プロジェクト概要

プロジェクトの終了が報告されました

 

想像してみてください。

 

あなたは小学生です。

親の都合で海外に住むことになりました。

 

今は小学校の教室にいます。

いつものように授業が始まりました。

先生が黒板に文字を書いています。

 

 

何の授業をしているかわかりますか?

 

クラスメイトの話している言葉もわからない。

 

 

あなたは今、どんな気持ちですか?

同じようなことは現実に起きています。

 

これは親の出稼ぎや国際結婚などで日本に住む、

外国人*の子どもたちが直面していることなのです。

 

*外国人に限らず、日本国籍を有していても様々なバックグラウンドから日本語に不自由な環境に置かれる子どもたちもいます。そのため「外国につながりのある子ども」や「外国にルーツのある子ども」という表現を使うこともありますが、ここでは「外国人」と記載していきます。

 

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皆さんの応援をいただき、無事に達成することができました。これまで十分に支援を受けることのできなかった子どもたちへの「学習の機会」、「場所」を提供することができます。

 

しかし、私たちの目的は、それで終わりません。今回、私たちが目指しているのは、「質の高い支援によって子どもたちの学習言語力を向上」させることです。そこで、今後いただくご支援は、子どもたちの「学習言語」の習得を助けるツールを導入するために大切に使用させていただきます (2019.1.25追記)

 


日本語が苦手な子どもたちの現状とは?

 

現在、国内において日本語指導が必要な子どもたちは、把握できているだけで4万人以上とも言われています。

 

4月から施行される入管法によって外国人労働者が増えることで、そのような子どもたちも増加することが予想されます。

 

現在、彼らを取り巻く環境は、以下のようなものがあります。

 

■ 先生が授業で話している内容が理解できず、ついていけない。そのため席に座っているだけの状態。

 

■ クラスメイトともコミュニケーションがとれない。

 

■ 先生は授業についていけない1人のために授業を止めるわけにもいかず、また彼らのような子どもを支援するためのノウハウもないため置いてけぼりにさせてしまう。

 

■ 親も日本語が苦手な場合が多いため、宿題の手伝いなどをしてもらえない。


 

このようなことが、日本で実際に起きているのです。

 

現在、彼らへの学習支援のニーズは高まってはいるものの、大半がボランティアによって行われ、専門性・継続性・責任性に乏しいものとなっており、支援活動も1〜2週間に1回程度と十分なものではありません。
また、自治体、学校によって内容や方法にバラつきがあり、何の支援も受けられない子も少なくありません。


 

日本語指導が必要な子どもの現状(進路)

 

このような環境から、彼らの高校在学率は約30%と極めて低くなっています。またその30%ある高校在学率の中でも夜間高校などの定時制の比率が多いなど、進学先も限られているのが現実です。


現在、「日本語指導が必要な子ども」の定義も曖昧なことに加え、進学率についても公式な統計がなく数字には非常にバラつきがあります。

 

高校在学者

高校非在学者

(宮島喬『外国人の子どもの教育』東京大学出版会)

 

高校へ進学したとしても周りについていけず途中で辞めてしまうなど、子どもたちの将来を閉ざすような状況が生まれているのです。

 

最終学歴が中学校卒業の子どもたちが行き着くのは大半が単純労働であり、それらは最終的には日本における貧困層を生み出し、増やすことにもつながっています。

 

日本語が理解できないことで、子どもたちの将来が閉ざされてしまう現状を変えたい。

 

そこで、2019年4月1日に、横浜市金沢区で地域の小中学校に通う、日本語が原因で学校での授業・生活に困難を抱えている子どもたちを支援する教室を開校します。


私たちが、立ち上がります。

 

今回、日本に暮らす“外国人”が直面している課題に切り込むのは、私たち2人です。

 

(左)西 涼光、(右)永野 将司

 

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永野 将司:日本語教育 2.0へ!

