プロジェクト概要

 

全国的に珍しい神楽屋形と曲打ち太鼓を未来に語り継いでいきたい。

 

はじめまして、海東流神楽太鼓(かいとうりゅうかぐらだいこ)です。当団体は、昭和47年(1972年)から、愛知県の蟹江町で神楽太鼓を伝承するために活動しています。愛知県西部では、尾張の殿様への秋の実りを献上する際にひきまわした「神楽屋形太鼓」と、拝殿で座って演奏する「曲太鼓」が伝承されています。神楽とは、日本神話に出てくる神にささげる舞を指し、それを行う際の奏楽の一つが神楽太鼓です。

 

神楽屋形太鼓(かぐらやかただいこ)

 

普段は、学生を主体として、鍼灸師や会社役員を務めている者から、看護師やエンジニアなど、約20名のメンバーで活動しています。地元の例祭の時期には、周辺4地域の子ども会会員の小学生も総勢120名ほど参加します。この伝統芸能を遺していくために、週1回の練習を亡き宗家宅で行ったり、一人でも多くの方に知ってもらうために地域の子どもたちにも太鼓を教えたり、全国各地で演奏を行っています。

 

今回は、私たちの伝統芸能をありのままの姿で伝えるため、2019年3月8日までに獅子屋形と尾張仏壇の技術を融合させ、その上に金箔を貼ったシャチを飾った神楽屋形を1基つくります。その製作費用をクラウドファンディングで募り、この機会に尾張西部に伝承されてきたままの姿を、日本中の人に見てもらいたいと考えています。どうか応援のほど、よろしくお願いいたします。

 

神楽屋形曳き回しを地域の方々に届けたい

 

 

伝統的な神楽屋形太鼓の曳きまわしを多くの人に見てもらいたい。

 

愛知県の西部には、獅子屋形と尾張の仏壇技術が融合した神楽屋形が各地域にあり、豊作に感謝する秋祭りの時期に年に1度だけお目見えします。神楽屋形はそれぞれの地域が管理しており、蟹江町にも9基現存しています。私たちが伝承している楽曲の中の1曲は、本来なら神楽屋形を曳きまわしながら町中を練り歩くときに演奏される笛太鼓ですが、海東流には神楽屋形がないため、曳きまわしながら演奏をすることができないのです。


今後も末永く伝承活動を続けるには、やはり本来あるべき神楽屋形が必要だと考え、2014年にレプリカの笹を使って、一部の地域で採用されていた笹神楽屋形を自作しました。しかし、それは理想の姿とは比べ物にならず、各地で演奏をするたびに惜しい気持ちがメンバーの中に募っていったのです。

 

A17c9aaa61e80a1bf71d0d850af4e5baa9800bbd
2014年に自作した笹神楽と演舞の様子


そもそも屋形があるかないかで、巡行時の見栄えが大きく異なります。また、本来は屋形に神様を安置し、多くの人の幸せを祈念して練り歩きをします。神楽屋形の佇まいは見るものの視覚に訴えかけ、笛太鼓の演奏を通して、聴覚に語りかけます。地域の人たちは年1回訪れる笛太鼓の音色に秋を感じます。町内を練り歩くその様は、長年受け継がれてきた風習として、神楽屋形でしか出せない風情であり、変えのきかないものなのです。

 

しかし、各地域で管理する神楽屋形は規模も大きく、1基1000万円を超えるものばかりで、簡単に借りることなどできません。そこで、なんとか自分たちで持ち運んで演奏することができる神楽屋形を作りたいと思い、本プロジェクトを立ち上げました。

 

<神楽屋形を待ちわびる地域の方々の声>

・秋祭り以外の演奏でも神楽屋形曳き回しが見たい(主婦・70代女性)

・地元に伝承される祭りの様子を多くの人に知ってもらいたい(自営・60代男性)

・神楽屋形で祭りを盛り上げてもらいたい(自営・60代男性)

・祭りの時期以外にも神楽屋形で演奏できるなら太鼓をやりたい(学生・10歳男性)

