支援総額
目標金額 300,000円
- 支援者
- 77人
- 募集終了日
- 2024年3月29日
多頭崩壊 横隔膜ヘルニア手術で輸血が必要なちびを助けて下さい
#動物
- 現在
- 400,000円
- 支援者
- 51人
- 残り
- 1日
日本一の酒米産地に、黄金の稲穂に囲まれた宿泊拠点をつくる!
#地域文化
- 現在
- 4,012,000円
- 支援者
- 112人
- 残り
- 66日
戸次道雪・立花宗茂の眠る福嚴寺 聖観音を後世に。復活にご支援を
#地域文化
- 現在
- 2,715,000円
- 支援者
- 58人
- 残り
- 41日
2024年北照ワインプロジェクト!高校生がワイン!?
#地域文化
- 現在
- 852,000円
- 支援者
- 71人
- 残り
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新見市駅前活性化を目指す、大正モダン建築(旧上市郵便局)再事業
#地域文化
- 現在
- 525,000円
- 支援者
- 27人
- 残り
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奈良県山添村人口3,000人の村の活性化を後押しする宿をつくりたい
#地域文化
- 現在
- 2,031,000円
- 支援者
- 98人
- 残り
- 13時間
世界遺産の島で「五島焼」の復活、陶芸工房・パーラァをつくる
#地域文化
- 現在
- 1,210,000円
- 支援者
- 59人
- 残り
- 52日
プロジェクト本文
【達成のお礼とネクストゴールについて】
皆様の温かいご支援のお陰で、公開から4日目にして、第一目標の30万円に到達することができました。ご支援してくださいました皆さまに、心より感謝申し上げます。
クラウドファンディングを始めるまでは、皆さまにどれくらい応援していただけるか、正直不安でした。しかし、皆さまからの励ましのお言葉や、私たちの想いに共感して下さったというお言葉に、大きな力を頂くと共にたくさんの方に支えられて今、目標に向かって取り組めていることを、改めて実感しております。本当に有り難うございます。
地元岡山をはじめ、日本全国より多くの方々にNEUを実際に手に取って触れていただき、備前の地で生まれた「新しい備前焼」を知ってもらう機会を作りたいという想いで、100万円のネクストゴールを掲げ、挑戦を続けさせていただくことにいたしました。
ネクストゴールでいただいたご支援金については、この度、6月に東京で開催される「ててて商談会」への出展費用として大切に活用させていただきます。この出展に選考いただいたことは、私たちにとって大きな挑戦です。
【ててて商談会】
作り手・使い手・伝え手の3つの手を繋げる活動です。
仮にネクストゴールの金額を達成できなかった場合も、自己資金を元に実施はさせていただく予定ですが、皆様からの多くのご支援いただけますと幸いです。
※感染症の蔓延,天災等、やむを得ない事情により、イベントの実施が困難となった場合、皆様からいただくご支援金については、引き続き、NEUの本格的な生産体制の構築、次なる研究・実験の費用、そして備前焼に関わるすべての人々とのこれからの活動費用にあてさせていただくこととし、返金は行わない形とさせていただきますので、あらかじめご了承ください。
引き続きのご支援のご協力、そして、広報のご協力の程どうぞよろしくお願いいたします。
2024年3月1日 追記
IZURU 山本周作・領作
はじめに
プロジェクトをご覧いただきありがとうございます。IZURUの山本周作と申します。
IZURUは、2014年に弟・領作と二人で立ち上げた備前焼の工房です。
私たち兄弟の祖父は、人間国宝の山本陶秀、父は、岡山県の重要無形文化財保持者の山本出というように、代々焼き物を生業にしてきた家系に生まれ、幼い頃から陶芸の世界に囲まれて育ってきました。
日本六古窯のなかで、最も歴史が古いと言われる備前焼。誕生より今日までの800余年、ほとんど形を変えることなく、正統な伝統を連綿と受け継いできました。現代に残る確かな知識と技術の継承は、先人たちによるたゆまぬ努力の結晶にほかありません。しかしながら、いまの備前の町は、昔のようにものづくりの活気に満ち溢れているとは言い切れません。
IZURUでは、先代から教わった備前焼の本質を大切に守りながらも、現代の暮らしにあった、もっとフレキシブルで身近な「新しい備前焼」を模索すべく、さまざまな挑戦を重ねてきました。その一つが、ペールピンクやターコイズ、ネイビーといった明るいカラーリングを施した、色付きの備前焼「色備前」です。
このコレクションは、多くの方々にご好評いただいておりましたが、この度さらにもう一歩先に前進すべく、新しく土の開発を始めました。
