不幸な命を産まさない　不妊手術で救いたい猫の命

皆さん　こんにちは　　奥です
 

和歌山県紀北のあるおうちの話　少し聞いてください

ここには　ひとりのおばあちゃんが暮らしていました。
20年以上にわたり　たくさんの野良猫野良犬たちを保護して
育ててきたひとりのおばあちゃん

ところが　２年前の1月　おばあちゃんは高齢となり
身体が弱り救急車で運ばれました　
そして　人間のいなくなったそのおうちには・・・・

たくさんの猫たちが　残されていました。
家の中だけではなく　お外にも・・・・
小さい子猫も何匹かいました。
ご近所の方がご飯とお水を置いてお世話をしてくださっていました

だけど・・・おばあちゃんは　もうここには帰らない
おうちももうすぐ　明け渡さなければならないという

そこにいた1匹の犬は　ご近所の方が引き受けてくださりました
そして　残された猫たち　20数匹

まずは　小さい子達から捕獲保護
そして　中猫さんも捕獲保護　不妊手術や検査等をおこないました

幸せになった　まめぞう
たくさんの保護した猫たち全員が　家族として迎えていただき

今は幸せに暮らしています

お外にいた猫たち数匹は不妊手術を施してリターンしました
ご近所の方が　今後のご飯はあげてくれると言ってくださり　
なんとかこの地で生きていける準備は整いました

そして　明け渡し直前の２月
最後に残った３匹の老猫ちゃんたち　

わいんくん　ちっちちゃん　みるちゃん
田辺市のSさんがご協力くださり終生飼養をお願いできました。
ひどい腎臓病で　もう長くはないだろう　と言われていた３命
今年にはいり　わいんくん　そして　みるちゃんが相次いで亡くなりました

　　わいんくん

みるちゃん
 

長年　たくさんの犬猫を助けてきたと話していたおばあちゃん
それでも　最後の最後に　こんなにたくさんの不幸な命を

残してしまいました

動物達をかわいそうに思い　保護して育ててきた
田舎ののんびりとした場所で・・・・
自分の生活費を削り　それは人間らしい生活とは
ほど遠いものでした。
不妊手術もされていない　たくさんの猫たち
いったい　どれだけの猫たちが亡くなって逝ったのか・・・・・
それじゃあ　あかんと思いました。

この現場の不妊手術費用はもちろんですが　

医療費にも　たくさんのお金が必要でした。
それでも　皆様の応援・ご支援と自費でなんとかやりきりました

だけど　もし　私たちが行かなければ？
もし　このお家のことを知らなかったら？
たくさんの猫たちの命が　無残に亡くなったことと思います
たとえ保護猫であろうが　おうちにいれた時点で
不妊手術さえしておけば　こんな不幸はなかったはずなんです
そう　かわいそうだけでは助けることはできないんです

だけど　気がついた時には　もうその費用も出せなかった
安いキャットフードを買い　ご飯をあげるだけで精一杯だった
こんなおうち　現場はまだまだあります
今後も増え続けるかもしれません
そんな時は　私たちが頑張らなあかんのです。
それでも私たちも行政からもどこからも助成がない　限界があります。

だからこそ　無料不妊手術が必要なんです