支援総額
目標金額 2,500,000円
- 支援者
- 144人
- 募集終了日
- 2022年11月30日
英霊の「みこころ」とご事蹟を後世へ|靖國神社遊就館改修にご支援を
#地域文化
- 現在
- 44,270,000円
- 支援者
- 1,937人
- 残り
- 4日
小さなお寺の大切なたからものを一緒に守り、伝えていただけませんか
#地域文化
- 総計
- 119人
九七式中戦車改、里帰り直前の急展開!?輸送費用のご支援を
#国際協力
- 現在
- 8,255,000円
- 支援者
- 444人
- 残り
- 25日
日本の心を未来へ繋ぐ|明治の日本を守った「瀧善三郎」について舞台化
#地域文化
- 現在
- 514,000円
- 支援者
- 50人
- 残り
- 5日
守り伝えられる文化を未来へ 令和6年能登半島地震文化財復興緊急支援
#災害
- 現在
- 1,012,000円
- 寄付者
- 92人
- 残り
- 5日
ドクタージェット、ついに全国の空へ。医療現場での普及活動にご支援を
#子ども・教育
- 総計
- 57人
「防衛技術博物館を創る会」のマンスリーサポーターを募集します!
#地域文化
- 総計
- 367人
プロジェクト本文
昨日(11月24日)、お陰を持ちまして仁王像クラウドファンディングの目標金額を達成いたしました。多くの支援者様に感謝を申し上げます。
残りの期間、更なる復興の礎とすべくセカンドステージに進みますので、宜しくご支援の継続をお願い申し上げます。
合掌
金山寺住職 岸本 賢信
この度は、金山寺復興プロジェクトに多くの応援をいただき、誠にありがとうございます。
皆さまからの多大なるご支援により、10月13日よりスタートした本クラウドファンディングは、第一目標金額である250万円を達成することができました。
仁王像の修復を足掛かりとして、火災によって失われてしまった本尊・本堂を再建、現在の客殿の大修繕を実施し、在りし日の姿を取り戻すとともに、今まで金山寺にご縁をいただいた多くの方々の想いを途切れさせることなく後世へと繋いでいく所存でございます。
はなはだ恐縮ではございますが、引き続きネクストゴールとして500万円を掲げ、金山寺再建の工事費用の一部を募らせていただくことといたします。皆様から頂くご支援は、仁王門及び仁王像の修復工事完了後、より多くの方々をお迎えすることができるよう、次のような費用の一部として活用させていただきたいと思います。
・お寺にお見えいただいた方向けの駐車場整備費用
・金山寺の庭園整備費用 他
【留意事項】
仮にネクストゴールの金額を達成できなかった場合も、自己資金を元に実施させていただく予定です。本件何卒ご了承くださいませ。
最後に、これまでの皆様のご支援やお気持ちをしっかりと受けとめ、1300年の歴史を有する金山寺の復興に向けて、引き続き精進いたします。
改めて御礼申し上げますとともに、変わらぬ応援とご支援の程、何卒よろしくお願い申し上げます。
金山寺は、天平勝宝元年(749年)に人王48代孝謙天皇の勅願により地の高僧報恩大師が開山した古刹であります。平安時代の末には臨済宗の開祖栄西も修行し、戦国時代には大名の豊臣秀吉や宇喜多直家が岡山市街全体の守護所として定め信仰を集めて隆盛した備前第一の霊場であります。
然しながら、明治以降荒廃し建物も老朽し、平成24年に発生した火災により御本尊千手観音と共々に国指定重要文化財の本堂を焼失し、近年は衰退の究でございます。
私は、この岡山の地で1300年の歴史を誇る金山寺が廃れて朽ちる事が忍びなく、着任以来微力ながら客殿の修繕や庭園の整備を進め拝観事業を開始し、本年は岡山市指定文化財の山門(仁王門)の修理も始め少しづつ復興を進めておりますが、藩主の宇喜多家や池田家が代々庇護し整備してきた伽藍を本格的に復興するには非力であると感じております。
また、過疎化・少子高齢化により檀家も減少し、広大な境内と文化財を有する伽藍を維持する事に大きな不安もございます。
そこで、本年より本格的に当寺の復興を目指し、仁王像(阿形・吽形)の修繕を行うため、クラウドファンディングを立ち上げることを決意いたしました。檀信徒のみならず、是非広く一般の市民や企業の皆様のお力をお借りして、金山寺の復興が実現出来ますように宜しくご理解とご支援をお願い申し上げます。
合掌
令和4年7月吉日
金山寺住職 岸本賢信
今回のプロジェクトは、仁王門に安置されていた仁王像の修繕事業として実施いたします。そして来年3月の仁王門落成の折に合わせ、仁王像を再び力強いお姿でお披露目できることを願っております。
岡山市の指定重要文化財である仁王門の修復は、自治体からの補助金等の活用ができますが、仁王像に関しては、未指定の文化財ゆえ、自治体から補助金等の活用は難しいのが現状です。
仁王像は仁王門と同じく、長い歴史を有する岡山県の貴重な文化財であることに変わりありません。
そのため、クラウドファンディングを通じて多くの皆様に金山寺のことを知っていただくと共に、仁王像の修復費用としてご協力を賜りたいと考えております。
山門(仁王門)について
