先祖代々受け継いできた文化財、伊豆・海瀬家住宅主屋を守りたい。

先祖代々受け継いできた文化財、伊豆・海瀬家住宅主屋を守りたい。 4枚目
先祖代々受け継いできた文化財、伊豆・海瀬家住宅主屋を守りたい。
先祖代々受け継いできた文化財、伊豆・海瀬家住宅主屋を守りたい。 2枚目
先祖代々受け継いできた文化財、伊豆・海瀬家住宅主屋を守りたい。 3枚目
先祖代々受け継いできた文化財、伊豆・海瀬家住宅主屋を守りたい。 4枚目
先祖代々受け継いできた文化財、伊豆・海瀬家住宅主屋を守りたい。
先祖代々受け継いできた文化財、伊豆・海瀬家住宅主屋を守りたい。
先祖代々受け継いできた文化財、伊豆・海瀬家住宅主屋を守りたい。 2枚目
先祖代々受け継いできた文化財、伊豆・海瀬家住宅主屋を守りたい。 3枚目
先祖代々受け継いできた文化財、伊豆・海瀬家住宅主屋を守りたい。 4枚目

支援総額

7,320,000

目標金額 5,000,000円

支援者
214人
募集終了日
2023年10月20日

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プロジェクト本文

第一目標達成の御礼

 

海瀬家・一般社団法人仲屋のプロジェクトを応援くださり、誠にありがとうございます。

おかげさまで、終了日まで残り4日となった10月16日、第一目標金額を達成致しました!

目標金額500万円を大きく上回る600万円以上のご支援を頂いております。

皆様の応援、ご支援に本当に感謝申し上げます。

 

8月22日の開始直後は、達成できるか不安でいっぱいでしたが、日々、皆様から応援のメッセージとご支援を頂きそれを励みに頑張ってまいりました。

海瀬家が、地域の皆様に大切に想われていることを実感し、海瀬家、親族共に有難い気持ちと地域の皆様に貢献出来るよう努めなくてはならない責任を改めて感じております。

また、クラウドファンディングを通して海瀬家を知り、応援、ご支援くださいました皆様にも感謝とお礼の気持ちをお伝え申し上げます。

 

最終日は、10月20日(金)となっております。目標金額を超えていただくご支援につきましても、引き続き海瀬家住宅主屋の瓦の吹き替え費用に充てさせていただきます。

最後まで皆様の暖かいご支援を支えに活動してまいりますので、見守って頂ければ有難く存じます。

 

一般社団法人仲屋 望月万葉

海瀬家21代目  海瀬陽奈

 

 

先祖代々、苦労しながら繋いできた海瀬家住宅を守りたい。

 

海瀬(かいせ)家は、静岡県伊豆半島の付け根に位置している沼津市西浦地区にて、江戸時代からみかんを栽培している農家です。

 

現在も私たちが生活する海瀬家住宅主屋は、現存する沼津市内最古の住宅建築とされ、今年8月には国の有形文化財に登録されました。

 

かつて主屋の奥座敷は、幕府の山林奉行の休憩所にもなっていた、歴史的な価値の高い建物です。今も毎年7月に行われる天王祭では、奥座敷に神輿を奉納し、中座敷で神楽を舞う神事が行われています。

 

私たちの先祖が代々苦労しながら繋いできた海瀬家住宅ですが、経年劣化や大雨・台風の影響で、大屋根が崩れる可能性が出てきています。


瓦の吹き替えには約1,600万円以上の費用が必要となり、今回クラウドファンディングにてご支援を募ることにいたしました。

 

貴重な建物を守り、文化財として今後も保存活用していくために、皆様からのあたたかいご支援を何卒よろしくお願いいたします。

 

 

市内最古の住宅建築、海瀬家住宅

 

|伊豆のみかん農家、海瀬家

 

ページをご覧の皆さま、はじめまして。海瀬家21代目、海瀬陽奈と申します。どうぞよろしくお願いいたします。

 

海瀬家は静岡県沼津市の南部、伊豆半島の付け根に位置している西浦地区の河内にある江戸時代より続く家です。江戸時代から明治時代にかけて、河内村の名主や戸長を務めた旧家で、屋号を仲屋(なかや)といいます。先祖は武田家の家臣の兄弟であったとの伝承があり、現在は祖父の海瀬陽男が19代目の当主を務めています。

