プロジェクト概要

プロジェクトの終了が報告されました

 

広島の離島から希望を灯していく「ゲストハウス 木江宿 庭火」に

薪をくべてくれる『庭火番(にわびばん)』になりませんか?

 

 

大崎上島は、瀬戸内海のほぼ中央部に位置する8500名が住む離島で、広島を代表するレモンの生産が盛んな島です。

 

この島の、木江(きのえ)という、かつて日本で3本の指に入るほど栄えていた港町に、2019年の3月3日、空き家を活用した一軒の宿をオープンさせることになりました。

 

名前は、「木江宿 庭火」。


にわび〈庭火〉とは薪に火をつけ、灯りにした”かがり火”のことを指すと言われています。訪れる人に心温かい"何か"を灯して帰れるゲストハウスにしたいという願いを込めて、この名前をつけました。

 

そして今回、ここにふらっと来ては薪をくべてくれる人『庭火番(にわびばん)』をクラウドファンディングで募集します。

 

※くべる…燃やすために火の中に入れること

 

 

ごあいさつ

 

はじめまして、広島県大崎上島という島でシェアハウスを運営している松本幸市と申します。普段はシェアハウスのオーナーをしながら、離島に移住してくる人と地域の人をつなげる仕事を、町の移住定住アドバイザーとしてやっています。

 

 

それでは、少し長くなりますが、私がこのプロジェクトを立ち上げたきっかけからお話させてください。

 

木江宿 庭火を立ち上げるまで

 

ー4年前に山尻シェアハウスから灯り始めた奇跡ー

 

私は、大崎上島の山間にある50人程度の小さな山尻集落という場所で生まれ育ちました。子供が少ない集落でしたので、アイドルの様にチヤホヤと大事にされて育ちましたが、思春期になると、ただただ「島を早く出たい」と思うようになり、地元の高等専門学校を卒業後、20歳で貨物船に乗りエンジニアとして世界中を航海しました。
 

 

船で世界を回っていた時

 

その中で、フィリピン人のクルーと船上生活を共にすることがありました。水平線しかない船の上。そんな場所でも明るく生きる過ごす彼らの姿に「人生を楽しむ上で大事なのは"場所"ではなく、"自らの心のあり方"一つなんだ」と気付かされたのでした。

 

その後、24歳で島に戻り、母校の高等専門学校で学生に船のことを教えることになりました。私自身の毎日は充実していましたが、島の現状は厳しいものでした。

 

島の高齢化は進み、生まれ育った集落には空き家が増えていく。そして、ある年には子供の頃に孫のようにかわいがってくれていた方々が、孤独死するという悲しい出来事が2件も続きました。


自らの生まれ育った場所が消滅集落になるという危機感、集落全体に広がる悲壮感。この状況を前に、私はなんとか集落に笑顔を取り戻したいと思うようになりました。

 

そして、28歳の時に公務員を退職、起業を決意しました。


まず、集落に空き家になっていた船大工がつくった一軒家を預かった私は、ここを人が集まる場にするにははどうしたらいいのかを考えました。


その中で、広島の限界集落でカフェを始めた友人や、岡山の山村でシェアハウスをしている友人と出会い、「どんな場所であっても、やり方次第で人は集まってくる」という希望をもらいました。

そして、大崎上島に移住者が増え始めた時期だったこともあり、ここに一時的に滞在してもらい、大崎上島を移住先として案内できる場所を作ったらどうかと思いつきました。

 

クレジットカードでお金を引き出しながら古民家を改修。2014年に山尻シェアハウスChikaraとして運営をはじめました。

 


高齢者ばかり集落にできたシェアハウス。最初は「そもそもシェアハウスって何?」っという状態からのスタートでしたが、段々と移住したい若者が集まりました。

 

38名ほどに減った限界集落は、シェアハウスオープンから1年で年100名近い人が訪れるようになり、ちょっとした観光大国に。

 

4年たった今では年400名近くがシェアハウスに泊まり、ここから40名近い若者が大崎上島に移住することとなりました。

 

そして、山尻集落にあった3軒の空き家にも、7名ほどが移住し、山筋に光が灯り始めたのです。

 

私が山尻シェアハウスを運営するにあたって大事にしてきたことは、訪れた人と地域の人が混ざり合い、熱を生んで新たな仕事を生み出し、また新しい風を呼び込む循環する仕組みづくり。

 

自分の居場所を失っていた少女が大崎上島の農家でイキイキと働らき始めたり、絵を書くことを諦めきれなかった女性がイラストレーターとして島には欠かせない存在になったり、人手不足に悩む造船会社に就職し活躍する大学生や、訪問介護で働き毎日高齢者の方と笑顔を交わす女性など、シェアハウスから移住した若者は、島に新たな笑顔と暮らしを生みました。

 

そして、この土地を守り続けた山尻集落の人達は、彼らと接する中で笑顔を取り戻すようになってきたのです。

 

山尻集落の新年会のとき
 
シェアハウスで地域の盆踊りに参加したとき

 


ー今度は山から海を越えて、心を灯していくー

 

シェアハウス開業から4年。

 

