明けましておめでとうございます！

今年も年が明け、牧場では1月1日から搾乳が行われています。吉田牧場でも初しぼりが行われました。乳牛も酪農家も搾乳にお休みはありません。

吉田さんの牧場はフリーバーン方式といって、牛の健康にはとても良い環境が作られています。牧場内には段差があり、ふかふかした敷き床は発酵しています。少しの段差を登ったり下りたりしている牛にはストレスが少ないようで、どの牛ものんびりした顔をしています。

この牛たちから絞られた生乳はノンホモタイプの牛乳となります。生クリームの浮く牛乳を容器に入れ振り続けるとバターが出来ます。

けっこうな勢いで振らないといけないのですが、そのうちシャバシャバした液体の中にかたまりが出来てきます。欲張って振り続けず、そっと水分を他の容器に移してみると、そこに生バターが現れます。

こんな「生バター」が出来るのも、乳脂肪を粉砕しないノンホモジナイズ製法だからです。

本来の牛乳は、こんな「生乳にもっとも近い形」で提供されるのが自然ではないでしょうか。健康な牛から絞ったお乳をいつまでも大事に飲み続けていきたいと願っています。