 

稼業はみかんを中心とした柑橘類の栽培・販売を行う農家で、海瀬家21代目、海瀬陽奈が農園を継承しています。

 

左から、19代目当主 海瀬陽男、21代目 海瀬陽奈

 

私たちは現在も、江戸時代後期に建てられた築約160年の海瀬家住宅で生活しています。

 

段差も多く、冬は寒く、使い勝手は良くないですが、代々の先祖が守り、生活してきたこの家を家族全員が大切に思っています

 


|市内最古の住宅建築、海瀬家住宅

 

海瀬家住宅主屋は、現存するものでは沼津市内最古*(少なくとも江戸時代後期の建築)と思われる寄せ棟造りの住宅建築で、今年2023年8月には国の有形文化財に登録されました。


海瀬家は幕府の御用林を管理していたとの記録が残されており、かつて奥座敷は幕府の山林奉行の休憩所になっていたそうです。


歴史の重みを感じさせる建築であり、家の内部の改装は一部されていますが、江戸時代後期に建てられたままの貴重な姿が残っています

 

*出典:https://www.asahi.com/articles/ASR867GRTR83UTPB005.html

 

主屋の内観
主屋の内観
主屋の内観
主屋の内観(前座敷から中座敷・奥座敷を望む)

海瀬家住宅について

 

主屋は六間取りの大農家で、広さは223平方メートルあります。尺2寸(36㎝)の大黒柱と黒光りの頑丈な梁は、煙りだしを載せた大きな屋根を支えています。伊豆石の基礎になまこ壁と漆喰塗りの蔵も立派です。

 

主屋は南東に向いて建てられており、瓦葺き寄棟でありオムシと呼ぶ煙出しがついています。玄関を入るとニワと呼ばれる土間があります。ニワにはサンジョウと呼ばれる小部屋と風呂場、台所があり、かつてはみかん取りのための季節労働者が宿泊していました。

 

前座敷の上り口には神棚があり、中座敷には仏壇とシンドコがあります。奥座敷は海瀬家の最も格式の高い部屋であり、主に冠婚葬祭に使う部屋でした。

 


 

|地域の大切な神事、天王祭

 

海瀬家は、河内村にある御崎神社の総代を務めています。

 

毎年7月に行われる天王祭では、家の奥座敷に神輿を奉納し、中座敷で神楽を舞う神事が行われます。またそれに合わせ、建物の一般公開も行っています。

 

河内神楽舞は、静岡県内でも類例の少ない獅子舞の神楽であり、継続実施されているものとしても市内でも数少ない民族芸能です。

 

 

天王祭について

 

天王祭が行われる河内地区には、上の宮とよばれる御崎神社と、下の宮とよばれる子聖神社があります。天王祭の神輿は、普段は御崎神社に納められています。

 

河内の天王祭りでは神楽が奉納されますが、このいわれとして、天保末年に内浦地区三津の大川家から海瀬家に嫁を迎えた縁で三津の神輿を譲られた、という話が伝えられています。

 


 

夜は公民館で余興が賑やかにおこなわれ、夜更けになると、村人が川から拾った石を神輿に載せてお参りをしました。15日にはオノボリと称し、子聖神社で神事と宮神楽を奉納したのちに、海瀬家へ立ち寄り、ここで神事と宮神楽が舞って、御崎神社へ戻ります。海瀬家に立ち寄ることをお輿休みとよんでいました。

 

海瀬家での神楽が終わると、御崎神社に向かって神楽が出発、仲屋に入るまでは、途中の橋のところでバカ踊りとよばれる踊りを踊ったりと賑やかでありましたが、ここからは静かに神楽が坂道を上がっていくものでありました。

(「住まいと民間信仰ー西浦地区河内の海瀬家ー」『沼津市史研究13』より抜粋)

 

 

なぜクラウドファンディング?

