大泉町|在日ブラジル人と地域の人のための芝生グラウンドを整備したい

支援総額

3,020,000

目標金額 3,000,000円

支援者
42人
募集終了日
2021年10月8日

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プロジェクト本文

終了報告を読む

グラウンドを整備し、大泉町の多文化交流を再び盛り上げたい

 

はじめまして。日本最大級のブラジルタウン、群馬県大泉町にあるブラジル人学校、日伯学園(特定非営利活動法人大泉国際教育技術普及センター)です。

 

ここでは未就学児の子どもから高校生まで、100人弱のブラジル人が在籍しており、彼ら / 彼女らは、いわゆる「在日ブラジル人」です。


我々の学校がある群馬県大泉町には、7,910人(令和3年4月30日、大泉町HPより)の外国人が生活しています。人口の約19%を外国人が占めており、その半数以上がブラジル人という町です。

 

今回のプロジェクトでは、日伯学園が所有するフットサルコートの芝の修繕を行います。

 

2007年に作られた校庭は、もともとフットサル場として使われていた場所で、これまで日本人の方や色々な国籍の方を招いたさまざまなイベントを開催し、大泉町の多文化交流拠点として機能してきました。

 

(元サッカー日本代表のラモス瑠偉氏によるサッカーイベント、写真は2008年)

 

しかし、フットサルコートが完成してから10年以上が経過しており、今では芝が剥がれ、アスファルトが剥き出しになってしまっているところも数か所あります。

 

「子どもたちが夢中で走り回れる環境を提供する」「日本人とブラジル人の溝を埋め、交流を通して多文化を理解し合う」その役目を長年担ってきた芝のフットサルコート。

 

本来であれば、自分たちでグラウンドの整備をしたいところですが、ブラジル人学校である日伯学園は、国から「各種学校」としての認可が得られていないため、国や自治体からの補助がなく、生徒の月謝だけが主な収入源である我々の力だけでは、到底不可能と言わざるを得ません。

 

そこで、皆様からお力をお借りすることで、芝生修繕プロジェクトを遂行したいと願い、クラウドファンディングに初挑戦することにいたしました。

 

芝生のグラウンドをかつてのように蘇らせることで、日本人とブラジル人をはじめとする外国人との「分断」を食い止め、お互いがお互いの文化を理解できる未来を実現したい。私たちは、そのきっかけづくりをスポーツの力で進めてまいります。どうか温かいご支援を、よろしくお願いします!

 

 

身近な差別と子どもたちにとってのフットサルコート

 

昨今、欧米を中心にBlack Lives Matterが叫ばれていますが、日本には差別がない、差別を身近に感じていないという人が多くいるかと思います。しかし、実際はそうではありません。

 

大泉町のブラジル人の場合も、物件を借りようとすると「外国人お断り」と言われたり、言葉や文化が違う、理解できないことが理由でいじめられたり、自然と日本人から避けられたりなど。

 

彼ら / 彼女らが感じている日本人による差別はたくさんあります。

 

それが理由で学校に行かなくなったり、非行に走ってしまう子どもがいたり、日本人が嫌がる仕事である3K(きつい・汚い・危険)のような仕事しかできないなど、差別や分断をきっかけに「自分の人生を生きる」チャンスを失ってしまうのです。

 

また、生徒たちの親御さんの多くが工場で働き、労働時間も長く、家庭で子どもたちとの時間があまり取れないというケースも多くあります。

 

学校に友達もおらず、家に帰れば一人でゲームをする生活。日本人のようにスポーツチームに入ったり、習い事をする環境もないので、放課後、友達と遊ぶことも体を動かすこともなく、一人で過ごすという子どもも少なくありません。

 

言葉が通じない異国の地で、友達もできず、いつも独りぼっち。親も仕事で遅くまで帰って来ない。

 

そんな彼ら / 彼女らにとってフットサルコートの存在は、健康的に無我夢中で体を動せるばかりでなく、スポーツを通して心が通じ合える友達ができる場所でもあります。

 


フットサルコートの整備は、彼らの心と身体の健康をこれからも守り続けることに繋がると、我々は本気で考えています。
 

 