・屋外演奏などで観客と一緒になって盛り上がりたい(学生・10代男性)

・もっといろいろなところで演奏したい(学生・10代女性)

・子供が故郷の伝統を大切に思ってほしい(会社員・30代女性)

・本物の神楽太鼓巡行を見てみたい(団体職員・60代男性)

 

A17c9aaa61e80a1bf71d0d850af4e5baa9800bbd
尾張の伝統を未来に。

 

 

地元の子どもたちにとって、神楽屋形太鼓をもっと身近な存在に。

 

今回のプロジェクトでは、皆さんからご支援をいただいて神楽屋形を製作します。総金箔のものではなく、白木造りのみこしをベースに、屋根などの一部を漆塗りにします。そうすることで、予算の削減にもつながります。(2019年3月8日完成予定)


このプロジェクトが成功した際には、今までのようなステージ固定の演奏ではなく、実際に尾張の殿様への献上道行きと同じようなパレード形式での演奏を行えるようになります。また、自分たちの神楽屋形であれば、ご依頼をいただいたステージでも神楽屋形太鼓をご覧いただくことができるようになるのです。

 

それに、私たちの奏法はバチをクルクルと回すため「尾張の曲太鼓」ともいわれ、珍しい打法とされています。それが珍しいこともあり、地域外の演奏に行くと多くの方々が驚きそして喜んでいただけます。

 

地元の子どもたちには、伝統芸能である神楽屋形太鼓を年に1度の存在ではなく、より身近に感じてもらうことで、伝承の担い手になってもらいたいと願っています。

 

完成イメージ

 

<神楽完成後のイベント出演予定>

1)イベント名:第25回 ホノルルフェスティバル

日時:2019年3月10日

場所:ステージパフォーマンス:ワイキキ特設会場 グランドパレード:カラカウア大通り

内容:日本各地のお祭りをはじめ、文化や芸能を武道などを通じて日本とハワイの交流を深めるお祭り。最終日のパレードでは曳きまわし巡行を行う予定。

 

2)イベント名:第40回 邦楽の集い

日時:2019年5月26日 12時30分~

場所:愛知県蟹江町中央公民館

内容:蟹江町文化協会邦楽部門による演奏発表会。

 

3)イベント名:和太鼓の集い 愛知県太鼓連盟30周年記念

日時:2019年9月15日 13時~

場所:愛知県東海市芸術劇場

内容:愛知県太鼓連盟加入10団体による和太鼓の集い。

 

A17c9aaa61e80a1bf71d0d850af4e5baa9800bbd
各地域に現存する神楽屋形

 

 

尾張の神楽太鼓を地元民の誇りにし、未来の街を元気にしたい。

 

今回のプロジェクトを通して、神楽屋形をつくり、蟹江町主催のイベントに今より積極的に参加したりその他の地域への演奏活動を行っていきたいと考えています。そうすることで、尾張の神楽太鼓のあるべき姿を多くの方に観ていただくことができるようになります。一時期は途絶えかけたこの伝統芸能を、宗家が復活させた想いとともに、いつまでも未来につなげていきたいと思っています。

 

全国的にも珍しい打法の尾張の曲太鼓を、より多くの方に知っていただく機会を増やしていくことは、地元の子どもたちの誇りにつながると考えています。また、私たち海東流としては、ご支援をしてくださる方がいらっしゃること自体が、活動を続けていく上でとても励みになっていきます。神楽太鼓を習っている子どもたちには、支えてくれる方がいるからこそ活動を続けられることへの感謝の気づきにもなります。

 

老若男女が一丸となって、取り組んでいきます

 

子どもたちは地域の未来です。若い人たちが尾張の伝統文化の担い手となってくれることで、私たちが考えもしなかったアイデアやつながりを生んでくれる可能性があります。そんな未来への導線をつくることで、地域の方々との新たな企画や試みなど、今以上に街の活性化が期待できると思います。

 

