まず足元の命から。リハビリケージを拡充し、多くの野生動物を救いたい
まず足元の命から。リハビリケージを拡充し、多くの野生動物を救いたい

支援総額

3,929,000

目標金額 3,000,000円

支援者
322人
募集終了日
2022年3月25日

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2022年03月22日 19:30

共に生きる為の知恵比べ

 

 SDGsが唱えられるようになった昨今、環境問題と合わせ、野生動物の保護活動に関心を寄せてくださる方も増えてきました。

 しかし一方で、傷病野生鳥獣の救護を目的とする当団体も、農業を営んでいる方から『保護はいいけど、農作物を荒らす可能性もあるからリリースは困るよ』とお叱りを受けることもあります。

 この農家の方と野生動物の軋轢は、実は世界共通の葛藤でもあります。

 野生動物の楽園といわれるアフリカの象徴でもあるアフリカゾウも、現地の方にとっては、畑を荒らされたり、家や建物を破壊し、時には人の命すら奪うこともある動物なのです。

 ライオンも、家畜を襲ったり、人を襲うこともあり、その報復で殺されてしまうケースも少なくはありません。

 それでもアフリカ最大級の動物保護区を持つボツワナでは、家畜に被害を及ぼしたライオンをその場で射殺するのではなく、保護区まで移送してなるべく命を奪わずに共存する政策を取っています。

 過去の経験から駆除や駆逐は絶滅を招き、他の生態系の崩壊を引き起こす懸念もあると、現地では懸命に、そして賢明に今も命懸けで共存の道を模索し続けています。

 

 日本でも、ニホンオオカミは絶滅してしまいましたが、人間を襲い、死に至らしめる可能性のある哺乳類はヒグマやツキノワグマ、イノシシなどがいます。それ以外でも、農作物を荒らしてしまうタヌキやハクビシン、サルなどは農家の方にとっては大敵です。

 しかし、日本でも今、駆除ではなく防獣として、農作物の防獣アイテムも様々なものが開発されています。動物の種類に応じて侵入しにくい工夫がされた電気柵やネット、フェンスが考案され、実際に効果を発揮しているものも多くあります。
 他にも、野菜の植え方として、畑の周りに匂いのきつい葉ニラや葉ニンニクを植えると動物も入りにくくなるというお話も農家の方からお聞きしました。自作できる唐辛子スプレーも有効なようです。

 

 このように、色々な防獣対策がありますが、防獣をする上で何よりも大切なのは、その動物の生態を正しく知り、決して侮らないことです。

 例えば、イノシシ。体高はどれくらいなのか。穴を掘ることも踏まえ、どれだけ低めに電気柵を設置すれば有効なのか。見回りの回数は足りているか、など。

 野生動物は、私達が想像している以上に賢く生きています。そしてその分、人間の気配にもとても敏感で、人が頻繁に訪れる場所にはそうそう近寄りません。

 

 実際に、正しく動物の生態を知った上で、正しい防獣を一斉に行った自治体の中では、害獣被害がゼロになったところもあるそうです。

  

 

 当団体でも、実は昨年から保護動物たちの餌用に小さな農園を始めたのですが、とうもろこしが見事によその子(外の野生動物)にやられてしまいました。

 

JWC農園

 

 ここまでお話していて大変お恥ずかしい話ではありますが、まさかこんな素人が作ったトウモロコシなんて狙わないだろうと、完全に油断していました……。
 高い野菜や果物にかかる出費を少しでも抑えようと、慣れない作業で汗だくになりながら世話をしていたのですが……。一部スタッフの怒りも激しく、今年は絶対にやられないようにするぞと意気込んで、大量にニラの種を買いに走っています(笑)

 

 野生動物たちは確かにとても賢いですが、私達人間には科学技術があります。確かに、駆除してしまうのは一番手っ取り早いように思えますが、それは対処療法に過ぎず、本当の意味で防獣することにはなりません。

 永続的な防獣の為にも、そして、正しく共生する為にも、野生動物との知恵比べを頑張りたいと思います。

 

 

 JWCは現在、クラウドファンディングに挑戦しています。もし宜しければ、ご支援・拡散のご協力をいただけますと幸いです。

リターン

5,000


応援コース

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・お礼のメール

・JWC通信 特別号
 ※普段、会員の皆様へ毎月活動報告としてお送りしている『JWC通信』を今回のクラウドファンディングに向けて特別に編集しています。

・保護されてきた動物たちのPC/スマホ壁紙用画像
 ◆画像解像度 1920×1080 px 
 アスペクト比 16:9
 ◆画像解像度 2778 x 1284 px
 アスペクト比 19.5:9 (縦のみ)
 ※サイズが合わない場合はご自身でご調整ください

・ホームページにお名前掲載(希望制)

✳︎一度に30口までのご支援が可能です

申込数
89
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年6月

10,000


オリジナルポストカード

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・JWC通信 特別号
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・ホームページにお名前掲載(希望制)

・保護動物ポストカード ×3

✳︎一度に30口までのご支援が可能です

申込数
31
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年6月

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