皆様ご無沙汰して申し訳ありません。

 

 1,2月は寒い日が続いておりましたのと、12月のお披露目に向けて、守る会メンバーはほとんど休みなしに取り組んでまいりましたので、それぞれ本来業務を進めたりと、キハ活動にはあまり時間が取れない状況にありました。

 

 しかしながらエンジン起動時に、本来なら30秒ほどで完了する予熱が1~2分かかっているのと、排気がいつまでも白いことに、早期のメンテナンス必要性を感じた前田会長は、暖かい日に床下のフタを開け、エンジン上部に取り付けられている噴射ノズルを取り外しました。

 そして前田会長が現役当時、DMH17エンジンの補修を依頼していた北九州市内の工場に持ち込んだところ、現在でも同エンジンのメンテナンス技術をお持ちであることが分かり、早速オーバーホールを依頼しました。

 上記はエンジン上部の様子ですが、白い布を差し込んでいるところから燃料噴射ノズルを8本すべて取り外しました。

 

 これがメンテナンス終了後のノズル本体です。

 黄色矢印で示した銀色に光っている部分のパーツがノズルチップと呼ばれる部品で、真っ黒に煤がこびりつき摩耗していたので、8本すべて新品に交換し、オーバーホールを行いました。

 また、ひたちなか社から頂いていた予備ノズルも、汚れはないのでチップはそのまま再利用し、オーバーホールを行って頂きました。

 

 左の箱がひたちなか社から頂いていた分で、右がノズルチップを交換した、キハ2004号から外した分です。

 ノズル16本のオーバーホール、8本のチップ交換で、約13万円の費用を要しましたが、同じ福岡県内の工場でDMH17エンジンのメンテナンスが可能な工場があることがわかり、前田会長も胸を撫で下ろしておりました。

 

 こちらは、エンジンを側面から見た写真ですが、矢印の部分に取り付けられているのが予熱栓と呼ばれる部品で、既に取り外した状態を撮影しています。

 

 これが取り外した予熱栓です。

 下部の丸い針金のような部分が、予熱されると赤くなる箇所で、この部分が万一焼け切れてしまうと、エンジンが起動できなくなってしまうことから、前田会長も早期に予備を確保しておきたい部品の一つです。

 ちなみにこちらもキハには8本取り付けられているので、すべて外し、前田会長が洗浄しましたが、外した時はススだらけになっていたそうで「これで予熱が早くなるはず」と期待されていらっしゃいました。

 

 一方こちらは、年明けにもちらっとお知らせしていた、エンジン冷却水をラジエターに送るための送水管。

 ここで活躍して頂いたのが、へいちく検修OBで、何でも溶接で器用に作ってしまう製作名人のM幹事。

 白い部分がボロボロに腐ってしまっていたので切り落とし、新たにパイプを溶接して取り付けました。

 ちなみにこちらが切り落とした元の管。

 前田さん曰く「見てんない、これ。コレステロールの詰まった血管みたいになってしもうてから。50年も使えば、仕方ないかね~。」と言われておりました。

 

 予熱栓、燃料噴射ノズルの取り付けは2月25日に行い、エンジンを起動させたところ、最初はエアー漏れが頻発しましたが、各部の締め付けを再度行ったところ、無事エンジンが起動しました。

 もちろん、懸念された予熱も30秒ほどに早まり、メンテナンスの効果はすぐに表れました。

 ただ、白い排気はなかなか無色にはなってくれず、前田会長も「シリンダの中が摩耗しとるんかね・・。もう少し調べんといかんね~。」と、今後もメンテナンスを強化していく予定です。

 

 なお、エンジン起動の様子は動画で記録しており、別途フェイスブックで掲載したいと思っておりますので、今しばらくお待ちください。

 

 また、現在キハは、金田駅裏の洗浄線につながる、道路陸橋下の線路上に留置しており、直方方のみブルーシートをかけていますが、近日中に屋根付き車庫に移動し、前田会長による交番検査並みのグリスアップや、雨漏り補修等を行う予定です。

 詳しい日程が分かりましたら、支援者の皆様にはレディーフォーのメールフォームでお知らせいたします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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