７月までの調査ご報告と一般公開映像について

猛烈な暑さ、皆様日々のこの熱量をどう扱ってお過ごしでしょうか？
お久しぶりのご報告とご挨拶です。

画像は、白山のクマの生息エリアです。森林生態を60年以上観てきた昆虫研究者、主原憲司さんの引率で弊協会スタッフら4名がクマと山の環境を学びに行きました。
とても悲しいですが、やはりクマは激減しているとしか考えられない調査結果があります。
まずは、クマの住めなくなった、京都の南丹市の山の見学からスタートしました。

今年の気象状況はまた例年と違い、白山では、通常は通行解除されている5月半ばに雪で通れない道が多く、異常気象の時代ですが、昔から知る人の知識がなければ、何が異常かもわかりません。

大切なお気持ちで集まったご寄付で調査できたこと、ご支援者の皆さまに8月中旬には活動報告書を送り、また、広く皆さまにも、山の再生のヒントになるお話を映像でお伝えします。
ご寄付によって収録された映像で、山の再生活動のお役に立てばとても嬉しいですね。

クマたちが山から出て殺されている！それは何か自然臨界点を超えたのではないか？人が壊した山の環境を再生すべきではないのか？海外では保護して森に返すのになぜ日本では命を簡単に奪うのか？たくさんの方に衝撃と疑問が広がっていると思います。

弊協会では、環境省へのパブリックコメント提出、専門家会議でのクマの生態について情報提供、環境学習の場でクマと森林生態を教える活動などもはじめました。
海外のクマ保護活動団体とも繋がり、できることを探して実践します。

昨年末から、クマを助けたい環境を改善したいこの活動のひどい妨害行為がありました。
正直ショックは大きく力が抜けていく思いでした。しかし、ご支援者の方々の温かいメッセージを読み返し、涙ぐみ、頑張ろうと思いました。
本当に、お一人お一人のお力が大きなエネルギーなのです。


今年はどんぐり活動どうされますか？お問い合わせを多数いただいております。
継続していきたい。また応援お願いしたい。

一食でも動物の苦しみを解放していく方向を望み、動物から搾取ないヴィーガン食をご寄付のお礼にさせていただいておりましたが、賛否あり、今後考えさせて頂きますね。


クマたちとみんなの環境のために、心優しい皆さまに、私たちの活動を見守って頂きたく、どうぞ今後も宜しくお願い致します。

一般社団法人日本ヴィーガン協会
理事長　三宅久美子