新型コロナウィルスからの再生をめざすミラノの光をカレンダーに

アフターコロナでイタリア政府が打ち出した補助金のひとつですが、５月４日から本年末までの間に自転車や電動キックボードなどを購入する際、購入費用の60％（上限500ユーロ）の金額補助が受けられるということです。有効でサステナブルなこれらの移動手段に対して補助金が出るのはありがたい事でしょう。ただし、対象となるのは人口50,000人以上の自治体に住み、住民票がある18才以上の市民（州都や県都であれば人口50,000人以下の自治体も対象）なので恩恵を受けられるのは主に都市部に住む人たちということになります。

一方で心配なのは、過去２か月の間に電動キックボードによる事故が多発しているという事実です。その最高速度によって通行レーンの規定があるとは言え、14歳以上であれば、免許も保険も不要で誰でも気軽に利用できる反面、万が一電動キックボードが事故を引き起こした場合はどうなるのか大変気になるところです。