こんにちは。ミタイ基金学生部の菅野智子です。本日は、今回の渡航において調査予定の地域について書きたいと思います。

 

私たち渡航メンバーは、パラグアイ共和国の地域ごとの調査を数名ずつに分かれて計画しています。私はカテウラ地域という場所を担当しているため、今回紹介させていただきます。

 

 

カテウラ地域の正式名称は、"Bañado de Asunción(バニャードデアスンシオン)"。

直訳では「アスンシオンの湿地」となることから分かるように、パラグアイ共和国の首都であるアスンシオン市の南西部にあるパラナ川沿いに位置する地域です。

 

この地域はいわゆる「ごみ山地域」であり、廃棄物が高く積まれ山のようになっている地域であるにも関わらず、そこには何軒もの家が建っており、多くの貧困層の方々が不法占拠という形で暮らしています。

シングルマザー問題やドラッグ問題も問題視されており、さらには毎年のように川が氾濫し辺りが浸水してしまうなど、治安も衛生面も良くありません。

                                                            

このごみ山は、ほんの一部。ここで人々は生活しています。

 

この地域は現地の方々ですら避けて通るような場所であり、安全面も良くありません。また、多くの子どもたちは学業よりもごみ拾いにより家計を助けることを優先し、40%近い子どもたちが学校を卒業出来ていないという現状です。

 

そこで今回の渡航では、子どもを含む現地の方々の生活実態をスペイン語で調査したり、GPS機能を使用したGISによるマッピングを行うことなどを準備しております。

そして、今回の調査で得られたものは、今後の研究に生かしてゆきたいと考えております。

 

 

また、カテウラ・リサイクル・オーケストラを皆様はご存知でしょうか。日本のテレビなどでも取り上げられるほどに有名な、世界を飛び回るオーケストラです。

 

"The World sends us garbage.We send back music" 『世界はごみを送ってくる、私たちは音楽を贈り返す』(スペイン語が分からなくても大丈夫です!英語の字幕も付いているので、是非ご覧になってください!オーケストラだけでなく、ごみ山についても触れられている動画です。)

 

 

彼らはカテウラから生まれた楽団なのですが、普通の楽器ではなくゴミから生み出した楽器を使用し演奏しています。彼らが世界で活動することは、美しい音色と感動を世界中に届けるだけでなく、カテウラ地域のこともまた同時に発信し続けている、ということも意味します。

 

 

このような地域を調査出来るチャンスはめったにありません。メンバー一同、安全に気を付けながらしっかりと調査を行いたいと思います。

 

今後とも、ご支援・ご協力、また応援の方をどうぞよろしくお願い致します。

 

 

【参照】

Diversomente Aff-abile 「CATEURA: DAL LETAME NASCONO I FIOR…

http://diversamenteaff-abile.gazzetta.it/2012/12/29/cateura-dal-letame-nascono-i-fior-via-del-campo-fabrizio-de-andre/?refresh_ce-cp

 

 

Think The Earth「ゴミが楽器に パラグアイのリサイクルオーケストラが来日」http://www.thinktheearth.net/jp/thinkdaily/news/education/1096recycle-orchestra.html

 

Teaser of the upcoming documentary film "Landfill Harmonic"

https://www.youtube.com/watch?v=fXynrsrTKbI(2016年8月2日アクセス)

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