集落でなくなりかけた祭りは、移住者した若者と島の人たちが共に過ごす新年会という集落行事にかわり、若者たちが島の人たちと観光協会を立ち上げ、観光層から新たな移住者を呼び込み始めました。


また、島の人口流入は2017年には、島から出ていく若者より入っていくる若者のほうが多い「社会増」に転じてきています。

 

まだまだ空き家もあり、人口も減るなど地域課題がたくさんありますが、懸命に心の火を灯し続ける、力強い島の姿が戻ってきたと感じています

最近ではメディアの取材も増え、大崎上島に訪れたい若者達が増えています。しかし、島に宿泊施設は少ないため、ゲストハウスの需要が次第に増えていきました。

そんな時に、同じ大崎上島の港から近い場所の一軒家を預かってくれないかという話がありました。それは木江(きのえ)というかつて大崎上島で最も栄えていた場所にあった物件。


昭和初期には潮待ちの港と呼ばれ、入港する船の数が日本3位であった港にある宿場町に立つ6LDKの木造一軒家です。港から徒歩30秒、窓からは瀬戸内海の美しい島の景色と潮風が心地よく入ってきます。

 

そんな物件で、世界中から瀬戸内が好きな旅人がフラっときても泊まることができて、その人達が心に火を灯して帰れる場をつくりたい。

ひっそりとした山間にある山尻シェアハウスではできなかったことを、一軒の宿というカタチで表現したいと思い、このゲストハウスを作ることを決めました。

 

かつての宿町を起点に灯し始める"木江宿 庭火"

 

ー木江宿 庭火ー

 

そんな大崎上島にできるゲストハウスは、広島県竹原市または愛媛県今治市から船で、潮の香りを感じながら向かいます。かつて潮待ちの港といわれた場所に降りると、港からすぐの宿場町の入口に"木江宿 庭火"はあります。

 

木江港の景色

 

今回、宿となる港から徒歩30秒の位置にある木造一軒家


玄関柔らかな光を映す漆喰壁は、シェアハウスから移住したフランス人のヴァンくんによるもの。

 

 

通りを照らす18畳リビングには、宿泊者だけでなく島に移住した人達や、島の人達も集まってきます。

 

ここには島のシェアキッチンやコワーキングの役割も果たしていて、キッチン設備やOA機器などもあり、移住したイラストレーターやデザイナー、島の雑貨を作る作家さん、料理を振る舞いに来た近所の方々まで色んな方が集います。

 

 

四季折々でワークショップやイベントも開催。島の人達の日常にふれることが出来ます。

 

 

客室は1階部が男女別のドミトリーになっていています。部屋ごとにテーマカラーがあり、また窓から瀬戸内海の海と共に夕焼けを眺めることができます。今後はヴァンくんによって土佐漆喰の柔らかな光に包まれる空間に変化していきます。

 

 

2階部分は個室と長期滞在者用のためにシェアハウスにもなっています。

 

 

そんな宿は、まだまだ改装途中です…!(2019年1月末完成予定なんです。)

 

 

 

ー私たちが大切にしたいことー


今回の宿では「トコ」と「コト」を提供していくことを大事にしていきたいと思っています。トコは寝床、コトは仕事のことです。

 

この大崎上島には目立った観光地や便利な商業施設などはありません。ですが、たくさんある田舎の課題と向き合いながら、日常から楽しみを生み出し、明るく力強く生きる人達がたくさんいます。

 

どんな場所であっても、どんな境遇であっても自分の心の一つで笑顔になれるということを、この島に来れば体感できると思うのです。

 

訪れた人には宿を通じて私達が、そんな島の寝床と仕事を提供することで、島の人と共に過ごす時間を作り、心温まる"何か"に気づいて帰ってもらえる場になると思っています。

 

それは人によっては、「生き方のヒント」であったり、「人生のメッセージ」であったり、「本当の仕事のキッカケ」であるのかもしれません。

 

私自身、訪れた人が心の奥底にもっていたキラキラした"何か"に出会う瞬間に立ち会えることが本当に楽しみなんです。

 

 


 

 

ー島々に光を灯す拠点としての役割ー

 

ここでは、島での暮らしや2拠点居住など、新しい暮らしにチャレンジしたい方のサポートします。1ヶ月〜3ヶ月まで中期的に住みたい方には、シェアハウスの紹介や移住トライアル施設のご案内、また島のアルバイトやパートタイムの紹介などを。定住したい方には、空き家の紹介や就業や起業までをサポートできればと考えています。

 

木江(きのえ)地区には、かつての宿場町が広がっていて、貴重な空き家がたくさん残っています。そのため、今後は他の空き家も改修し、別館として宿泊施設として利用したり、移住希望の方には空き家の管理者とつなげ、この宿場町に住む方々と灯りを増やしていきたいと思っています。

 

木造3階建てが多く残る木江地区の本通り

 

また、"木江宿 庭火"ができる港は、船で20分くらいで大三島や大崎下島といった他の瀬戸内の島々ともつながりやすい場所にあります。過去に移住相談を受けて他の島々を紹介し移住した方もいますので、このように、瀬戸内海の島々にもココから明りを灯していくことができると思っています。

 

 

 

薪をくべてくれる「庭火番(にわびばん)」200名を募集します!
 

