
プロジェクト本文
あと少しで終了です。
このクラウドファンディングの期間も残り少なくなりました。私ひとりで始めましたプロジェクトが、こんなに広がりました事に正直驚いております。
そもそもパソコン操作が苦手な私がクラウドファンディングを開始した事自体、突拍子もありませんでした。
最初は絵本出版の機会を、混迷しているキリム産出国のひとつであるアフガニスタンへつなげられたらと思いつきで始めました。
その意思表示をする事が大切だと、思ったのです。
出版された自分の絵本を買って、それをリターンにして集まったお金を寄付したら、アフガニスタンの方たちに私を含めた、参加してくださる方の気もちが伝わるのではと考えました。
それって「キリムへの手紙」になるのではと思い、100冊までなら、なんとか自費で買えるかしら?、区切りもいいしと簡単に思いました。
(著者購入分は定価より安く買えましたが、個人的には100冊は苦しい支出でした(^。^))
しかし私のパソコン操作の拙さを知る家族の懸念通りに難航し、個展の開催時期と重ねるつもりが開始がずれてしまいました。
そして予想を超えて展覧会前後でお気もちをいただけまして、クラウドファンディング上で公開する前に、著者購入分100冊プラス1冊をご購入いただけました。
クラウドファンディング開始後その分を支援に繋げることをご了承いただいて、代理支援からのスタートになった訳です。
カウントは1でも、著者購入のタスクは100冊であって、本来はカウント100なのです。ですから現在120人の応援が集まっている状態です)
個展会場にお気遣いや、お時間をやりくりをしてお越しくださった方々、わざわざご連絡をくださり支援金を郵送してくださった方々、このクラウドファンディングを見てご支援くださった方々。
皆さまに心から感謝申し上げます。
後はリターンの郵送と共に、皆さまのご支援を、きちんとアフガニスタンや現在人道緊急募金を必要としている国々に、日本ユニセフ協会様の手助けをいただきながら、届ける事をきちんと致します。
皆さまのお気もちが、苦しい思いをしている人々、子どもたちへのエールにならばと願っております。
残る期間、大事に活かしますので、更なるご支援をよろしくお願い申し上げます。
ネクストゴールの設定
「遊牧民が織るキリムの絵本をアフガニスタン緊急支援に役立てたい」プロジェクトが、開始3日目で目標達成できました。
それは2.20~2.26出版記念原画展前後にいただきましたご支援を代理支援として反映させていただきました皆さま、そしてプロジェクト開始後にご支援を頂戴致しました皆さまのおかげでございます。
心から感謝申し上げます。
ありがとうございました。
新しくネクストゴールを33万円に設定させていただきます。
ネクストゴールの金額を達成できなくとも、頂戴しましたご支援で寄付は実行させていただきます。
そして少しでも多くのご支援を集める事が、例えば3000円で深刻な栄養不足から子どもを救う栄養治療食が60袋まかなえ、5000円で66家族1ヶ月分の、汚れた水を安全な飲み水に変える浄水剤にもつながっていけるのです。
子どもたちへの教育支援に加え、緊急に命を守る人道支援を少しでも早く届けるために、プロジェクト期間を短く設定しております。
引き続きご支援募集をさせていただきますので更なる応援、どうぞよろしくお願い申し上げます。
▼自己紹介
私は中東の遊牧民の織る布キリムを、30年くらい前から水彩で描いて活動して参りました。
まずキリムの説明をしますと、キリムとは中央アジア、アフガニスタン、イラン、トルコ、コーカサス山脈周辺で生活していた遊牧民が織っていた布です。
遊牧生活のため軽くなるように平織りを使って、塩袋やテント飾り、食卓布など生活用品が作られました。
嫁入り道具として財産にもなりますが、基本は自分たちが生活の中で使うためのもので、母から受け継がれた織り方や文様を持つ布は、売り物にはないおおらかさがあります。
私は日大芸術学部で油絵を学びました。
その傍ら、大学4年生の時に同じく川島織物で基礎を学び、後にタピスリー科でキリムを知りました。
キリムを水彩で描き始めたのは、それから数年経ってからです。
最初はキリムを自分で織るために、文様を分解して組織図を起こしたのですが、織る前の図案を見ていて、もっとキリムらしくしたくなりました。
ゆがみをつけたり着彩している内に楽しくなり、それがキリムを水彩で描いていくきっかけになりました。
それから水彩画をキリム店で飾ってもらうようになり、お店からお借りしたキリムをまた水彩画に起こし、売ってもらったり展覧会を開いたりしていました。
途中織工房を自宅でしている期間は中断していましたが、キリムが好きで、水彩画に描くことは現在に至るまで続けております。
そんな年月の中で、キリムを織っている各国、そしてイスラームにずっと関心を寄せておりました。
▼プロジェクトを立ち上げたきっかけ
今回長年の夢だったキリムの素敵を伝える絵本を、かもがわ出版さんからこの度刊行させていただきました。
私はこの機会を、活かしたいと考えております。
現在キリムを織っていた国のひとつであるアフガニスタンは、タリバンの制圧後混乱は続き、貧困や飢餓、抑圧の中で非情に危険な状態にあります。
絵本の中で、「本書の売り上げの一部は、キリム産出国の主に教育支援に役立てます」と記載させていただいております。
本の売り上げの一部も寄付に充てさせていただきますが、同時にクラウドファンディングという形で社会貢献したいと計画しております。
著者購入しました100冊の書籍を含め行い、それらをリターンにして、少しでもまとまった支援金を日本ユニセフ協会「人道危機緊急募金」によって、アフガニスタンにこの冬には間に合いませんでしたが、現地に早急に送りたいと思っております。
それがこのクラウドファンディングを、立ち上げましたきっかけです。