ただ、現実としては、立派な神楽屋形があっても伝承の担い手がおらず倉庫に眠っている地域もたくさんあります。そんな地域にも私たちが演奏に行き、担い手になってくれる子どもたちが出てきてくれたらうれしいです。いつか、蟹江町の町民まつりで全地域の神楽屋形揃えによる競演ができるようになったら、きっと見ごたえのある祭りになり、観光スポットに生まれ変わることもできるのではないかと考えています。

 

今回の挑戦は、単に私たちの神楽屋形が欲しいというだけの単純なことではなく、挑戦することの難しさや喜び、感謝の気持ちなどを学ばせていただけるとても良い機会であるとも考えています。それに、他地域でもこのような形の挑戦が広まり、多くの場所で神楽屋形太鼓が見られる世界が実現できることを願っています。最後までがんばりますので、ご支援ご協力のほど、よろしくお願いいたします。

 

A17c9aaa61e80a1bf71d0d850af4e5baa9800bbd
応援よろしくお願いいたします!

 

 

海東流神楽太鼓のメンバーの声

 

①佐藤康弘・代表

僕が海東流を始めたのは小学校3年生の時でした。以来、37年間続けています。太鼓を始めたおかげで、年齢に関係なく仲間ができ、今でもその仲が続いています。また、地元を離れた仲間とも会えば太鼓の話題で盛り上がることができます。代表になって、諸先輩方が伝統芸能を守ってきた大変さが身に染みています。僕の代でこの伝統が途切れることが無いよう頑張っていきたいと思っています。

 

②足立千春・副代表

私の育った地元には祭りがありませんでした。高校生の時に海東流に出会いいつの間にかのめりこんでいました。教えてもらう立場から教える立場へと変わり、「守るべきこと」と時代に合わせて「考えるべきこと」が世の中にたくさんあることを考えるようになりました。また、自分たちの太鼓のルーツを調べることで、いろいろな歴史やつながりを知ることができました。伝え遺すことの大変さを実感した時に諸先輩方への感謝の思いがわいてきて、できることを頑張ろうと思っています。

 

③神田 望 / 淳之介(姉弟)・メンバー

私たちの地域は「海西流」という太鼓が伝承されていました。しかし、教えてくれる方が高齢となり、伝承が難しくなりました。そんな時に海東流が教えに来てくれました。それまでとは違う太鼓だったけど、祭りが続けられることがうれしかったです。それまではなんとなく参加していた祭りに対しても、主体性をもって取り組むことができるようになりました。地域だけでなく海東流としての活動を行うようになって、いろいろなことに対して自然と感謝を伝えられるようにもなりました。

 

④能川雄基・メンバー

地元の祭りで子供会が参加できるようになったとき僕はまだ保育園児だったので参加する3人の姉がとてもうらやましかったのを今でも覚えています。小学1年になって太鼓ができるようになったときはとてもうれしかったです。太鼓を続けたことで仕事や進学のことなど様々な分野で自分の視野を広げることができたと思います。来年社会人になりますが、続けられる限り太鼓は続けていきたいと思っています。

 

④足立有羽・メンバー

母が海東流をやっていた流れから太鼓を始めるようになりました。いろいろな所に演奏に行ったり、ほかの太鼓チームと交流を図ることで友達が増えました。海東流の神楽屋形ができたら私も神楽屋形での演奏ができるかもしれないのでとても楽しみです。

 

<活動実績>

定期演奏:蟹江町でのイベント(町民まつり・邦楽発表会・文化祭など)、那古野神社例祭宵祭り、万松寺スジャータまつりや除夜法会、全国御諏訪太鼓連合会初響大会、その他地域例祭など。

その他:2005年の愛・地球博愛知県ウィーク、2014年ハワイホノルルフェスティバル、2016年国民文化祭太鼓の祭典、2010年2015年和道会ワールドカップレセプション、企業の竣工式や商店街のまつりのオープニング、児童館でボランティア、愛知県太鼓連盟主催の和太鼓の集い、他太鼓団体の記念講演の出演など。

 


最新の新着情報

このプロジェクトを支援する
(※ログインが必要です)