散逸している明治・大正期の彩色木版口絵を後世に残したい!

朝日智雄氏のコレクションからデータベースに収録される作品をご紹介させていただきます。第五回目は久保田米僊と小堀鞆音です。

10.パリ、シカゴ万博に参加して画帖を出し、日清戦争にも従軍して描いた久保田米僊は木版口絵の作品として、明治２４年山田美妙著『丸二つ引新太平記』(春陽堂)を出している。

11.東京美術学校で教鞭をとった小堀鞆音は、歴史風俗画に為に有職故実の研究に努め、明治31年幸田露伴著『西行逢妻』(「文芸倶楽部」博文館)の木版口絵を描いている。