プロジェクトにかける想い。

5月17日から開始したプロジェクトも中盤にさしかかり、
本当に多くの皆様から温かいご支援を賜り感謝の気持ちでいっぱいです。

あらためて、くすのきの代表である私、那須より皆様に、本プロジェクトにかける想いを綴らせていただきます。


今プロジェクトの立ち上げに際し、
「くすのきで暮らす240頭の猫達に必要な医療をかけ譲渡に繋げたい」
という願いがありました。


2021年7月に発災した熱海土石流災害をきっかけに、過去に例が無いほどの猫達をレスキューすることになり、大所帯となったくすのきを待っていたのは、
240頭もの猫達の心身のケアと新たなお家探し。



これまでであれば、譲渡型保護ねこハウス『旧・Temple Cat』に
遠方から里親を希望する方々が訪れて、譲渡もできていたはずでした。

そんな矢先、昨年末に発生したビル管理会社の撤退により『Temple Cat』が移転を余儀なくされました。


プロジェクトページにも記載している内容となりますが、現在、猫たちは第三シェルターに移動をし、あらたに『新生・Temple Cat』としてオープンするところまでようやく進めることができた、というところです。




熱海土石流災害もあり大所帯になってしまった240頭の子たちを、ここで新たな里親さまたちに来てもらい、第二の幸せな猫生へと繋げたい。譲渡サイクルをあげるための基盤をつくりたい。


しかしながら、持病や障害など重い病気の子は譲渡先がみつかりません。
現在、重い病気や障害を抱える子達は30頭を超え、この子達だけでも毎月の医療費は30～50万円ほどかかります。


ですが、病気があるからといって、
医療ケアや譲渡を探す活動をあきらめるわけにはいきません。


240頭もの子達を第二の猫生に繋げるためには、必要な医療費を工面し、運営を正常に戻し、『新生・Temple Cat』の安定稼働に繋げたいのです。



また、そもそも生まれながらに野良猫として生きなければいけない子をなくしたい。
そのためのTNRも実施しています。

そうして、保護しなければならない子を減らしていかなければ、
この活動は終われないからです。

不幸な命を生まれないようにする。
そんな蛇口を閉める活動も同時に行っています。



そして、過酷な環境から私たちの元へ辿り着ける子はごくわずか...
だからこそ、私達の元へ辿り着いてくれた子たちは、必ず幸せに繋げたい、と思っています。


不幸な命をなくすためには、
保護した子を健康にして、譲渡すること
そもそも不幸な命を生まれさせないという、この両軸を適切に対応しなければなりません。



そこで、みなさまに改めてお願いです。
 

どうか、くすのきを信じてご支援・応援の輪を広げていただけませんでしょうか。


今回のご支援で医療費を賄い、
Temple Catの安定稼働につなげてまいります。
そして、ゆくゆくは熱海市の野良猫をゼロにしていきたいと思っています。


私たちだけでは力及ばず、皆様のお力が必要です。
どうかあたたかいご支援をよろしくお願いいたします。