報告:未来世紀都市フェス2018
こんにちは。神戸大学未来道場・祗園です。
11月10日に「未来世紀都市フェス2018」を開催し、盛会のうちに終了いたしましたので、ご報告いたします。これもひとえに皆様の温かいご支援のおかげと心より感謝しております。誠にありがとうございました。
【未来世紀都市フェス開催報告】
未来世紀都市フェスには、大学教員・学生のみならず、多くの企業人や高校生など約70名もの方々が参加してくださいました。多数のご参加、ありがとうございました。
フェスは、武田廣学長の挨拶より始まりました!
アイスブレークとして参加者に会場を行き来して、初対面の人に握手をしてお互いに自己紹介をしてもいました。このアイスブレークで、一気に会場が打ち解けました。その後、スタンディングオベーションの練習をして、いざ最初のプレゼンター、尾崎まみこ氏が壇上へ!
尾崎氏はアリの研究者です。アリがコミュニケーションするために使っている匂い物質とそれを感じ取る仕組みを語ってくださいました。匂い物質はたくさんの種類の物質が混ざったもので、その混合比率が異なると敵だと認識します。つまり、その逆もしかり。よく似た匂いだと、味方だと思い込んでしまいます。
二人目のプレゼンターは、滝口哲也氏です。
滝口氏は、言葉の音声を加工することで、スムーズに会話をすることができる技術を開発しています。私たちの音による複雑なコミュニケーションを、今、コンピューターがサポートしてくれるようになってきています。
三人目のプレゼンターは、建築士である小代薫氏です。
小代氏は、雑居地(外国人と日本人が一緒に住んでいた場所)について研究しています。神戸はおしゃれな居留地が有名ですが、雑居地が多様な文化が発生するのに重要な役割を果たしていたことを話してくれました。
次のプレゼンターは、内海美保氏です。
近畿経済産業局でSDGsの取組みを推進している内海氏は、SDGsは共通言語の役割を果たし、SDGsを利用して事業を進めると「三方良し」が実現できることを語りました。
そして、感染症内科医である大路剛氏は、感染症の治療の際に、どの抗菌薬を使えば効果があるのかが分かる簡単な検査方法の開発に携わっています。抗菌薬の使い方をマネジメントすることが、持続可能な感染症への対応策につながることを訴えました。
最後のプレゼンターは、喜多隆氏でした。
喜多氏は、太陽光発電がこれからの人類の活動を支える技術になることを語ってくださいました。太陽光発電によって、地球上のエネルギーは閉鎖系から開放系へと移行し、パラダイムシフトが起こると予想されます。
参加者は、各プレゼンターの話を聞いて刺激を受け、色々な考えをポストイットに書いて、シェアしました。
たくさんの方々と活発に議論でき、私も新しい知識や視点を見つけることができました。ありがとうございました。
また、登壇者の皆様、そして、参加者の皆様には、イベント運営にご協力いただきました。この場をお借りして心よりお礼を申しげます。誠にありがとうございました。
【収支報告】
皆さまからご支援頂いた資金は、以下のように使わせていただいております。
パンフレット・ポスター制作費 261,833円
備品費 45,386円
リターン送付費 44,419円
プレゼンターとの打合せ費 5,418円
残りを報告書制作費に充てます。
【リターンの発送状況】
パンフレットと寄附受領証明証は、10月中に皆様へ発送させていただきました。お手元に届きましたでしょうか。
未来世紀都市フェス2018の動画は、年内に皆様に視聴いただけるよう準備しております。ご期待くださいませ。
また、皆様のご支援により目標金額を上回ったため、「未来世紀都市フェス」報告書は、2017年と2018年の全てのプレゼンターについて書籍としてまとめて、出版することを検討しております。発送は、来年の夏を予定しております。今しばらくお待ちいただけますようお願い申し上げます。
100,000円ご支援いただいた方へ、近日中に体験ワークショップのご案内をメールにてお送りいたします。返信くださいますと幸いです。