こんにちは。
昨年6月「WTC 9/11」の日本初演にて2ndヴァイオリンを担当させて頂きました高辻と申します。

 

9・11テロが起きた2001年、当時私はまだ5歳だったため、ニュースで流れる情報やあの衝撃的な映像こそ印象にはあるものの、いまひとつテロと自分をリンクさせることなく日々を過ごしてきました。

 

そんな私が昨年「WTC 9/11」の演奏の機会を頂き作品と向き合った際。
テロ発生当時の実際の無線のやりとり、助けを呼ぶ声、サイレンの音、関係者の証言の録音、祈りの声、犠牲者の遺体安置所で詠唱され続けた詩…

弦楽四重奏の冷たく、時に激しい響きと重なったそれらの音を聴いたとき、初めてテロの恐怖が真正面から直接自分の中に飛び込んでくる感覚、そしてそこから生まれる感情に出会うことができました。

 

それは言葉や映像だけでは届かない所に音楽なら到達できるのだと、自分自身が実感できた瞬間でもありました。

だからこそ、音楽を通して知ったことを再び音楽を通して、今度はより多くの人に発信することに大きな意味があると考え、使命感のようなものすら感じたのを覚えています。

 

未だ世界各地でテロや紛争の絶えない現代社会。
そんな今だからこそ、是非このプロジェクトを達成させてもう一度少しでも多くの方に音楽の持つ力を体感して頂きたいです。

 

どうか皆さまのお力をお貸しください。

宜しくお願い致します。