通常の備前焼は、田土(ひよせ)と呼ばれる粘土質の土を使用していますが、備前には、耐火用煉瓦にも適した土を採掘する鉱山があります。地産地消の発想から、同じ地域で取れる原料を備前焼にも転用することで、より効果的な焼き物がつくれないか。こうしてはじまったのが、新しいブランド「NEU(ヌー)」の開発です。
IZURU公式サイト:https://izuru-seitou.com/
IZURU公式Instagram:https://www.instagram.com/izuru_seitou/
NEUができるまで
元来の備前焼は、絵付けもせず、釉薬も使わず、良質な土の表情をそのまま表した焼き物です。
窯のなかでのうつわの並べ方、松割木の焚き方、そして高温で焼く炎の力によって、胡麻、棧切り(さんぎり)、緋襷(ひだすき)、牡丹餅など、変化に富んだ火色がうつわの表面に浮き上がります。
伝統の備前焼は、美術的価値が高く、茶器や花器としてはもてはやされる一方で、日常づかいの食器としてのうつわとしては、無釉のため汚れが付きやすく、チップもしやすいと言われてきました。さらに、土色をそのままに残した茶系統がラインナップの中心でもあるため、見た目の印象が古臭く、和の食卓や空間にしか合わないという声も聞かれます。
作家の家に生まれ、備前焼と時間をともに過ごしてきた私たちだからこそ、もっと現代の、そして次の世代の人々にも広く備前焼と親しんでいただきたい。そうした思いが、備前焼が醸し出す微細なニュアンス、自然との融和、そして機能性の高さを新しいアングルから突き詰めたいという意識に変わりました。
そんな折、地元で陶磁器原料を採掘している、土橋鉱山の存在を知りました。
この鉱山では、良質な陶磁器原料が採れるにも関わらず、地元ではあまり使われることがなく、ほとんどが国内外に出荷されていると聞きました。良い土が、何故地元で使われなかったのか。伝統を守るがあまり、備前焼に適した土は、田土が原則という先入観があり、近場の鉱山の土に目を向けなかったためです。
しかしながら、現在は田土も枯渇してきているという問題もあり、備前の作家たちのあいだでも、新たな原料を見つける必要性が語られてきました。
土橋鉱山の土を調査してみると、耐火度が高く、堅牢性があり、白く焼き上がるのが特徴で、従来の備前焼の土との相性も非常に良いものでした。
原土の発掘とともに、もう一つ行ったトライアルが、釉薬を使用するということでした。生活の一部として使ううつわを目指すには、釉薬でガラス層のコーティングを施し、汚れが付きにくく、より丈夫で扱いやすいかたちにする必要がありました。かつて「白備前」と呼ばれる釉薬を用いたうつわをつくっていた時代もあることを受け、現代の白備前を目指して、私たちとしては初となる釉薬の開発を始めたのです。原土も釉薬も、我々にとってはほぼゼロからのスタート。およそ10年に歳月をかけ、このたびようやく日常づかいの備前焼となるうつわシリーズ「NEU(ヌー)」が完成しました。
NEUとは
ブランド名「NEU(ヌー)」の由来は、NEW(新しさ)やNEUTRAL(普遍)という言葉から派生したオリジナルネーミングで、これからの時代に、多様なシーンに受け入れられるうつわを提供したいという思いが込められています。
クラウドファンディングでいただいたご支援金については、NEUの本格的な生産体制の構築、次なる研究・実験の費用、そして備前焼に関わるすべての人々とのこれからの活動費用に充てさせていただきたく存じます。
《NEUの特徴》
・新しい「備前焼」のかたち
・伝統的な原土、田土(ひよせ)にくわえ、同じ備前にある鉱山で採られた耐火性の高い土(蝋石)をブレンド。堅牢性はそのままに、従来よりも明るく、軽快なイメージの存在に。
・江戸期に繁栄した釉薬をかけた白備前に思いを馳せつつ、作家が生まれ育った瀬戸内の自然、空、海の色を釉薬で表現した2つのコレクション。
・和洋にとらわれず、多様な食のシーンにマッチするシンプルなデザインのシリーズ。・フラワーベース、トレイ、コンテイナーなど、食以外にも日常づかいに用いられる。
《Collection》
日が暮れるに従い、青い空が次第に深みを増していく瞬間を表現。青みがかったグレーを基調に、落ち着いた雰囲気を作り出す。
日の出とともに空が白んで次第に明るいオレンジに染まっていく様子を表したシリーズ。半透明の釉薬を纏う器には、爽やかな空気感も漂う。
《Line-up》
CUP&MUG
伝統的なそば猪口から派生したスタンダードな形のうつわ。容量約180ml(9分目)で、すっきりシンプルに仕上げたエッジは、程よい口当たりに仕上げています。コーヒーカップやワイングラスのほか、小鉢や小物入れなど、シーンを問わずお使い頂けるフレキシブルなアイテムです。特にコーヒーやお茶などを楽しみたい方には、取手付きのマグがおすすめです。
