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昨日9月29日(木)に宮城県愛護センターから猫2匹引き出しました。

今年に入って保健所から引き出した猫は9匹、愛護センターから引き出した猫は2匹になり計11匹行政から来たことになります。

今回ははじめての愛護センターからの連絡により引き出すことになりました。
今までは保健所とだけのお付き合いでしたが縁あって愛護センターの職員さんに出会いお話を伺って、これは私もお手伝いしなければと思った次第です。

宮城県登録で登録譲渡対象者は沢山います。
ただやはり話を伺うと子猫ばかりを選んで引き出していること。成猫はなかなか引き出す方がいないということでした。

どうしてか。。は明白でやはり活動が厳しいからだと思います。

子猫ならば飼い主がすぐ見つかりやすいのと、避妊去勢の時期より早く里子に出せること。そうすれば初期費用は殆どかかりません。
保健所や愛護センターでは予防接種を1度してもらえます。
ウイルス検査も生後半年たってからでないと正確な結果がでてきません。

そうなると、駆虫や、風邪の処置の費用ほどと里子に出るまでのフードや砂のみで子猫であれば少量のフードや砂で済むことはお分かりだと思います。

譲渡する場合は無料なのか、フードのみなのか、はたまたしっかり平均的な子猫の譲渡費用として10000円くらいを請求するのかは分かりませんが手出しが殆ど、もしくは全くかからない。ということになります。
もちろん里子に出れない子もいるでしょうが成猫に比べかなり里子に出られない確率は低くなります。

なんで選ぶんだ！と思う方いらっしゃるとおもいます。

第二種、登録譲渡対象者は何か行政から支援があるのか。。と思っているからそういう風に感じる方いらっしゃると思いますが、全く支援や補助金は無いのです。

NPOに関してはあります。ですが任意、個人にはありません。

私は分からなくもありません。
みなさん手間と費用をかけて自費で行っています。

そうなれば早く確実に里子に出せる子猫を引き出す方が増えるのは当たり前です。
そして登録譲渡対象者のお迎えがない負傷猫や成猫は殺処分。。
明白です。

それでも色んな手続きをして登録譲渡対象者になった方達。
最初は子猫を助けたいから。だけの気持ちだったとは思いません。

猫を助けたいから面倒な手続きをしてようやく登録譲渡対象者になったんだと思います。
ただ最初は猫を助けたい想いだけで

でも助けるには手間も費用もかかる。
手間は我慢するとして費用が重なれば自分が潰れる。

だから費用がかかって里親さんになかなか繋げられない負傷猫や成猫を引き出さず子猫を受ける。

多分そうなってしまうんだと思います。

私はまだ頑張れますがいつまで、どれくらいの数の負傷猫や成猫を受け続けれるか今はまだ分かりません。

同じく、子猫だけと選ぶ人になる日が来るんではないかと不安も感じます。

そして今、殺処分０とうたっているところは譲渡対象猫の０です。
負傷猫や、凶暴な猫は入っていません。
またノネコも入っていません。

譲渡対象猫の殺処分０すら遠く成猫は残ってしまう今、更に本当の殺処分０は夢のままに終わってしまうのか。
と憤りを感じます。

制度はいつもグレー。
そしてその制度が登録譲渡対象者を苦しめて成猫や負傷猫を助けられない理由になるなら変えて欲しい。

猫全てを助けたいと思ってなったはず。
望んで、助けたいと手を挙げた団体います。

登録譲渡対象者が助けられない理由を作ったこの制度。
殺処分で使われるその税金を猫の命を救う為に使われることをいつも望んでいます。


今回センターから来た猫は大崎市、塩釜市の保健所からきた子です。
多頭飼育の家庭からの持ち込みです。

保健所では一般の飼い主さんの手も挙がらず、登録譲渡対象者の手も挙がらず随分南下してきた子達です。

殺処分されるとこまで来てしまった子達。

殺される為に産まれた訳じゃありません。

避妊去勢をして適切な飼育をされていればこんな子達は出てこないはずです。

これから綺麗になって元気になって素敵な飼い主様に繋いでいけるようにしてあげたい。

今はただただそう思っています。