 

そんな先祖代々、大切に守ってきた海瀬家住宅ですが、主屋の大屋根が崩壊の危機に瀕しています。


大屋根は茅葺から瓦葺に代わってから少なくとも100年は経過しており、瓦の劣化から瓦下のどぶせとよばれる土に雨水が浸透したことで土台の土が崩れ、それに伴い瓦のずれが生じています。そのため、中座敷やナカイ、台所に雨漏りが発生しており、瓦が落下する可能性もあります。

 

屋根を支えている構造部の傷みも大きく、垂木がたわみ軒先が垂れ下がっている部分もあります。また近年の大雨や台風の影響も大きく、痛みが加速し屋根が崩れる可能性も出てきています。

 


中座敷は、仏壇のある海瀬家の重要な場所であり、天王祭における神楽を舞う場所でもあります。安全面を考えても、約100坪ある屋根の修繕は急務です。

 

そこで、今年2023年の秋以降には、修繕工事に着工することとなりました。瓦すべての葺き替えに加え、屋根構造部の修理、水回りの修理、納屋の建て替えも予定しています。

 

しかし、屋根の修繕の瓦吹き替えのみで、約1,600万円が必要との見積もりが出ています。さらに現在の物価上昇の影響もあり、工事費が高騰していることに加え、雨漏りの影響が屋根構造部にも及んでいる場合は、さらに追加の工事費が必要となる可能性もあります。

 

私たちの力だけでは、これから先もこの大切な海瀬家住宅を守っていくことが難しく、このたびクラウドファンディングへの挑戦を決意いたしました。

 

クラウドファンディング概要

 

■目標金額:500万円

■資金使途:一般社団法人仲屋が海瀬家住宅主屋の大屋根修繕を実施する費用の一部、クラウドファンディングの諸経費

※本プロジェクトはAll or Nothing方式です。目標金額に1円でも満たなかった場合、ご支援者様に全額返金となります。

 

21代に渡り、代々苦労しながら受け継がれてきた海瀬家住宅。古くから伝わる民族芸能が行われる貴重な場所でもあるこの建物を、皆さまと一緒に文化財として保存活用していきたいと思っています。

 

あたたかいご支援を、何卒よろしくお願いいたします。

 

 

 

 

代表からのメッセージ

 

母の実家である海瀬家住宅は、江戸時代後期より沼津市西浦河内において先祖代々苦労しながら繋いできた住宅です。現存する沼津市最古の建築とされ、今年8月には国登録有形文化財に登録されました。

 

私をはじめ親族にとっても、幼いころから、休みとなれば海瀬家に滞在し、夏は川で泳ぎ、風の通る座敷で昼寝をし、縁側ですいかを食べたり、夜は戸を開け放し、蚊帳を吊って寝泊りした楽しい思い出が多く残る大切な場所です。


江戸時代から続く海瀬家住宅は、現在も海瀬家の家族が生活をしておりますが、時間の経過や台風による雨、風などの影響で大屋根が崩れる可能性が出てきております。100坪ある屋根の修繕には、約1,600万円以上の費用が必要となりこの度クラウドファンディングに挑戦することにいたしました。


今後も海瀬家住宅の歴史と貴重な建物を守り、文化財として保存、活用していくために海瀬家と親族一同が力を合わせて取り組んでまいりたいと思います。どうかご支援、応援の程よろしくお願い申し上げます。

 

一般社団法人仲屋 代表理事 望月万葉
 

 

 

応援メッセージ

 

西澤正浩(一級建築士)

株式会社 西澤工務店 取締役統括部長
(併設)西澤古建築設計事務所 管理建築士(兼任)

 

物資や情報の豊穣な現代、「先祖代々の家を守りたい」「日本の伝統建築文化に誇りがある」、こんな矜持やノスタルジアが強くない限り、住居は綺麗なもの・便利なものに更新されていきます。「孫やその孫の代までも残したい家というよりも、自分世代が当面不自由なく使える家であればいい」のも現代住宅事情では自然なことです。手間のかかる日本建築伝統工法は住宅においては、文化財の保存修理、古民家再生工事などごく限られたケースを除き、我々の時代に消滅しそうです。だからこの困難に、当主として若干25歳で立ち向かう海瀬さんを私は全力で応援します。
威厳や華美の誇示を避け、質素で機能・構造の美を見せる海瀬家住宅主屋には、村民に親しまれた名主が住んでいたと想像されます。
現在は雨漏りの咄嗟の処置でトタンを被され、1日も早い修繕を待っています。工事費に補助金が出ない登録文化財建造物では、当主にのしかかる負担が甚大です。何卒、皆様のご寄付を宜しくお願い致します。

 

海瀬治【9/6追加】

西浦神社総代会 会長

 

