額 370,000円

支援者
42人
募集終了日
2023年11月30日

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2023年10月13日 21:04

美しく残さなくてもいい 

残り期間48日となりました。ご支援が40%となりました!ありがとうございます。

ちょっと撮影した方のお話をしようかと。

タイトルには 乳がん手術前後の〈いまのあなた〉を、美しく残します。

ですが美しく撮ることを意識していません。できればその人らしい表情が出ればいいなと。

なので無理に笑顔でなくてもいいです。そばにいる人たちが持っている印象、あの人はいつも大きな口を開けて笑っているだとか、いつも静かで微笑むだけだとか、またはいつもあまり笑わないしむすっとしているとかでもいいと思っています。

 

さて撮影した方のインタビューを。

 

いまのわたしものがたり

Vol.01 乳がんになったNさんの場合

 

乳がんになった彼女は、どのような気持ちになって、どのような決断をしたのか? 婦人科医でもあるNさんの物語です。

 

 

自分で体験して、次の人につなげたい。

 

 

軽いノリでエコー検査を受けたら、乳がんが見つかった。

 

大阪で開業している婦人科医です。施設事業主は3月の年度末までに毎年の健康診断を提出する必要があるので、2月に健康診断をすることにしました。いつものようにふら〜と病院へ行ったら、先生から「乳がんです。お昼に時間があるようだったら組織診をするので来られますか?」といわれて……。「OK、来ます!」って答えて、昼にはパチンと組織を切りだしていました。その後、正式な診断がおりて、2023年3月27日に手術を受けます。

 

乳がんが見つかったきっかけは、エコー検査です。エコー検査は健康診断のオプションになるのでいつもはやっていなかったけど、今回は担当する先生から「エコーもオプションでつけますか?」と軽くいわれ、そのままのノリでお願いすることに。わたしの乳がんはマンモグラフィでは見つけられないタイプだったので、エコーで発見できてラッキーでした。でも、婦人科医という立場からみると、エコーとマンモはどちらにも利点と欠点がある。わたしの乳がんがエコーで見つかったからといって、マンモがダメだというわけではありません。毎年の検診でマンモグラフィ検査を受けることは、とても大切だと知っておいてほしいです

 

同側再発率も高いし、乳房の全摘を選択。

 

乳房は全摘を選択しました。乳がんは同じ側の再発率が50%といわれるほど高いし、CT検査をしたら全部で3つの腫瘍が見つかった。主治医からは「小さいから3ヶ所をくり抜いたらいい」と部分切除を提案されたけど、おっぱいが穴あきチーズみたいになるのはどうかなぁと思って(笑)。「全摘で」と伝えて、新たな胸をつくる同時再建もお願いしました。たぶん、自分が担当医の立場だったとしても、わたしのような状況の患者さんには全摘や同時再建を勧めていたと思います。

 

全摘後に乳房の再建を決めたのは、わたし自身が〈婦人科医だから〉というのもあります。子育てはとうに終わっていて授乳の予定はないし、見た目も気になりません。だけど、自分で経験していたら患者さんにリアルな声を伝えられるでしょう。「こんなに痛かったわ」とか。

今はネットでなんでも調べられる時代です。だけど、情報はリアルなほうが絶対にいい。自分で体験して、次に手術する人たちのための知識をもっておきたかったというのも、乳房再建を決めた理由のひとつです

 

 ショックは、受けていないつもりだった。

 

 

間違った病院名の入力で、ショックを自覚。

 

手術をする病院は、先生からリストをもらって確認しました。わたしは婦人科の開業医なので、各病院の先生の顔ぶれはなんとなくわかっています。リストを見ながら〈あの先生がよかったけど移っちゃったなぁ〉なんて考えたりしていました。

 

病院選びは、通院のしやすさも大切です。車を使いたかったから、渋滞が起こる場所にあるところは通えません。リストのなかで条件が合うのは、わたしの知らない病院でした。やっぱり、知らない病院は不安です。決めかねていたので、その夜に思い立って見に行ってみることにしました。でも、カーナビの指示のどおりに運転していたのに、なぜか高槻まで行っていて……。車を止めて確認してみたら、違う病院を目指していました。カーナビのマイクに、間違った名前を伝えていたんです。