CUP(S) Φ80mm×H70mm
CUP(L) Φ80mm×H120mm
MUG(S) Φ80mm×H70mm(取手含まず)
MUG(L) Φ90mm×H80mm(取手含まず)
PLATE
少しだけリムが盛り上がったシンプルなかたちの平皿は、使い勝手も多様。SSは、少し大きめの小皿として副菜の盛り付けやお菓子やフルーツ用に。Sは取り分け用の皿として。Mは、メイン料理のほか、パスタやチャーハンなどの盛り付けにも最適。Lは、家族でシェアしたり、来客時のもてなし料理のときに使ったり、複数のおかずをきれいに並べたワンプレートにもおすすめです。
PLATE(SS) Φ145mm×H16mm
PLATE(S) Φ180mm×H20mm
PLATE(M) Φ210mm×H25mm
PLATE(L) Φ240mm×H30mm
REVERSIBLE PLATE
表裏どちらでも活用できるプレート。リムが内側に傾いている釉薬がかかっている方を上にすれば、カレーなどの汁気のある料理もすくいやすく便利です。また、無釉の方を上にすると台皿のようになり、果物やお菓子を美しく盛り付けたりアクセサリーや鍵などの大切なをもの飾っておくスペースにも最適です。
REVERSIBLE PLATE(S) Φ180mm×H30mm
REVERSIBLE PLATE(M) Φ210mm×H30mm
REVERSIBLE PLATE(L) Φ240mm×H30mm
備考
食洗器〇 電子レンジ〇 オーブン×
NEU公式サイト:https://neu-jp.net/
NEUが描き出す未来
NEUが目指すのは、人の作法にひっそりと寄り添うかたち。使うシーン、暮らしのスタイル、年代といった別に左右されない、限りなくニュートラルな存在を目指しています。今回発表するNEUはまだ生まれたばかりの存在で、今後もさらなる発展の可能性を秘めていると考えています。
時代を超えて、現代に伝わる備前焼。
しかし、伝統とは単に「守る」だけでなく、ときに見直し、改革を行い、時代の変化に耐えるかたちへと変化させなければならないと思います。情報が目まぐるしく行き交うなかで、ライフスタイルだけでなく、住環境や食文化もどんどん多様性を増している現代において、備前焼もよりフレキシブルに考え、新しい挑戦を重ねていく必要があります。
NEUは、備前を守ってきた人々、陶芸を愛する人、そして美しい日本のものづくりに期待を抱く人、すべての人とともに、時代を切り開いていきたいと考えています。
まだ生まれたばかりのブランドですが、これからもみなさまに安定して備前焼の知と技を分かち、ともに未来を描き出していければと考えます。
10年をかけ、やっとの思いでここまでやってきました。あともう一歩のお力をお貸しください。一人でも多くの皆様に、このプロジェクトの趣旨に賛同、ご支援いただけますと幸いです。どうか温かいご支援のほど、よろしくお願いいたします。
応援メッセージ
■土橋鉱山株式会社 代表取締役 武部 将治様
土橋鉱山を経営している武部と申します。弊社で採掘している鉱石は、「蝋石」と呼ばれるもので、
主に陶磁器や耐火物の原料としてご利用いただいております。
当地では、明治時代より蝋石の採掘が始まり、最盛期には40カ所以上の鉱山が操業していたのですが、つい最近に至るまで、備前焼と蝋石のコラボレーションはほとんどありませんでした。ですから、山本周作さん、領作さんのお二人によって生み出された「NEU」は、まさに歴史的な取り組みだと思っています。
岡山県備前市は、一般的には備前焼で有名ですが、産業分野では、耐火煉瓦や耐火物の一大産地として、知る人ぞ知る地域です。耐火煉瓦の産地になった要因は、やはりこの地が備前焼の産地であったことと、もう1つは良質な蝋石が採掘できたことによるものです。
備前の地において、長い歴史を誇る伝統工芸と近代化の礎となった地場産業が、この度、山本兄弟の「NEU」でひとつの形となりました。「NEU」の作品を、ぜひとも皆さんの普段の生活でお使いいただき、備前の地が持っているダイナミズムを感じとっていただければ幸いに存じます。
なお「NEU見学ツアー」では、弊社の地下坑道にて実際に採掘現場をご覧いただきます。私がじっくりとご案内いたします。皆さまにお会いするのを楽しみにしております。
- プロジェクト実行責任者:
- 山本 周作(IZURU)
- プロジェクト実施完了日:
- 2024年9月30日
プロジェクト概要と集めた資金の使途
いただいたご支援金については、NEUの本格的な生産体制の構築、次なる研究・実験の費用、そして備前焼に関わるすべての人々とのこれからの活動費用に充てさせていただきたく存じます。
