⑧プロジェクトの根底にある思い

応援ありがとうございます。
クラウドファンディング15日目の本日は、「プロジェクトの根底にある思い」を語りました。どうかお読みください。


親が子どもを虐待したりするニュースを見るたびに、胸が締め付けられる思いがします。
しかし、一方で、頭ではその苦しみを理解できる方も多いのではないでしょうか。
同じような心境に陥って、虐待とまで言わなくても、子どもに辛く当たってしまうことは、多くの親が経験しているのではないでしょうか。


ぼくにも、ありました。


そして、これからも、あると思います。


しかし、たとえ辛く当たってしまっても、その瞬間に、「この子のせいで、」ではなく、「この子がいてくれるから、」と思って、「ごめんね、ありがとう。大好きだよ」が心にこぼれていると思います。だからこそ余計に苦しくて辛い。


それくらい、子育ては、堪らなく愛おしく尊く、堪らなく辛く苦しい命の交流です。


辛く苦しい時は必ずあります。
そんな時は、子どもと、あるいは一人で、「心の換気ができる場所」に行ってほしいです。そこで直接人と話したり、ご飯を食べたりすることで、この世の中に確かに存在する自分を、見つけ直すことができます。
そして、結果的に子どもやパートナーに優しくなれる心を育むことができます。


人は、「自分は誰かに必要とされているんだ」と実感すると、つまり「ありがとう」と言われると、生きる力が湧いてきます。「いいね」・コメントや、リアルで交わされる「ありがとう」を集めていくことで、自分を認めてあげられたり新しく見出すことができます。実際、ぼくはこの挑戦を通して日々それを痛感しております。

正直、この挑戦は恐かったのです。もし支援してくれる人がいなかったら、今までの自分を否定されたような気持ちにもなると分かっていたから。もちろん、成功まではほど遠いですが、これだけの人たちが支援してくださっていることに安堵し、自分の存在意味を感じて救われているのは事実です。

ぼくと同様に、他者の「ありがとう」によって救われる人もたくさんいると思います。
人は、他者の中にあって自分では見出せない「自分の意味」の結晶として在るのではないでしょうか。そして同時に、無自覚的に自分も誰かにとって意味のある存在として確かに在るのです。

ぼくは、このプロジェクトを通して創るこの本が、子育て関連情報を得るのに役に立つだけでなく、この本をきっかけに人と人とがつながって、共に助け合える優しい世界を創る端緒となることを願っております。