支援総額
目標金額 800,000円
- 支援者
- 100人
- 募集終了日
- 2016年11月16日
【講座内容紹介】第10回 開発教育(ワークショップ)
講師:木下理仁氏(かながわ開発教育センター事務局長)
今回の講座ではかながわ開発教育センター事務局長の木下理仁氏は「話し合う場をどのようにうまく作っていけばよいか」という問いを受講者に投げかけました。意見交換、経験の共有、グループとして活動するにあたってのコミュニケーション力がとても大事です。どのようにそれらの能力を参加者全体が身につけられるかを考えました。
まずはペアで話を引き出す方法を体験してみました。最初にAさんはBさんをパーティーに誘っているのですが、Bさんは毎回断るというパターンでAさんは説得力を活かさないといけない立場になりました。この体験によって相手に毎回話を否定される場合、話が進まないということを実感しました。
次にまた二人の間のロールプレイとしてBさんはAさんをパーティーに誘って、Aさんは是非参加したいというだけでなく、次々にAさんとBさんとの間にいろいろな提案を出して、どうやってより楽しいパーティーができるかという話が展開しました。ペアによると居酒屋でのカラオケ・パーティー、ホームパーティーや寝袋を持ち込む泊まりパーティーなどのアイディアが出ました。相手が積極的に話を聞いて、またさらに何かを提案するととても健全的な話し合いになるということが分かりました。この体験でYes, and …とNo, because…の反応の違いは明確になりました。
二人の間のコミュニケーションが成立したら、今度はグループで話し合うことになりました。5~6人くらいのグループに分けて、2つのグループは「良い会議・話し合いを実現するために何が必要か?」、また1つのグループは「悪い会議・話し合いはどのようなものか」という問いに対して、それぞれのメンバーがポストイットにどんどんアイディアを書き出しました。このプロセスは「ブレイン・ストーミング」というものです。木下先生はこのプロセスのために3つのルールを提示しました。
ブレイン・ストーミング
1. たくさん出す(質より量)
2. 批判(否定)しない
3. 演説しない(短く話す)
5分以内に受講者は一生懸命アイディアを書き出して、その後いろいろ相談しながら、そのアイディアをカテゴリー化して、整理しました。「悪い会議・話し合いはどのようなものか」を担当したチームからは、「時間が守られていない、環境が悪い(部屋がくらい、タバコくさいなど)、準備不足、まとまらない、共通意識があまりない」などという問題が指摘されました。また「良い会議・話し合いを実現するために何が必要か?」のチームでは「言語サポート、友人・知り合いがいる、社長はいない、笑える、対等性、安全に衝突できる環境、なるべくいろいろな背景を持つ方が参加できるような集まり」なども提案されました。
他グループの内容にも真剣に耳を傾けています
シンプルなミーティングを開催する場合でも、こんなにも沢山の準備や意識が必要なのだということを認識しました。
ブレイン・ストーミングの後、もう一つのアクティビティにグループで挑戦してみました。いくつかの提案に優先順位を付けるという作業に向き合いました。「多文化共生の社会をつくる9つの方法」が書いてあり、まずは1人でその9つを1番重要からそんなに優先しなくても良いものへ、ランキングで整理してみました。方法の一部をご紹介すると、
●いろいろな国のことばで対応できる「相談窓口」をつくる
●テレビ、ラジオ、インターネットなどを利用し、いろいろな国のことばで情報を流す
●身近なところにいる国籍や文化の違う人と友達になる
●外国人の参政権を認める などがありました。
個人でランキングを作ってから、それぞれにグループに紹介し、ランキングの理由を含めてグループで共有しました。そうすると、それぞれの考え方、解釈、価値観が違うことが明らかになりました。また絶対必要な要素だと思ったものに対して少しずつ疑問を持ち始めることも起きました。このワークショップを通して異なる意見を尊重する方法について考えさせられました。
最後の木下先生の発言も印象的でした。話し合うことだけだとその場で力を持つ人、よく話す人が中心になってしまい、その人のアイディアが優先してしまいますが、ポストイットだとそれぞれの紙は同じサイズで、全部が並ぶとそれぞれが同じくらいの力を持つので、グループの中で対等な関係を確保するためのツールとして活かせるとおっしゃっていました。
話し合いの場だけではなく、より大きい社会の中で、声が小さい人にも、声が大きい人と同じようなプラットフォームを築けるかという課題を再認識しました。
リターン
3,000円
サンキューメール(写真つき)
●サンキューメール
「外国出身コミュニティリーダー育成講座」の様子がわかる写真付きサンキューメールをお送りします。
- 支援者
- 59人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2016年12月
10,000円
書籍『市民が提案するこれからの移民政策』無料進呈
●サンキューメール
●諸外国の移民政策がわかる書籍
『市民が提案するこれからの移民政策』(2015、現代人文社)を無料進呈します。
- 支援者
- 13人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2016年12月
10,000円
プロジェクト応援コース
●サンキューメール
手数料・諸経費を除いたご支援をすべてプロジェクトに充てさせていただきます。
- 支援者
- 22人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2016年12月
20,000円
受講生出身国のお菓子詰め合わせ
●サンキューメール
●諸外国の移民政策がわかる書籍『市民が提案するこれからの移民政策』
●受講生出身国のお菓子詰め合わせ
受講者に出身国のお菓子を持ち寄ってもらい、それを詰め合わせてプレゼントします。
- 支援者
- 2人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2016年12月
30,000円
「外国出身コミュニティリーダー育成講座」を回数無制限で見学していただける権利
●サンキューメール
●諸外国の移民政策がわかる書籍『市民が提案するこれからの移民政策』
●受講生出身国のお菓子詰め合わせ
●「外国出身コミュニティリーダー育成講座」を回数無制限で見学していただける権利
オブザーバーとして「外国出身コミュニティリーダー育成講座」を回数無制限でご見学頂けます。
- 支援者
- 2人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2016年12月
30,000円
プロジェクト応援コース
●サンキューメール
手数料・諸経費を除いたご支援をすべてプロジェクトに充てさせていただきます。
- 支援者
- 1人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2016年12月
50,000円
代表者&講座受講者による出前授業が受けられる権利
●サンキューメール
●諸外国の移民政策がわかる書籍『市民が提案するこれからの移民政策』
●受講生出身国のお菓子詰め合わせ
●「外国出身コミュニティリーダー育成講座」を回数無制限で見学していただける権利
●代表者&講座受講者による出前授業が受けられる権利
代表者(聖心女子大学非常勤講師を兼任)&講座受講者による出前授業を提供します(2名分の交通費、および遠方の場合は宿泊費をご負担ください)
- 支援者
- 4人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2016年12月