 

現代では、11人に1人の割合で乳がんに罹患するといわれています。それに、わたしの年齢である50代前半は好発年齢。先生から告知されても、「来たかぁ〜」という感じでショックは受けていないつもりでした。でも、間違った病院名をカーナビに入力して、そのことにも気づかず呆然とドライブしていた。〈やっぱりショックを受けていたのか……〉とそのときようやく自覚できました。

時間は夜10時。改めて正しい病院名をカーナビにセットして引き返し、真っ暗な中で該当病院を確認してみると、隣に同級生の病院があるじゃないですか! その場で「○○病院ってどんなところ?」って同級生へメッセージを送ったら、すぐに電話がかかってきて。「めちゃいいところやで」と教えてくれたので、次の日には「○○病院に決めます」と連絡を入れました。

 

 

家族には、「ママ、乳がんやったわ」って。

 

乳がんの手術を受けることになって、一番悩んだのが自院のスタッフと患者さんのこと。手術のために休診してしまうと、縁あってわたしのところに集まってくれたスタッフや、うちを慕って通院してくれている患者さんたちに迷惑をかけてしまう。心配しすぎて3キロも痩せました。

 

実は去年の夏にコロナで病院を閉めたことがあります。そのときがとても大変だったので、今回も閉めるべきなのか迷っていました。そんなとき、大学の同級生が代診の手を挙げてくれたのです。でも、入院期間は2週間。一人の先生だけに頼るわけにはいかないのでほかも探したら、5人の先生で埋めてくれることになりました。

 

医院のスタッフにはどう伝えるべきか悩んで、判明から2日間ほど告げられませんでした。でも、診断がつくまで隠しておくわけにもいかないので一番身近なスタッフにまず伝えて、ほかのスタッフにはメッセージを一斉配信。そのときはみんな心配してくれたのですが、次の日に出勤したら何事もなかったように黙々と仕事をしています。〈さすが業界人! わかってくれているな〉と。ありがたかったですね。

 

家族にはすぐ伝えました。わたしは子どもが2人いて孫もいます。娘には子どもがいてどちらも手のかかる年頃です。普段はサポートできているけれど、乳がんになったことでそれがむずかしくなります。なので、「ママ、乳がんやったわ。もう頼りにならへんからね」ってさらりと伝えました。本人たちがどう考えているのか? は、わかりません。いまのところ、あまり深刻にならずに受け止めてくれているようです。ただ、年配の母親へは告げずにいます。わちゃわちゃされるとわたしの負担が増えるので、伝えない判断をしました。

 

 

夜は余計なことを考えるから、早く寝る!

 

今は乳がんがめずらしくない時代。自分が乳がんになったことも〈クジみたいなもの〉だと思って悲観的になっていません。それに日中は仕事に追われていて、それどころではないというのが現実です。

 

でも、不安がないというわけではなくて、家に帰ってひとりでいたらメソメソしています。〈ちょっと待って、全摘や再建ってどれだけ痛いの?〉とか、〈先生はリンパ節に腫瘍がないっていっていたけど、エコー検査だけで判断してもいいの?〉とか、ぐるぐる考えてしまう。だから、自費でPET検査を希望しました。先生には必要ないといわれていたけれど自分で納得したかったし、体験もしておきたかったんです。

 

自分自身は先生から必要ないといわれた検査を受けましたが、医師の視点からアドバイスすると、患者は主治医の診断を信じて治療をゆだねるのが一番いいと思っています。医師は病気を治すのが仕事。その患者を診て、最適な方法を一生懸命に考えて治療しています。悪くしようとする医師なんていないから、まずはご縁のあった先生を信じていっしょに治療を進めればいい。かといって、先生や病院を変えてはいけないわけではなく、実家の近くで手術をしたいなど希望があるなら転院しても問題ないでしょう。日本は学会でマニュアルが整備されているから、標準治療はどこでも同じように受けられます。

 

