今回のくろがね四起修復プロジェクトの発端となった、車両寄贈者の京都の日工自動車の永田社長(左)と、戦中から戦後に渡り「横浜くろがね商会」にて整備に携わった駒井氏(右)が、カマド本社修理工場に来社されました。

今回のプロジェクト初動期に、修復前の実車を見学に来られた駒井氏から、車両の出自を訪ねられ、京都の元くろがね販売店さんとお伝えしたしました。すると、永田社長のお名前をご存知でこちらがびっくり!

 

実は永田社長は昭和30年代初めに「横浜くろがね商会」にてメカニック修行されていたとのこと。お二人は日本内燃機解散後は自然と音信不通となっており、積もる話もあるのでお会いしたとのことで、今回の会合となりました。

 

50年ぶりの再会に話しも弾みますが、そこはお二人とも元メカニックです。現物を前にして、部品の点検要領や修理のポイントなどをしっかりと伝授して下さいます。

60年以上前のことなのに、刻まれた記憶はしっかりと蘇るようです。実際に本当に参考になりました。

 

ご覧の通りドライブトレーンはバラバラの状態でしたので、各部を見ながらアドバイスを貰う事ができた他、部品によっては交換指示や調整のコツも聞けるなど収穫の多い数時間となりました。

 

こちらは10月末現在の永遠ボディー様の様子。

 

ボディーの方も概ね形になり、現在は細かい部品に着手しているそうです。

 

11月末に三度目となるモスクワ訪問調査に行って参ります。今回の訪問では、実際に足りない部品の内、何点かを持ち帰る予定でおります。皆様に良いご報告が出来ますように、引続き頑張って参ります。

 

ご支援者の皆様から質問がありましたのでご回答致します。

度重なるモスクワ訪問について、Readyfor?募集時には明記されていなかったがどうなっているのか?というご質問です。3回のモスクワ訪問の旅費については、基本的に実費個人負担で渡航しております。一部経費についてはNPO法人防衛技術博物館を創る会の活動費より別途支出しておりますので、皆様からの支援金はくろがね四起修復のみに、間違いなく充てさせて頂いておりますのでご報告致します。

 

実行者:小林 雅彦