山門は、江戸時代初期の正保2年(1645年)に岡山藩祖池田光政公のご寄進で建立されたもので、岡山市の重要文化財に指定されております。
金山寺山門の扁額は『銘金山』と山号が記され、現状は経年により彩色が剥がれて無地でありますが、元々は色鮮やかに岩絵具で塗られた極彩色の仕上げでございました。今回の山門の修復工事に伴い、扁額も修理して極彩色を復元いたします。
扁額の歴史的価値
この扁額の筆者は高名な書家で、江戸時代に活躍した良尚法親王です。
良尚法親王は後水尾天皇の猶子として親王となり、出家して天台座主等も歴任して晩年に京都の曼殊院を現在地に移して門跡寺院として完成された方です。
書道絵画華道等多彩に才能に恵まれた方で、当代一流の文化人として活躍されました。
金山寺の扁額は山門の完成から15年後の萬治3年(1660年)に良尚法親王によって揮毫され山門に取り付けられました。
岡山藩が相当な熱意を持って扁額を法親王に揮毫を依頼し、山門に納めたことは想像に難しくありません。天皇の宸翰に次ぐ位である、親王の揮毫を用いることは、金山寺の格を押上げ、施主である岡山藩の権威を増すこととなりました。
浅草寺山門と雷門の扁額は同じく良尚法親王が揮毫していることでも知られており、今日でも浅草の象徴となっております。そのため、金山寺山門の扁額は東京都浅草寺の山門と雷門の扁額と兄弟と言えます。
(良尚法親王画像 ‐京都・曼殊院提供)
仁王像とは
釈迦が入滅されるまで護衛に当たっていたと言われ、古くから寺の門番として災難から人々を守っていただいております。
仁王像は池田光政に寄進され、本堂南側の仁王門に安置されていましたが、現在、仁王門の修繕工事の施工中のため、仮本堂にお祀りされております。
仮本堂
長年の風雨にさらされた結果、阿形は顔と右手が大きく欠損しており、自立が困難で現在は台に固定して自立しています。さらに吽形は右足の右手の指がなくなり、足が割れていて阿形と同様、台に固定せざるをえず、大変痛ましいお姿となっています。
この仁王像の制作時期は伝わってはおりませんが、玉眼によって仁王像の表情が力強く表現され、筋骨隆々とした胴体は、鎌倉時代の特徴をよく表しております。
鎌倉時代の仏像彫刻は天平の古典様式と宋風の形式が融合した、武士の時代にふさわしい写実的な表現がほどこされ、他の時代に比べて圧巻の躍動力と生命力が感じられるのが特徴でございます。
何世紀にも渡り引継がれてきたこの仁王像、そして金山寺の歴史と伝統を次世代に伝承していくことが我々の使命だと考えております。
スケジュール(予定)
県内最古刹の寺院 金山寺
当時の孝謙天皇の祈願を受けて「備前四十八ケ寺」を開いた高僧報恩大師が749年(奈良時代・天平勝宝元年)に設立しました。比叡山、高野山、清水寺に勝る長い歴史をもつ古刹でございます。寺伝によると京都清水寺は、金山寺を設立した報恩大師の弟子である延鎮によって開かれたと言われています。
歴代報恩大師や豪円などの高僧が、平安時代末期には、臨済宗を開かれた栄西も修行をし住職を務め、数々の修行僧を育てるお寺となり、江戸時代においては、池田藩、そして徳川将軍家の庇護をうけるなど、岡山県下のみならず、全国でも重要な位に位置する名刹でありました。
江戸幕府3代将軍家光の肖像画もここ金山寺に所蔵されていた(現在は岡山県立博物館に収蔵)ことからも、金山寺の当時の様子を伺い知ることができます。
(江戸幕府3代将軍 徳川家光 肖像画) (左から 栄西禅師 当山中興
報恩大師 開山
心淨大師 当山二代目 )
歴史的文化財の数々
国・県・市より重要文化財として多数指定を受けており、他にも、東京浅草寺の山門や雷門と同じ作者(良尚法親王)である仁王門の扁額や、栄西が宗での修行から持ち帰った仏具・衣(県立博物館に収蔵)、仮本堂横の客殿には岡山藩主池田家の御成の間・茶室・厠・風呂などが当時のままの姿で残されています。
焼失前の阿弥陀如来坐像
栄西が宗での修行から持ち帰った仏具・衣類
(岡山県立博物館に収蔵)
金山寺客殿拝観のしおり
行事伝承
金山寺には報恩大師が始めたとされる温座秘密陀羅尼会が伝わっています。7日間168回の御祈祷を昼夜不断で行い、僧侶の座も冷めぬことから温座とも言います。1712(正徳2)年には東京浅草寺に伝わり、現在でも厳格に行われており、金山寺と浅草寺の深い縁を感じられます。
他にも、奈良時代に報恩大師が創建して以来約1300年伝わる伝統行事「会陽裸祭り」を県内各所に先立って行うなど、様々な行事や伝統を守り継いでいます。
平成24年12月未明、金山寺本堂から出火し、桃山時代初期とされる木造平屋建て瓦ぶきの本堂(国重要文化財)約165平方メートルが全焼。
本堂に安置されていた木造阿弥陀如来坐像(岡山県指定重要文化財)や岡山県下最大の大きさであった天井伽藍のほか、本堂に安置されていた文化財のほとんどが灰燼に帰しました。
(本堂消失を伝える当時の新聞記事 2012年12月25日山陽新聞朝刊)
(山陽新聞より許諾を頂いております。)
火災直後の金山寺の様子
(金玟淑(2013).「金山寺本堂の火災について」『歴史都市防災論文集』Vol.7, p.244,p.247.