 

はじめまして永野です。大学在学中に、ダブルスクールで専門学校へ通い、日本語教師の資格を取得。これまで国内外の日本語教育機関で1,000人以上の外国人に日本語を教えてきました。

 

 

日本語教師として働く中で、日本に住みながらも日本語が話せないことで生活が制限され不自由な生活を送っている多くの学生に会ってきました。

どんなに頑張っても1人の教師としてはできることに限界があります。

「もっと根本から何かを変えなければいけない!」そんな思いで日本語教育の改革を起こすべく、2018年3月に日本語学校を退職。同年5月に株式会社NIHONGOを起業しました。

 

 

その他の活動:

■ 東京都主催のビジネスコンテストTOKYO STARTUP GATEWAY:応募総数1,360人の中からファイナリスト10名に選出


■ パナソニック、ロフトワーク、カフェ・カンパニーのコラボレーションにより誕生した「次の100年につながる新しい価値の創造に取り組むための施設」100BANCHのGarageプログラムに採択

 

■ 100BANCHに入居する、知的障がいのあるアーティストの作品をモノ・コト・バショに浸透させる『MUKU』の松田崇弥、点字と墨字という異なった世界をつなげるデザインを行う『Braille Neue』の高橋鴻介、手話をコミュニケーションツールとしたゲームを提供する『異言語Lab.』の菊永ふみらと、各自の専門領域を繋げることで、それぞれのコミュニティの垣根を超えて新しい伝達方法を創造する「未来言語」プロジェクトとしても活動中。

 

 

私に大きな影響を与えた1人の教え子がいます。
日本語教師になって1年目に教えた15歳の中国人の女の子です。

 

彼女は親の都合で来日し、日本語レベルは日常会話もできないレベルでした。15歳ということで日本語学校に通いながら、夜は夜間中学にも通っていました。
それから1年間、彼女の日本語力は飛躍的に上達し、無事に高校へ入学したものの、高校レベルの勉強にはついて行けず、1年後には中退してしまいました。

 

「日本語が話せるようになること」と「日本語で学ぶこと」の違いを思い知らされた私の苦い経験です。

彼女の存在から日本に住む外国人の進学問題、そしてその深刻さを知りました。

 

(左奥)日本語教師になりたての頃の永野(当時24歳)


それから10年以上が経った現在
今後外国人の増加が見込まれるにも関わらず、外国人の子どもが集中的に学べる施設はほとんどありません!

 

だったら作れば良いじゃないか!

早急に作らないといけないんだ!!!


その思いで、このプロジェクトを立ち上げました。

 

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西 涼光:南米での生活、子どもたちへの学習支援の経験を新事業へつなぐ!

 

皆さんはじめまして!西です。大学卒業後、6年間の会社員生活を経て、現在は通信課程の大学で教員免許取得のための勉強をしています。小中学校及びボランティア団体で子どもたちへの学習支援や、保護者と学校をつなぐ活動を行っています。

 

地域学習支援教室におけるボランティア活動にて

 

私は、高校卒業後、周りが進学するのをよそに伯母の住んでいる南米ボリビアへと渡りました。語学学校に通ったり、孤児院でボランティアをしたり、また隣国チリの日本料理店で働くなどして2年半ほど滞在し、スペイン語を習得しました。

 

その後日本に戻り、1年間の受験勉強を経て、22歳のタイミングで横浜の大学に入学しました。ボリビア及びチリでの生活にてスペイン語を習得していた私は、大学時代には主にペルーを中心とした外国にルーツのある子どもたちへの学習支援サークルに所属し、また地域の小中学校において主にスペイン語圏の子どもたちを支援する活動をしていました。さらには、行政と連携したボランティア教室も立ち上げました。

 

(右下)西の大学の学習支援教室での活動

 

大学を卒業してから、子どもたちへの支援からは離れ、一般企業に勤める中でも、大学時代に面倒を見た子どもたちの「いじめ」「高校退学」などといった話を聞くたび、もどかしさを感じながらも、何もできない自分にいてもたってもいられなくなりました。

そして、思い切って、6年間の会社員生活にピリオドを打ち、この問題に正面から向き合い、専念しようと決心。今回のプロジェクトの立ち上げへと至りました。
 

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日本語教師としての経験をもつ“永野”。

 

教員免許を取得し、かつて携わっていた外国にルーツをもつ子どもたちの学習支援にどっぷり浸かろうと決意した“西”。

 

この2人で、子どもたちの置かれている学習環境を改革すべく、放課後に毎日通えて質の高い学習を安価で提供できる学習施設を作ります。

 

これまでの形態とは差別化した支援を行い、子どもたちの学習機会を確保。

彼らの将来の可能性を広げる挑戦です。

 

 

『トレボル NIHONGO教室』

 

日本語が原因で学習に困難を抱えている児童生徒が対象であるため、学習言語の習得をしながら学校の授業においても結果を出します。


週5日 毎日通える専門的な日本語学習施設を!!