2019年3月3日にグランドオープンを予定しています。そこで今回、"木江宿にわび"の『庭火番(にわびばん)』を200名募集したいと思います。

 

庭火番とは、「"木江宿 庭火"に、これから灯る明りが消えないように、ふらっと来ては薪をくべてくれるサポーター」のことです。


そして、その庭火番は自ら心に柔らかな火を灯していて、その火を他の人へ手渡せるカッコいい大人たちです。ひゅーーー☆


今回、クラウドファンディングで応援していただいた方には、庭火番の証として、「庭火番手形」をお送りします!

 

 

ー庭火番手形の特典ー


①庭火番割引
庭燎番は島の家族です。風が吹けばいつでも里帰りきていただけるように、ドミトリー宿泊料金が通常3,800円(税別)/泊のところ、家族価格の3,300円(税別)/泊で泊まれます。宿泊当日に同時に友人、ご家族2名まで同じ価格で同時に宿泊することができます。

 

②優先宿泊
花火大会などのお祭りのときは、島中の旅館は満室になるほどたくさんの人が訪れます。にわびは花火大会の会場から徒歩30秒。そんな島の晴れの日に優先して予約してもらうことができます。大迫力の花火や、心沸き立つお祭りなどをお楽しみ下さい。

 

③庭火番メンバー限定の特別イベント招待
宿の庭でBBQしたり、春にはトレッキングして絶景を見に行ったり、夏はシーカヤックをしたり、大崎上島を中心にそれぞれの地域で心の火を灯す、やんちゃな大人たちが集まって一緒に楽しめます!

 

④にわびじん会
せっかく宿でつながった人たちと大崎上島だけでなく、それぞれの地域に帰ってつながりを暮らしに活かしてほしい。東京や広島を中心に、島のソトでも庭火番メンバーで合える場を作り私達の未来の暮らしについて語り合います。

 

などなど…!特典を受けることができます。

  
<いただいたご支援の使い道>

皆さまからいただいたご支援は、西日本豪雨災害の影響もありスケジュールが遅れ、工事費用が予定より多くかかってしまったため、その補填として大切に活用させていただきます。

 

【改修前の資金予想】
・初期運転資金  2,200,000円

 開業からの運転資金
・物件購入費   2,000,000円

 不動産購入にかかった費用
・工事費     3,000,000円 

 物件の改修にかかった費用
・備品購入費    500,000円

 電気機器や物品にの購入かかった費用
・その他      300,000円

 消耗品購入や許可申請にかかった費用
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
合計 8,000,000円

【物件改修後、実際にかかった費用】
・運転資金     2,200,000円
・初期物件購入費  2,090,000円(−90,000円)
・工事費      4,795,000円(−1,795,000円)
・初期物品購入費   500,000円
・その他       300,000円
・クライドファンデングリターンにかかる費用 135,000円(−135,000円)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
合計 10,020,000円 

 

= −2,020,000円←この部分の補填として活用させていただきます。

 

最後に

 

「木江宿 庭火」を訪れた人が、誰しもが心の奥底に持っていた大事なメッセージに気づき、心の庭火を持って帰ってもらえる、そんなゲストハウスにしていきたいと思っています。

 

そして、その心の庭火が、次の時代を担う子どもたちを照らしていきますようにー。

 

「木江宿 庭火」にご支援の程をよろしくお願いいたします。最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

 

 

リターン協力者のご紹介

 

*田中真希(3.9dimple)

千葉からリゾバで大崎上島のホテルで働くことになり移住。一度は島を去るもアジアを旅しながら大崎上島へ帰ってくることを決め、2018年から大崎上島・木江へ居住。島の光を操るキャンドル作家。チーム内の踊り子的存在。


*反岡和宏(風待ちの観光案内所)


大崎上島に来たことをキッカケに2015年に神奈川の会社を退職し、広島で実家の反岡商店を引き継ぐ。足繁く大崎上島に通う中で、気がつけば大崎上島観光協会の事務局長に。趣味のカメラを使ってカメラマンとしても活動する。


*照井博恵(アートユニットnaya)。

 

山形県出身。イラストレーターとして地元で活動する中で、他の地域でもイラストを描きたいと移住を決意。2017年から大崎上島町観光案内所のスタッフとして働くかたわら、チラシやイベントのポスターなどのイラストデザインをしている。得意料理は芋煮。


*おおたともゆき(アートユニットnaya)

先にシェアハウスいた兄に大崎上島のことを聴き、ふらっと遊びに来たことをキッカケに大崎上島町観光案内所の立ち上げスタッフとしてスカウトされ2016年に移住。案内所全体のデザインやアートディレクションをしている。通称・画伯。


*ターボさん(ニャンコ同盟) 

 

    

     

松本家カーストの頂点に立つ愛猫。毎朝、新鮮な野菜(猫草)を食べれることに喜びを感じて2017年に飛行機に乗って千葉から山尻集落に移住。

 


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