海瀬家住宅主屋は、江戸時代後期以前に建てられたものとされ、沼津市内最古とされる木造住宅です。その建物が経年劣化による雨漏りによって、存亡の危機に直面しています。
今海瀬家では、若い後継者が家業であるみかん栽培を継ぐと共に、地域で守り継がれてきた伝統芸能の「河内神楽」の舞台の一つである住宅を守ろうと奮闘しています。
従前から地域住民の誇りであった海瀬家住宅が、国の有形文化財に登録され「地域の宝」として認知された今、私も祖母の生家でもある地域の宝を未来に引継ぐために、若い後継者を全力で応援したいと思います。

 

野村芳照【9/24追加】

大瀬神社 宮司 

 

海瀬家には永代総代として長きに渡りお世話になっております。当地の伝統行事、天王祭では海瀬家(なかや)の座敷での神楽奉納が祭りのシンボルのようになっております。その海瀬家が経年劣化の為、厳しい現実に直面されておりましす。手の中に収まるお宝なら大切に仕舞い込むめばよいのでしょうが、家というのは営みの現場です。歴史ある住宅に住まいながら維持管理されてこられたのは大変なご苦労があったことと想像されます。今この危機にあたり歴史あるそして地域の誇りである海瀬家住宅という大きなお宝を守り、安心して次世代に引き継いでいかれるよう、この度の皆様の思いに共感し微力ながら応援させて頂きます。

 

 


●プロジェクトに関するご留意事項
 

○ ページ内で掲載している画像は、著作権・肖像権の所有者より掲載許諾を取得しております。

○ 支援完了時に「応援コメント」としていただいたメッセージは、本プロジェクトのPRのために利用させていただく場合があります。

○ リターンにつきましては、プロジェクト達成後は、既にご支援いただいたコースから別のコースに変更することはできませんので、ご了承ください。

○ 支援時に回答いただく質問項目への回答は支援確定後、変更できません。

○ 返礼品の各種企画について、天災や新型コロナウイルス感染症の影響等により開催等が中止となる可能性がございます。その場合でもご支援の返金は行わない形とさせていただきます。日時等について、調整の都合上、個別のご要望には沿えない場合がございますので、予めご了承ください。

○ 本プロジェクトのリターンのうち、【お名前掲載】に関する条件の詳細については、こちらから「命名権、メッセージの掲載その他これに類するリターン」の項目をご確認ください。

○ ご支援に関するご質問は、こちらをご覧ください。

 

プロジェクト実行責任者:
望月万葉(一般社団法人仲屋)
プロジェクト実施完了日:
2024年6月30日

プロジェクト概要と集めた資金の使途

一般社団法人仲屋が海瀬家住宅主屋の大屋根修繕を実施する費用の一部

リスク&チャレンジ

プロジェクトに必要な金額と目標金額の差額について
必要金額との差額は自己資金などで補填いたします。

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リターン

5,000+システム利用料


alt

瓦応援5千円分

特別なリターンが不要な方に向けたコースです。いただいたご支援をより多く工事費に充てさせていただきます。

●お礼メール
●ホームページにお名前掲載(希望制)

申込数
56
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年11月

10,000+システム利用料


天王祭・大屋根修復・みかんの収穫のドキュメンタリー映像

天王祭・大屋根修復・みかんの収穫のドキュメンタリー映像

●天王祭・大屋根修復・みかんの収穫のドキュメンタリー映像 ※1

●お礼メール
●ホームページにお名前掲載(希望制)

※1 詳細は2024年8月末までにご連絡いたします。

申込数
16
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2024年8月

5,000+システム利用料


alt

瓦応援5千円分

特別なリターンが不要な方に向けたコースです。いただいたご支援をより多く工事費に充てさせていただきます。

●お礼メール
●ホームページにお名前掲載(希望制)

申込数
56
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年11月

10,000+システム利用料


天王祭・大屋根修復・みかんの収穫のドキュメンタリー映像

天王祭・大屋根修復・みかんの収穫のドキュメンタリー映像

●天王祭・大屋根修復・みかんの収穫のドキュメンタリー映像 ※1

●お礼メール
●ホームページにお名前掲載(希望制)

※1 詳細は2024年8月末までにご連絡いたします。

申込数
16
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2024年8月
1 ~ 1/ 15

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