こんにちは、矢田@インドネシアです。

 

今回の記事では、生姜湯『Gulahe』のベースになる、ヤシ砂糖のできるまでをご紹介します。

 

写真のおじさん、ジャイムンさんは村一番のヤシ砂糖づくりの名人です。

1日に10㎏以上の砂糖を作る彼は、村の人たちから敬意をこめて「砂糖将軍」と呼ばれています。

 

 

この「将軍様」の一日に密着してみました。

朝7時、朝食を済ませたジャイムンさんは、竹筒を担いで里山の森に入ります。

サトウヤシの木から採れる樹液(正確には花序液)を集めに向かうのです。

 

里山を歩くこと30分。目的の木には、前日に設置した竹筒がぶら下がっています。

朝一番の作業は、すでに樹液でいっぱいの竹筒を、空っぽの竹筒と付け替えることから始まります。

 

竹の梯子を利用しての、10m以上もの高さに括り付けた竹筒の交換作業。

 

 

 

回収した竹筒には、一日かけてたっぷりと沁みだした樹液がいっぱいに詰まっています!

 

 

 

 

午前中の作業は、何本かのサトウヤシの木を回っての、竹筒の回収・交換です。

数本の竹筒を回収すると、満タンの樹液がこぼれないように葉っぱで蓋をして、砂糖を煮詰める作業を行う山小屋に向かいます。

 

 

ジャイムンさん、カッコいいでしょう!

砂糖将軍と呼ばれるにふさわしい、この道一筋という風貌にシビれます。

 

 

 

お昼ごろに山小屋に到着の後は、かまどの上に置いた大鍋の中に樹液を移し...

 

 

 

 

 

火加減を調節しながら、ひたすらグラグラと煮詰めます。

煮詰めながら樹液を少しずつ足していき、一日で50リットル以上の樹液を砂糖にしてゆきます。

火の側を離れられない、根気のいる作業です。

 

 

 

 

 

無色透明だった樹液はだんだんと褐色を帯びてゆき...

 

 

 

 

3時間も煮詰めると、粘りがでてきてカラメル状になるのです。

 

 

 

 

 

このカラメルを木製の型に注いで30分。

 

 

 

 

冷えた固まりを二つひと組で葉っぱで包めば、ヤシ砂糖の完成です。

 

 

 

ヤシ砂糖、この地域で先祖代々作られてきたもので、地域の特産品です。

これまでは料理用の砂糖として、地元の市場に卸していたのですが、

プロジェクトではこれにすりおろした生姜をブレンドして、インスタントの生姜湯として開発することにしたのです。

 

 

生姜湯「Gulahe」として販売することで商品価値が高まり、普段の砂糖の4倍の値段で販売することが可能になります。

 

 

残念ながらGulaheはまだ開発途上にあり、流通ルートの確立ができていません。

ジャカルタ市内でGulaheを置いてくださる販売店を探すことも、このプロジェクトの大きな目的のひとつなのです。

 

 

ジャイムンさん、Gulaheの販売を軌道に乗せ、来年小学生に上がるお孫さんの制服を買ってあげたいそうです。

 

皆さんからの支援は、ジャイムンさんの夢を叶える活動に繋がります。

ジャイムンさんがお孫さんに制服をプレゼントする時を、あなたも目にしたくなりませんか!?

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