■ 対象となる子どもたち:

小学1年生~中学3年生。20~35人を予定(初年度)

 

■ 学費

1ヶ月あたり5,000円から15,000円

 

子どもたちの日本語の習得度に沿った内容を日本語教師経験者、児童生徒の母語が話せる先生などが教えます。

 

■ 場所:

横浜市金沢区(京急線 金沢文庫駅から徒歩10分程度)

 

ちょうど向かいには、入居者がお得に利用できるイベントスペースもあり、子どもたちとの交流の機会も作っていきたいです。

 

 

西が、大学での支援活動時からの知り合いであるペルー国籍のYさんは、3人の子どもの母親です。彼女は、こう語っています。

「子どもに日本語を覚えてもらって、学校の授業についていけるようになることを望んでいる親は多い!もちろん、そのためにならお金は捻出できる。

 

ペルー人コミュニティーの中でもどこの塾に子どもをやるべきか悩んでいる親も相当いるから、この塾みたいに日本語ができない子どもの塾は本当に嬉しい。」

 

彼女のような親、そして子どもたちのために、“学習言語”の習得に力を入れた教室を開講したいのです。

 

 

 

日本語が壁にならない社会を

 

私たちは、これまで十分に支援を受けることのできなかった子どもたちへの学習の機会、場所を提供し、質の高い支援によって彼らの学習言語力を向上させます。

 

そして、現在30%とも言われている外国人生徒の高校進学率のデータがある中、当教室においては、まずは3年以内に90%以上を目指します。

 

また、拠点(教室)数についても3年以内に3拠点へと増やし、範囲を徐々に拡大して、より多くの子どもたちを支援していきたいと思っています。

 

当教室は、単なる学習支援を行うだけの施設ではなく、学校でも家庭でもない、同じルーツ、背景を持った子どもたちの居場所としての役割を果たしていきたいです。

 

今回のクラウドファンディングを通して、まずはこの問題を広く多くの人に知っていただくことに大きな意味があります。

 

また、国際協力に興味があるけど何から始めていいのかわからない方に、国際協力は何も海外におけるものだけの話ではなく、国内においても身近にあるもので、手の届くところから支援ができるということも知っていただきたいです。

 

みなさんとこの問題に向き合い、解決への一歩を一緒に踏み出していきたいです。


日本語ができないことが原因で、子どもたちの可能性を閉ざさないために
そして、日本での居場所を失わないために

皆さんのご支援をどうかよろしくお願いいたします。

 

 

ご支援の使いみち

みなさんからのご支援は、教室立ち上げにかかる資金として大切に使わせていただきます。

 

具体的には物件賃借にかかる初期費用と、机、椅子からパソコン、プリンターなどの機材、テキスト等の教材、文具の購入費用に充てます。


教室の立ち上げ、運営においては初めてのことも多く、特に初年度においては様々な困難が伴うことは承知しておりますが、運営チーム一丸となって、子どもたちの将来を創る教室を作り上げるべく全力で取り組んでまいります。

 

■賃貸契約 初期費用:50万円
■備品購入 (机・椅子etc.) :50万円

 

 

教室の名前、『トレボル NIHONGO教室』について

 

”トレボル”(Trebol)とは、スペイン語でクローバーを表し、特に四つ葉のクローバーは幸せを意味します。

 

この世界には多様な人種、民族の人々、多様な文化、習慣を持った人々がいるけれど、みんなクローバーのように一つに繋がって地球という土に根を下ろしています。みんな同じ人間であり、平等であるという想いを込めて名づけました。

 

実はこの”トレボル”の名称は私(西)が大学時代に所属していた学習支援教室の名前でもありました。

 

この教室は2004年に大学のサークルとして立ち上がったのですが、紆余曲折を経て現在は活動を終えてしまいました。

 

そして、2019年、奇跡的にも”トレボル”のあった横浜市金沢区にて学習支援教室を立ち上げるにあたり、これまで”トレボル”を通し巣立っていった子どもたち、様々な形で関わってきた学生、教授やその他支援者の方々が築き上げてきたものを絶やしたくないとの思いからこの名を継承し、『トレボル NIHONGO教室』として生まれ変わることとなったのです。

 


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