その働き方あと何年できますか？自分のための働き方を考える講演会開催

 

本の一部を紹介する第６回目です。

本の理解を深めていただくために、
ぜひこちらも参考にしてみてください。

また、この情報を通して、
支援につながれば嬉しいです(^^)/

 

 

さて、今回は

 

「何度やってもダイエットを失敗する人」

 

というお話です。

自分自身で努力不足ややり方がしっくり来ていないことを

自覚している場合は、自分で見直すことができます。

うまくいっていない自覚があるので、検証しながら進めますし、
何かおかしそうなところがあれば、すぐに修正しようと考えています。

ですが、一方で、「よかれと思ってやっちまっていること」は、
よかれと思っているがゆえに、自分でその間違いに気づきません。

 

もはや自分の中では前提になってしまっていて、
それをするのが当たり前のようにも感じています。
だから、なかなか修正できないのです。

 

新しい手法を取り入れても、この

「よかれと思ってやっちまっていること」は引き続きやり続けます。

 

 

これは本人の中ではやるのが前提ですから、
表面的な手法が変わってもやり続けます。

そこに意識を向けて取り入れているというより、
どちらかというと当然すぎて無意識的にやっていることです。

先の「朝食を抜いているせいで、

脂肪を蓄えやすい体になってしまった人」がいます。

この人も自分では頑張っているのですが、

いまいち瘦せていきません。

そこで新しく筋トレを始めました。

YouTube で見つけたエクササイズを毎日頑張ります。
でもまだ瘦せません。なぜなら、変わらず朝食を抜いているからです。
YouTube で見つけたそのエクササイズが無意味なのではなく、
朝食を抜くことで蓄えやすい体になってしまっているので、
エクササイズの効果が帳消しになっているのです。

この人が、次に別のダイエット手法にチャレンジしても

あまり効果は期待できません。

 

ベースとして

「（朝食を抜くという）よかれと思ってやっちまっていること」

があるので、それに足を引っ張られてしまうからです。

 

「自分で考える部下を育てる」というケースでも同じです。
部下を完全に放置している上司が「なぜか部下が育たない」

と頭を抱えます。

そして採用の方法を変えてみたり、

モチベーション管理ツールを導入したりします。
しかしおそらく結果は変わりません。

新しい人材がそのチームに入ってきても、
相変わらず上司が「よかれと思って放置」していれば、

部下は成長しませんし、部下のモチベーションポイントが

わかったとしても、上司が「よかれと思って放置」していたら、
やがて部下はこのチームのために働きたいとは考えなくなるでしょう。

 

ダイエットの新手法と同じで、

「よかれと思ってやっちまっていること」が
前提として足を引っ張っているので、

やり方を変えても新しい知識を取り入れても、
結果が限定的になってしまうのです。

 

次回は

 

「選択の 9 割以上は無意識の決めつけによる」

 

をお伝えします。

引き続き、応援のほどお願いします！

木暮太一