発掘ニッポン『究極の香るジャパニーズティー』プロジェクト

こんにちは。

当プロジェクトに興味を持ってくださりありがとうございます！

 

今回、奄美大島の地みかん「クサラ」と日本茶のブレンド商品『わっぜぇ香るん茶ど』の開発を担当した末吉製茶工房の又木です。 

 

さて、前回は、初めてクサラと出会った時の印象と、試作品を作り始めた時の迷い（と言えば聞こえがいいですが、要するにポンコツ感 ><.）を綴らせてもらいました。 

 

（前回のお話はこちら）

 

 

繰り返しになってしまいますが、お茶っ葉のブレンドや焙煎は経験があるのですが、クサラは初めての素材。

最初は、とりあえずお茶と同じようにお湯で淹れてみれば何かわかるだろう、と軽い気持ちで始めたのですが、、

 

「あれ？（お湯にくぐらすと）香りが薄まる？」

 

いきなりつまづきました…笑

せっかくの上品な香りが薄くなってしまうという想定外の結果に…

 

元々、原材料として使えるクサラの量は限られていたので、むやみやたらに試してみるわけにもいきません。。

 

 

しかし、これは思わぬことで解決しました。

 

香りが薄まってしまった原因、その答えを先に言ってしまうと、実は最初にお湯にくぐらせた時に使った皮が大きかったから、でした。

 

何がきっかけでそのことに気づいたかと言うと、、

とりあえず、香りが薄まるのをどうにか解決しないとなと考えつつも、現実逃h

 

では決してなく(笑)、原材料の品質が劣化しないよう、まずは保管しやすくするため、そのままではかさばってしまうクサラの大きな皮を砕いて細かくすることにしたんです。

 

 

砕く作業を始めてからしばらくすると、

 

「ん？」

 

作業部屋にクサラの香りがどんどん満ちていくことに気づきました。

 

もしやと思って、早速、細かく砕いたクサラの皮をお湯にくぐらせてみました。

 

 

結果は、、

 

「いける！」

 

 

香りは薄まることなく、含んだ口の中で広がってくれました。

 

最初に試作品を作る時、お茶っ葉と同じ感覚で、クサラの皮の「重量」には着目していました。

しかしながら、クサラの場合はもう一つ、「大きさ」がキーだったのです。

 

同じ重さでも、例えば大きい皮１枚を使った場合と、小さく細かく砕いた皮を何枚も使った場合とでは、お湯をくぐらせた時の香りが違いました。

 

これは、香り成分が揮発する表面積が違うからなのか、皮の内側に香り成分が豊富に含まれているからなのか、etc...

正確な答えはわからないのですが（すみません…）、とにかく「なるものはなる」。

偶然の気づきで先に進むことができました。

 

が、壁を一つ越えれば、その先にまた新しい壁が現れます。

クサラの香りの引き出し方はわかりましたが、お茶の香りと上手く融合させることはまた別の話。。

 

ここから先については、企業秘密、、

 

ではなく、長くなってしまったので、また次回に繋げたいと思います！

 

最後まで読んでくださりありがとうございました！

 

 

目標達成に向けて、引き続き邁進して参ります！

 

応援よろしくお願いいたします^^