※クラウドファンディング開始が予定より遅れましたので、個展開催前後で、著者購入100冊分をお求めくださいました方に、クラウドファンディング参加の意思を確認させていただきました。そしてクラウドファンディング開始後に、お預かりしました支援金でご参加いただく了解をいただきました。
キリムを通して共感している国の方たちが、困っているなら手助けしたい。
そこに思い浮かぶのは大きな国としてではなく、キリムを織って喜んでいる織り手の笑顔であり、現在その笑顔が曇り、苦しんでらっしゃる姿なのです。
私は彼女らの文化であるキリムを、そのまま描かせていただいた今までの感謝を込めて、織ってくださった歴史を持つ人々に恩返しをしたいと思っています。
見つめるのは国ではなく、人であり、その事に気づかせてくれたキリムに感謝しながら支援を送り、受け取ってほしいと願っています。
▼プロジェクトの内容
目標は、著者購入100冊分、また101冊目以降によって、寄付を集める事です。
集まりました支援金は、日本ユニセフ協会を通じて寄付させていただきます。
人道危機募金は、その時の状況により支援先が変わります。
対象国を限定できませんが、現在はイエメン、コンゴ、アフガニスタンの各国になっております。
寄贈先 日本ユニセフ協会人道危機緊急募金アフガニスタン
ユニセフ協会様から、このクラウドファンディングにおいての名義等使用と受託同意の許可をいただいております。
収支報告は、私のホームページにおいてもご報告させていただきます。
http://www.kilimcafe.com
著者購入100冊分までに関しましては、支援金に対しまして手数料、決済手数料、税金を引いた87%を寄付額と致します。
101冊目からは、手数料、決済手数料、税金、書籍代、郵送料を引いた8%を寄付させていただきます。
かかります諸経費が変わりますため、リターン項目を分けさせていただきますので、ご了承くださいませ。
他のリターンに関しましては、支援金から手数料、決済手数料、税金、商品代、郵送料を引いた分を寄付に充てさせていただきます。
▼プロジェクトの展望・ビジョン
現在アフガニスタンを統治するタリバンの暫定政権は、中高生年代の女子学生への通学禁止に加え、小学校や大学の再開を認めていたのにも関わらず、2022年12月20日女性が大学に通う事を停止する発表をしました。
これにより、女子学生は教育の機会を更に失い、医療、教育関係の女性職員が家計を支えていた多くの家族に貧困をもたらし、国として将来的にも影響が出ることになります。
そんな中、経済的困窮から幼い子を嫁がせて借金を返すという児童婚が行われ、学校に行かない小学生も対象になり、更に増えていく事態が予想されています。
タリバンを支持する地方の多くでは、女性は10代で結婚し、家事や育児をするのが役割だという考え方が根強く残っています。
遊牧民の布キリムは、昔からのそういった生活様式の中で培われ、嫁入り道具として、必需品として、移動しながら機を織り、部族の誇りを込め、自分たちの空間を彩り、生活を守るための大切な文化でありました。
またキリムのデザイン化された文様は、イスラームの教えで絵画的表現が許されない偶像崇拝禁止に拠りますが、女性の識字率の低さが文様で意味を表し、伝達する手段にもなり得ていた背景もあるのです。
私はそれぞれの民族の持つ宗教、文化、風習に基づく考え方は、彼ら自身のものであり、否定するのではなく違いを認め、賢く工夫しながら同じ時代を共生していく模索が重要であると考えています。
それを前提に、現在貧困に喘ぎ、教育の機会を奪われていく女性たち、それをせざる得ない家族の苦しみを前に、支援の手を緊急に集めたいのです。
この1年間アフガニスタンの政治情勢を知るにつけ、学校に行きたいと願う女子学生に、自分は何もできないのではないかと困惑していましたが、何もしない訳にはいかないと思いました。
わずかな金額でもパブリックに集める事が、私たちからの意思表示になります。
私はキリムが大好きです。
ゆがんでいたり、色が途中で急に変わったり、おおらかでやさしい、息づかいのする布。
時代も宗教も民族も違うのに、その布には子供を授かりたい、家族を外敵から守りたい、お金もちになりたいといった私たちと同じ願いが込められているのです。
その手紙のようなメッセージ、「キリムからの手紙」を受け取り、描かせていただいた絵本が私からの返信、「キリムへの手紙」であってほしいと思っています。
そしてこのクラウドファンディングが、学校に行きたい、生きていたいと切実に思っているアフガニスタンの、そして困っている国々の男女を問わない子供たちに、皆さまからのお気もちを集めて伝える返信、「キリムへの手紙」になってほしいと心から願っております。
どうぞ、ご賛同、ご支援をよろしくお願い申し上げます。
- プロジェクト実行責任者:
- 中西悦子
- プロジェクト実施完了日:
- 2023年4月10日
プロジェクト概要と集めた資金の使途
出版した絵本「願いを伝える遊牧民の布キリムからの手紙」による寄付促進のため、ホームページ情報更新と個展の開催。支援金から諸経費を引いた分を、ユニセフのアフガニスタン緊急支援の寄付に充てる。
プロフィール
中東の遊牧民の布キリムが大好きです。 30年近くキリムを水彩で描いたり、文様をティーカップに絵付けしたりして、活動しております。 長年描いてきましたので、キリムを織っている国々にとても親近感を持っています。
リターン
1,000円+システム利用料
感謝のメール 活動報告
感謝のメールを、活動報告と共に送らせていただきます。
- 支援者
- 3人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2023年6月
2,500円+システム利用料