筆者より、許諾を得て掲載しております。)
今年で本堂消失からちょうど10年の節目を迎えますが、まだまだ再興の途中です。
金山寺の住職に就任した当時は私ひとりであったため、緊急性の高い箇所の修繕やグッズの作成など、少しずつ再興後の姿を想像しながら歩みを始めていましたが、昨年から事務員さんを新たに雇用し、お寺の維持管理や拝観者対応をお任せできるようになり、現在は復興に向けた取り組みを加速させていこうと気持ちを新たにしているところでございます。
1300年以上前からたくさんの人々に守られ,信仰を集めてきた「金山寺」を、岡山の貴重な歴史的文化財として保護し後世へと伝承していくために、山門の修理とその中の仁王像の修復を金山寺復興の第一歩として行いたいと考えております。
金山寺創建1300年となる2049年を目途として、それぞれのフェーズに分けて取り組みを行ってまいります。まずは仁王門・仁王像の修復を足掛かりとして、駐車場の整備・庭園の修繕等の環境整備を行います。
そして火災によって失われてしまった本尊・本堂を再建するとともに、現在の客殿の大修繕を実施、在りし日の姿を取り戻し、地元の方々の憩いの場・コミュニケーションの場として生まれ変わらせると同時に、奈良時代から伝わる歴史や貴重な文化財、そして今まで金山寺にご縁をいただいた多くの方の思いを途切れさせることなく後世へと繋いでいく所存でございます。
これからの時代の金山寺の在り方や、県内最古刹である金山寺だからこそ発信できることはなにか。奈良時代から続く伝統を今、後世に伝えることの意味。これからの金山寺の活動が皆様の希望となるよう願います。
皆様のあたたかいご支援を、どうぞよろしくお願い致します。
- プロジェクト実行責任者:
- 宗教法人金山寺 代表役員 岸本賢信
- プロジェクト実施完了日:
- 2023年1月31日
プロジェクト概要と集めた資金の使途
仁王像の修復のために250万円使用します。
あなたのシェアでプロジェクトをさらに応援しよう!
プロフィール
岡山県金山寺で住職をしております。 地域の方々とのコミュニケーションを通して、奈良時代から伝わるこの伝統を後世に繋げるべく日々活動しております。
あなたのシェアでプロジェクトをさらに応援しよう!
リターン
5,000円+システム利用料
金山寺 角大師のお札
金山寺 角大師のお札をお届けします。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
●お寺からの感謝状
●角大師のお札
- 申込数
- 18
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2023年1月
10,000円+システム利用料
オリジナルお守り(招き猫の巾着守り)
金山寺オリジナルお守りをお届けします。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
●お寺からの感謝状
●角大師のお札
●オリジナルお守り
(色・デザインはランダムでお届けいたします。ご了承くださいませ。)
- 申込数
- 12
- 在庫数
- 88
- 発送完了予定月
- 2023年2月
5,000円+システム利用料
金山寺 角大師のお札
金山寺 角大師のお札をお届けします。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
●お寺からの感謝状
●角大師のお札
- 申込数
- 18
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2023年1月
10,000円+システム利用料
オリジナルお守り(招き猫の巾着守り)
金山寺オリジナルお守りをお届けします。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
●お寺からの感謝状
●角大師のお札
●オリジナルお守り
(色・デザインはランダムでお届けいたします。ご了承くださいませ。)
- 申込数
- 12
- 在庫数
- 88
- 発送完了予定月
- 2023年2月
プロフィール
岡山県金山寺で住職をしております。 地域の方々とのコミュニケーションを通して、奈良時代から伝わるこの伝統を後世に繋げるべく日々活動しております。