【残り２日】飯坂町茂庭の魅力を発信しています

 

プロジェクト終了まで【残り２日】となりました。

現在、３３名の方々からご支援をいただき、５０％まで達成しました。

残り時間はわずかですが、最後までプロジェクト成立に向けて頑張ってまいりたいと思います。

 

さて、これまで３年間、飯坂町茂庭地区で新たな観光づくりを目指して、様々な活動をしてきました。

茂庭地区の情報をまとめて発行した２種類の冊子では、茂庭地区の魅力的な自然景観を中心にたくさんの写真と、年間のイベント情報、そしてプロジェクト本文やブログでもご紹介した「しなだ織り」や、茂庭に伝わる大蛇伝説などを紹介しています。

 

 

茂庭には「大蛇退治」の伝説が残っており、伝説にまつわる地名や史跡が、今に伝わっています。大蛇は、茂庭沢の菅沼というところにすんでいて、水害を起こして村々を襲うものとして恐れられていました。このため、近隣の村々から人身御供を選んで捧げていたということです。

 

 

建久3年（1192）、人身御供をされる娘を救うために下野国（しもつけのくに）よりやってきた斎藤実良（さいとうさねよし）が、神の御加護によって授かった矢で大蛇を退治したと言われています。このとき村人の願いによってこの地にとどまった斎藤実良が、名を改め以後十三代にわたってこの地を治める茂庭公の初代となったということです。

大蛇の体は三つに切り離し、首を川下の田畑に、尾を中ほどの梨平に、胴を川上の名郷に埋葬し、それぞれの場所に、田畑の御嶽神社、名号の御嶽神社、梨平神社を建てました。首、胴、尾の順としなかったのは、順に並べれば生き返って再び害を及ぼすかもしれないと怖れたためだったといわれています。

 

 

 

 

これらの神社はダム建設に伴い移転された神社もあり、現在は国道３９９号線沿いに、大蛇伝説の残る史跡をめぐることができます。

 

なお、初代茂庭公の出身地である現在の栃木県からは、「しなだ織り」にも使われていた古代の織機である地機（じばた）の埴輪（はにわ）が出土されており、斎藤実良さんが織機も下野国から持ち込んだのかなぁっと勝手に想像しています（笑）

 

2014.6.9　下野・甲塚古墳出土の機織形埴輪（福島県文化振興財団）

http://www.iseki.fcp.or.jp/A04/f08.html

 

埴輪破片「機織形だ」：発掘８年復元成功甲塚古墳「大発見」の軌跡（読売新聞）