絵本「願いを伝える遊牧民の布 キリムからの手紙」 著者購入分
西アジアから中央アジアの遊牧民の布キリムの説明や、文様の解説を通して、異文化への共感をいざなう絵本です。
2023年1月20日 かもがわ出版より刊行。
- 支援者
- 1人
- 在庫数
- 完売
- 発送完了予定月
- 2023年6月
3,000円+システム利用料

「願いを伝える遊牧民の布 キリムからの手紙」
西アジアから中央アジアの遊牧民の布キリムの説明や、文様の解説を通して、異文化への共感をいざなう絵本です。
サイン付きです。
2023年1月20日 かもがわ出版より刊行。
- 支援者
- 13人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2023年6月
18,000円+システム利用料

ジークレー版画 「サソリと流れる水」
美術館のミュージアムショップで採用される精度の版画です。
モチーフは「サソリと流れる水」
家族が守られ、幸せや命がずっと続く事の祈りが込められてます。
額縁インチサイズ(254×203㎜)
サイン、額付きです。
- 支援者
- 2人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2023年6月
18,000円+システム利用料

ジークレー版画 「つがいの鳥と豊穣」
美術館のミュージアムショップで採用される精度の版画です。
モチーフは「つがいの鳥と豊穣」
夫婦が健やかで、恵み多い事を祈ります。
額縁インチサイズ(254×203㎜)
サイン、額付きです。
- 支援者
- 1人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2023年6月
18,000円+システム利用料

ジークレー版画 「星と羊の角」
美術館のミュージアムショップで採用される精度の版画です。
モチーフは「星と羊の角」。
あなたの幸せと、繫栄を祈ります。
額縁インチサイズ(254×203㎜)
サイン、額付きです。
- 支援者
- 0人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2023年6月
プロフィール
中東の遊牧民の布キリムが大好きです。 30年近くキリムを水彩で描いたり、文様をティーカップに絵付けしたりして、活動しております。 長年描いてきましたので、キリムを織っている国々にとても親近感を持っています。