クラウドファンディング終了報告
KJプロジェクトのクラウドファンディングにご支援いただいた皆様に心からお礼を申し上げます。お陰様で7月31日、当初の目標70万円を超える110万円の新規目標も達成することができました。
特筆すべきは、94名の支援者のうちほぼ半数を朝鮮通信使友情ウオークの会(遠藤靖夫会長)メンバーが占めたことです。江戸時代に「通信使」が歩いたソウル~東京の道のりを再現しようと、2007年の第1次から19年の第7次まで、約2000㌔を53日間で歩く平均年齢70代の健脚ぞろいです。彼らが「通信使」の世界記憶遺産実現の下支えをしたと言っても過言ではありません。私とは面識もない北は北海道から南は長崎の方を含め、快くご支援していただきました。頭が下がります。
また、植民地時代の1936年に日本選手としてベルリン五輪マラソンに出場、当時の新記録で金メダルに輝いた孫基禎さんの本『評伝 孫基禎』を出版した明治大学の寺島善一名誉教授をはじめ、その本の韓国語版出版を準備しているソウルの金錬彬・元駐日韓国大使館役員、そして金さんを通じて支援して下さった梁桂和・元仙台総領事にも厚く御礼申し上げます。親交のある女優の黒田福美さん、精神科医で立教大学教授の香山リカさんからのご支援も力になりました。
コロナ禍の厳しい経済状態の中、これほど多くの方が支援して下さったのは、隣国同士の日韓、隣人関係にある日本人、韓国人、その間を取り持つ在日韓国人との友好親善を願う気持ちの表れです。市民レベルの友情を大切にしたいと思います。
今回いただいたご支援は、当初の目標通りに日韓記者・市民セミナーにすべて充てます。具体的には、収入¥1,100,000-支出¥1,100,000(ブックレット出版¥600,000+同500部郵送料¥90,000+講師謝礼6回分¥180,000+動画作成・配信6回分¥180,000+会場使用料3回分¥50,000)=0となります。ブックレットの創刊号は8月4日に出版されました。皆様には8月中旬までに郵送いたします。
KJプロジェクトは今後もセミナーを中心に活動を継続します。東京だけでなく、地方開催の要望も念頭に置きながら頑張りますので、これまで以上のご指導・ご鞭撻を伏してお願いする次第です。コロナ禍と猛暑にはくれぐれもご留意下さい。
2020年8月6日、一般社団法人KJプロジェクト代表 裵哲恩