レストア作業も最終工程に差し掛かりました・・・

仮組みした車体をもう一度分解して、塗装作業に入りました。

まずは部品の裏側や、内側を塗装して行きます。

このあと乾燥させてから、いよいよボディー外側の塗装作業に入ります。

 

錆び錆びだったフレームは、ボディーより一足早く塗装完了です。

これから順番に組み付け作業が始まります。

まだまだ足りない部品や、調整が必要な部品がありますので油断は出来ませんが、どんどん形になって行く工程に入りました~♪

 

今回の修復計画に於いて一番の懸案事項であり、当初から時間を掛けて調査していたのがくろがね四起前期型の内装です。残念ながら、現段階でも有力な資料は発見出来ません。引き続き調査は続けて参りますが、リアシートの形状が助手席のそれと同じであろうことはロシア取材と、リアシートの一部が写っている唯一の当時写真から判明した以外は、すべて推測の域を出ません。

 

推論や推測で修復作業を進めることは非常に危険であり、後戻り出来ない恐れがあります。また、出来るだけ当時のボディーを残すという前提での修復作業が煩雑になり、当初の見積もり以上にボディー関連の修復作業に費用が掛かっていることもあり、今回は内装についてはフロントとリヤの座席のみ復元に留めて内張りやリアシート肘掛については写真資料等が発見されるのを待つことに決しました。

 

外見上は往時の姿をほぼ再現します。完全にと言えないのは、当時と同じパターンの国産タイヤが入手出来ないからです。同サイズでパターンが似ている欧州製のタイヤを装着して完成することになります。有名な某メーカーが運営する自動車博物館の修復担当者様や、複数のメーカー関係者様を通じて国内大手タイヤメーカーに製作を打診したのですが、我々の力が及ばず実現出来ませんでした。

 

しかし当時のオリジナルフレームに、オリジナルエンジンと変速機を搭載、そして出来るだけ当時の部品を残したボディーを架装した、国内で唯一のくろがね四起前期型が完成することに変わりはありません。

 

支援者の皆様に、一刻も早く往時のエンジン音をお届け出来る様に引き続きがんばります。

 

実行者:小林 雅彦

 

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