罪もない猫たちを「みんなのシェルター」で救いたい！

年の瀬となって、寒さの厳しさが身にしみます。

猫が外で冬を越さなければならないのは可哀想。猫たちの居場所が必要です。

「みんなのシェルター」開設に向けてのクラウドファンディング挑戦、

みなさまのおかげで４５％まで到達しました。ここまでこれたことに感謝の気持ちでいっぱいです。そしてまだまだ１００％を目指して頑張ります。

みなさまどうか応援よろしくお願いします。

 

さて、私たちは、各区市町村のボランティアからの相談に対応して、アドバイスやコーディネートを行っていますが、一昨日、東京・世田谷区の住民Hさんから相談が寄せられました。代表理事の香取の知人であり、相談者はボランティアという認識はありませんが、ボランティア精神で猫を保護して出来る限りのことを行おうとしています。

 

長文になりますが、いただいたメールとやり取りをご紹介させていただきます。

 

 

◆保護主さまよりご相談…………………………

たいへんご無沙汰しております。 突然の連絡で申し訳ありませんが、昨日夕方に世田谷区奥沢2丁目で猫を保護しました。 アビシニアン 女の子 生後６か月ぐらいの仔猫です。 動物病院でマイクロチップの有無を確認してもらったところ残念ながら装着されていませんでした。 警察、保健所でも届けは出ておらず、近所の動物病院６院に連絡をしてみましたが アビシニアンの仔猫の通院はないと言われました。 昨晩から、本日にかけて近所に迷い猫保護のポスターを貼って歩いてみましたが、 未だ、飼い主情報はありません。 また、Twitter等での迷子猫SNSサイトに投稿もしてみました。 どうも飼い主は探している様子が感じられません。 ご相談なのですが、この先どうしたらいいものかと思い専門家の香取さんに連絡をした次第です。 警察に拾得物として届ければ飼い主さんが見つからない場合は保健所に連れて行かれてしまうのでしょうか？

 

 

 

◆香取ご返信…………………………

こちらとしては、一般的な情報、まず警察、区保健所、東京都動物愛護相談センターに届けるほか、アプリ「ドコノコ」を使って飼い主探しを試みること等もアドバイスしました。

 

ここからのＨさんの警察での奮闘は、とても参考になります。当該の猫を連れて来るように言われて、連れて行ったわけですが。

 

◆保護主さま…………………………

近所の交番で相談したところ遺失物拾得手続きをして、保護期間は3週間で、その先どうなるか分からないと言われました。 さすがにこのクリスマスから年末年始にかけて寒いケージの中で過ごさせるのは不憫なので出来ません。警戒心がなくとても人懐っこくて、トイレの場所も1回で覚え頭のいい子で、 本当は、我が家で飼えればいいのですが、先住猫が21.5歳の老猫で病気こそしていませんがヨボヨボな状態です。このアビシニアンと引き合わせたのですがシャーと威嚇して怒っていましたので、老猫のストレスを考えると無理だと思いました。 （老猫は元々、21年前に娘が小学生の時に生後1週間ぐらいで公園に箱に入れられ遺棄されていたのを保護した猫です。） また私たち夫婦の年齢こともあります・・・長い間ペットとの暮らしは慣れていますが、生後半年の仔猫となると将来的に責任が持てないので無理かな・・・ 明日、世田谷区保健所と東京都動物愛護相談センター、玉川警察に届けます。 しかし、保護から2日以上経って、どういう事情があるのかは分かりませんが、飼い主さんが探しているような形跡がありません。 何かしらの探している情報があるかと思うのですが・・・ こちらとしても警察、保健所、近所の動物病院での情報収集、迷子サイトへの登録、ポスター貼りとできる限りの事はやっていると思います。 この仔猫の幸せを一番に考えたい！またご相談をさせていただければ嬉しいです。

 

 

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こちらとしても、逆に参考になりました。警察では、「拾得物預かり書」に書き、動物愛護法７条１項に基づき、１２月２６日から１月９日までの２週間預かってもらえれば、その後は拾得者が引き取れて、里親探しをしても良い、というような話だったそうです。ちなみに、動相センターでは、警察に届けて、後はどなたか相談できる団体（当会）をご存知ならそれでは…という話だったそうです。犬の場合、狂犬病予防法に基づき、行政には捕獲・収容が義務付けられていますが、猫については、「個人が自主的に保護している」とされます。猫を保護して届けた場合の公的な機関の反応の微妙さには、いつも複雑な気持ちに。捕まって殺処分されないから良いのかもしれないし、戸外で動物福祉に反する状態で生きて死んで行くのが法律にも条令にも違反しないというのは…なんとも歯がゆいものですね。