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プロフィール
日本六古窯の一つとして知られる備前焼。素朴な土の手触り、窯変が生み出す多彩な表現により、多くの茶人に愛されてきた歴史を持つ。出製陶の山本周作・領作兄弟は、祖父・山本陶秀(人間国宝)、父・山本出(岡山県重要無形文化財保持者)から正統な備前焼を受け継ぎながら、いまの暮らしにふさわしい新しい備前焼のあり方を日々模索しています。
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リターン
3,000円+システム利用料
お気持ちコース
▪感謝のメールをお送りします。
- 支援者
- 2人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2024年4月
10,000円+システム利用料
NEU CUP(S)2色セット
▪感謝のメールをお送りします。
▪NEU CUP(S)2色セット(Morning Glow / Nightfall)をお送りします。
※CUP(S)Φ80mm×H70mm
- 支援者
- 46人
- 在庫数
- 4
- 発送完了予定月
- 2024年9月
10,000円+システム利用料
【応援のみ】IZURUを応援!
▪感謝のメールをお送りします。
- 支援者
- 14人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2024年4月
30,000円+システム利用料
NEU REVERSIBLE PLATE(M) 2色セット
▪感謝のメールをお送りします。
▪NEU REVERSIBLE PLATE(M)2色セット(Morning Glow / Nightfall)をお送りします。
※REVERSIBLE PLATE(M)Φ210mm×H30mm
- 支援者
- 7人
- 在庫数
- 3
- 発送完了予定月
- 2024年9月
30,000円+システム利用料
NEU PLATE(L)2色セット
▪感謝のメールをお送りします。
▪NEU PLATE(L)2色セット(Morning Glow / Nightfall)をお送りします。
※PLATE(L)Φ240mm×H30mm
- 支援者
- 2人
- 在庫数
- 8
- 発送完了予定月
- 2024年9月
30,000円+システム利用料
【応援のみ】IZURUを全力で応援!
▪感謝のメールをお送りします。
- 支援者
- 3人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2024年4月
50,000円+システム利用料
NEU REVERSIBLE PLATE(L)2色セット
▪感謝のメールをお送りします。
▪NEU REVERSIBLE PLATE(L)2色セット(Morning Glow / Nightfall)をお送りします。
※REVERSIBLE PLATE(L)Φ240mm×H30mm
- 支援者
- 0人
- 在庫数
- 10
- 発送完了予定月
- 2024年9月
50,000円+システム利用料
【応援のみ】IZURUを全力応援!!
▪感謝のメールをお送りします。
- 支援者
- 1人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2024年4月
100,000円+システム利用料
【NEU見学ツアー】最大3名様まで
▪NEUの原料を採掘している土橋鉱山の採掘現場(地下156メートル)とNEUの製作現場への見学ツアーです。
開催場所:土橋鉱山とIZURU工房の2か所
開催日時:支援者様と鉱山、IZURUでスケジュール調整をして決めさせていただきます。
※詳細については、4月末日までにメールにてお知らせいたします。
※地下へ潜る車の乗車制限があるため、最大3名様までとなります。
※現地集合、現地解散となりますので、お車で来ることが可能な方に限らせていただきます。
- 支援者
- 0人
- 在庫数
- 5
- 発送完了予定月
- 2024年4月
100,000円+システム利用料
【応援のみ】IZURUを全力応援!!!
▪感謝のメールをお送りします。
- 支援者
- 2人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2024年4月
プロフィール
日本六古窯の一つとして知られる備前焼。素朴な土の手触り、窯変が生み出す多彩な表現により、多くの茶人に愛されてきた歴史を持つ。出製陶の山本周作・領作兄弟は、祖父・山本陶秀(人間国宝)、父・山本出(岡山県重要無形文化財保持者)から正統な備前焼を受け継ぎながら、いまの暮らしにふさわしい新しい備前焼のあり方を日々模索しています。