わたし自身が患者になって、とても重要だと実感したのが〈早く寝る〉こと。睡眠をたっぷりとって免疫力を下げないという目的もあるけど、夜っていろいろ考えちゃうんです。そして、ついスマホで調べて余計な情報を目にし、不安なまま寝てしまう。夜遅くまで起きていても本当にいいことがありません。だから、22時には寝て、日の出とともに起きる。朝に目覚めたときっていろいろ考え過ぎないし、ポジティブでいられます。早寝早起きは絶対におすすめです。

 

 

垂れたおっぱいは、わたしの勲章。

 

 

撮影は検査漬けの中での楽しいイベント。

 

いまをのこすプロジェクトは、検診時に先生から勧められて知りました。プロジェクトのカメラマンである中山さんの主治医で、彼女から「カメラマンさんは患者なのよ」と教えてもらって決断。乳がん経験者なら信用できるし、このプロジェクトを応援したいという思いももちました。

 

スタジオでの撮影は、わたしにとって非現実の世界です。せっかくなので撮ってもらおう! と、着衣とともにヌードにもチャレンジしました。わたしには娘や孫がいるし、年齢も重ねています。おっぱいも垂れていて、娘からは「年寄りのおっぱいやん。そんなの撮るの?」といわれました(笑)。でも、垂れた胸は授乳した勲章。全摘する前に写真に残せてうれしいです。

それにわたしは婦人科医なので、乳がん手術や乳房再建と同様にヌード撮影も経験しておきたかった。お手本というのは大げさだけど、わたしがチャレンジすることで〈乳がん手術前に今の姿を撮影して残しておく〉という行為を次の患者さんにつなげられます。こんなこともできるよって。

 

実際の撮影はとっても楽しかったです! ここのところ検査ばかり受けていて、検査して、結果を聞きに行っての毎日。スタジオでの撮影は、そんな検査漬けの中にある楽しいイベントでした。できあがった写真は手術の日に立ち会ってくれる人にまず見せる予定です。そのほかに「見たい」っていう人が現れたら、100円ずつお金をとろうかな(笑)

 

 

婦人科の医師でもあるNさん、自分の体験が他の患者さんのためになるなら全摘も同時再建も自分で経験して言えることがあると。手術の経過も入院中にラインで写真を送ってくれたり本当に自分のことより記録として残したいという思いが伝わりました。とにかくお話が面白く思いやりに溢れていました。自己犠牲というか患者ファーストの気持ちが伝わりました。N先生曰く医師は皆そう思っているよ。と

 

そして撮影後は 『前向きなフリして頑張る!』っていう言葉が私的には本当にそう!その気持ち!

大丈夫でもないし、決断なんてできないし、ネガティブな気持ちだけどそれを周りには見せれない。

だから『前向きなフリして頑張る!』

この言葉がぴったりでした!

 

でも半年経ったN先生は再建された胸も馴染み、『すっかり乳がんのこと忘れて生活してるわ』って言ってました。笑

それもきっと『前向きなフリして頑張ってる』に繋がるのかな...  中山

 

 

 

リターン

1,000+システム利用料


[応援コースA]感謝のメール

[応援コースA]感謝のメール

感謝のメールをお送りいたします。
ご支援金は、Readyfor利用手数料を除いて、撮影費用として活用させていただきます。

支援者
3人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2024年12月

3,000+システム利用料


[応援コースB]感謝のメール

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感謝のメールをお送りいたします。
ご支援金は、Readyfor利用手数料を除いて、撮影費用として活用させていただきます。

支援者
5人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2024年12月

5,000+システム利用料


[応援コースC]感謝のメール

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感謝のメールをお送りいたします。
ご支援金は、Readyfor利用手数料を除いて、撮影費用として活用させていただきます。

支援者
32人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2024年12月

50,000+システム利用料


[企業様向け/スポンサーコース] 5万円・企業名掲載

[企業様向け/スポンサーコース] 5万円・企業名掲載

●寄付金領収書
●webサイトへ企業名掲載

*1支援につき220円(税込)のシステム料金がかかります

支援者
2人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2024年12月

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