命の線引きをせず全ての猫たちのために。たんぽぽの里、覚悟の挑戦

たくさんのお花。ありがとうございました。

 

 

たんぽぽの里で保護したゆきちゃん。

16歳という高齢で保護しました。

たんぽぽキャットクリニックの看板ねこでもあり

院長先生がゆきちゃんショップを作ったり

今回も、リターンでゆきちゃんグッズありますね。

 

前回の挑戦でもゆきちゃんがトップ画像です

 

ゆきちゃんは・・・

飼い主さんはブリーダーでガンで余命宣告をされて

飼っていた多くの猫を里親さんに託して旅立ちましたが

ゆきちゃんを含め4匹の猫は、ブリーダーさんが旅立った後

旦那さんに飼われていました

 

しかしながら、残念なことに一部屋に閉じ込められた猫たちは

暑い夏の日でも水もない日もあり

相談が寄せられて、行政と立ち合い指導に行った際に

所有権を放棄して頂いて、たんぽぽの里に引き取った猫です

 

今年、パルボが発生した際に、看護師宅に緊急避難

（高齢かつ膵炎治療中でワクチン接種不可）
その後、ゆきちゃんが大好きな院長先生のお宅で療養をしておりました

 

院長先生と相思相愛。

私たちスタッフ、ボランティアに「院長先生の愛人」と

言われてるくらいに、院長先生が診療でドアを開けると

院長先生の隣の椅子で寛ぐゆきちゃんがいました

 

逆に、違う獣医師だと

「なんだお前か？」と・・・
自分のお部屋に戻ったりそんなゆきちゃんでした

 

多頭崩壊、高齢猫、傷病猫・・・
譲渡に向かない猫さんも確かにいますが

たんぽぽの里でゆったり過ごせるように、スタッフみんなで

話し合い、ターミナルケアも含めて

院長先生を中心に日々猫ファーストで対応をしております。

大好きな飼い主さんとの突然の別れ

そしてネグレクトと言われ状況で苦痛を味わったであろう日々

 

保護後体調を崩し、亡くなってしまうのではと心配した日々

その後、病院内をお散歩して病院のアイドル？（ばばドル？）

たくさんの人に愛されました。

院長先生のインスタでゆきちゃんの動画をまとめてくれました

お忙しい中ではあると思いますが

（オレンジ色クリックしてね）

ありしのゆきちゃん    

をご覧いただけたら幸いです。

院長先生はじめ、保護猫にも理解をしてくださる獣医師がいる

猫たちのための病院です、

（イレギュラーで、時々犬も・・・）

今回の挑戦は

お外猫たちのTNRがいつでも受けられるように
多頭飼育崩壊の対応も飼い主さんたちに迷惑をかけずに行えるように

 

そして、何より休診にしての対応は

たんぽぽの里の運営に影響を与えます

 

現場で新たな保護をしなければ

2年あればたんぽぽキャットクリニックの収益で賄えると

考えておりますが、頻発する多頭飼育崩壊

手を差し伸べてあげなければ亡くなってしまうであろう猫たちを

私たちはほっておくことがなかなか出来ません。

 

ですが、たんぽぽキャットクリニックの創設時の思いとして

外猫のTNRをを中心に多頭飼育崩壊などの対応も受け入れてあげたい

と、狭間で揺れる思いがあります

 

覚悟の挑戦という意味の中には

今回、達成できなければ２年間の新規保護を見合わせて
新しい飼い主探しを行い、たんぽぽの里の猫を譲渡し保護猫のキャパを減らす

（相模原市収容子猫のみ対応・相模原市多頭飼育崩壊では行政と連携し話試合、できるところまでの協力）

という形で新規保護の活動休止を覚悟しての挑戦でした。

残り１０日を切り、ゴールが見えてきています。

今回の挑戦に対して、夏より計画を立て、

多発骨折のくろちゃんの飼い主さんやその関係者の方々

READYFORのキュレータさんとの打ち合わせも行ってきましたが

母の入院。妹の入院、手術。

自身の体調不良。
そこにまさかの70匹の多頭飼育崩壊。
大火事で救出されたきいちゃん。

高齢猫の保護。（相模原市よりお預かり　さなちゃん）

扁平上皮癌で餌やりに捨てられたお松ばぁちゃん

たんぽぽにゃんずのFIP 治療・・・

 

 

そしてゆきちゃんとのお別れがありました

 

多頭飼育も70匹の保護を終え、

相模原主催で１２月９日に緊急譲渡会開催の目処が立ちました

母も退院。

千葉から相模原に来て療養・リハビリ頑張ってます

 

救急搬送を繰り返していた妹も入院・手術決まりました。

きいちゃんもまだまだ治療はかかりますが快方傾向。
（ご支援いただいた、大好きなチュールをもらって包帯交換も頑張ってます）

食欲のなくなったお松も治療のおかげで今はご飯を食べてくれています

（一時は安楽死を検討されていて、今も変わりはありませんが

美味し物いっぱい食べさせてあげたいと思います）

さなちゃん。高齢でお耳が遠いです。巻き爪で肉球を１周していました。

歩くこともままならずでした。

今は病院内をゆったりお散歩しています

不治の病とされたFIPの猫たちも以前の挑戦から

治療を継続できております

 

 

いろんな事柄が前に進んでいます

 

今までの挑戦は目の前にいる助けを必要とする猫たちのものでしたが

今回はこれから出会うであろう猫たちの命をも守り

猫たちの（動物）の福祉をもまる為の挑戦です

 

今回の挑戦で猫たちが保護できるというものではありません

待ったなしのTNRの猫たちや飼い主が承諾したら

すぐに対応できるように初期医療、

当初の引き出しができるようにしたいです。

 

ラストスパートの期間となりました。

 

どうか、猫たちのために拡散・ご支援よろしくお願いいたします

 

 

多頭崩壊現場から保護された猫さん。

今子育て頑張ってます

 

別々に保護された多頭崩壊の親子猫

子猫は体調を崩し、鼻カテーテルまで必要でしたが

ママに再会した後、みるみる元気になりました

ママにはかないませんね。

 

 

猫たちにとって、優しい病院でありたい

猫ファーストで猫の福祉を考えられる病院でありたい

 

＊お外猫の保護依頼を受けうることが多くあります。
お外猫の中には無理して保護をすることがストレスの原因になる猫もいます。

全てを丸投げで始めから放り出す方もいますが

私たちたんぽぽの里は保護主さんと相談しながら

何ができるかを考えて対応をしておりますので

全ての猫を保護できるわけでない事ご理解いただければ幸いです