在日ブラジル人の子どもたちに「自分の人生を生きる」チャンスを

 

日伯学園では、彼ら / 彼女らが高度な言語運用能力を身につけて社会に出ていけるように、日々の授業の中で母語であるポルトガル語と日本語の教育に力を入れてきました。また、授業で使う教材はブラジルの進学校で使われている教材で、英語の授業もハイレベルです。

 

高校卒業までの期間に、ポルトガル語、日本語、英語の高度な言語運用能力を身につけ、これまで多数の生徒たちを日本の大学へ送り出してきました。

 

このほか、休み時間や授業時間を使って、サッカーやバレーボールをする機会を作ることで、子どもたちは普段の授業では見せない「積極性」「主体性」を見せるようになってきました。

 

 

身体を動かす授業では、普段日本語に親しみを持っていなかった生徒も、自ら日本語を使って会話をしようと努力するようになるなど、普段の授業では成せないことが、校庭で身体を動かすことで、出来るようになったのです。

 

私たちは、ここにスポーツの力があると考えます。


教室で机に向かって勉強することも大事ですが、みんなで協力して汗を流すという経験も、子どもたちには必要です。

 

さらには、分断が進む社会のなかで、ブラジル人と日本人が交流できる機会を提供すべく、学校のフットサルコートを利用して、フットサル大会をはじめとしたさまざまなイベントを実施してきました。

 

しかし、現在のグラウンドでは環境的な制限があり、できることも限られてしまうので、今回の芝生修繕によって、子どもたちや地域の方々に、より良い環境を提供したいと考えています。

 

(2008年に行われたイベントの様子)

 

 

今回のプロジェクトで実現できること

 

私たちは、子どもたちが安心して友達と体を動かし健康的な生活を送れるようにするため、そして多様な文化を理解し合う地域の交流拠点として活用できるように、校庭の芝の修繕を予定しています。

 

フットサルコートの校庭は、完成してから10年以上が経過しているため、芝が剥がれてデコボコ、アスファルトが剥き出しになってしまっているところも数か所あり、子どもたちが怪我をしてしまうリスクが高まっています。

 

 

現在の芝を整備することは、親御さんが安心して子どもを預けられる環境を整え、彼ら / 彼女らの心と身体の健康を守ることに繋がります。

 

また、今回のプロジェクトが成功して芝の整備ができれば、学校の生徒だけではなく、地域の方々へのレンタルをこれまで以上に積極的に行っていくほか、日伯学園が中心となって、交流試合やブラジルフェスティバルなどのイベントを主催したいと考えています。

  

差別や分断のない社会を実現するには、外国人の日本への理解ももちろんですが、日本人の外国人への理解も不可欠です。

 

フットサルコートでの交流を通じて、日本人とブラジル人が共生できる社会に近づくことができると信じています。

 

■ 目標金額: 300万円

 

・資金使途:フットサルコートの芝生の修繕

・実施スケジュール:2022年12月31日までに修繕完了予定

 

※2022年12月31日までに日伯学園(特定非営利活動法人大泉国際教育技術普及センター)が、施設内のフットサルコートの修繕を行ったことをもってプロジェクトの実施完了とします。

 

(2021年6月に行われたイベントの様子)

 

 

ブラジル人と日本人が共生できる社会を創りたい

 

お伝えしてきた通り、日本には多くの外国人が住んでおり、その多くが、言葉や文化の違いから、何かしらの差別を経験しています。

 

しかし、そんな社会をスポーツの力で変えていきたい。スポーツには、言葉が通じなくても、心を通わせることができる無限の可能性があると信じています。

 

当学園には、日本で生まれ育ったのに日本語がしゃべれない子、ブラジルから日本に来て1から日本語を勉強する子など、さまざまなバックグラウンドを持つ子どもがいますが、

 

彼ら / 彼女らは常に屈託のない笑顔で接してくれますし、「日本が好きだ」と言ってくれる子どもたちです。

 

このプロジェクトは、そんな子どもたちが輝ける未来への第一歩です。

 

 

フットサルコートを整備し、日本人も含めたさまざまな国籍の人が、言葉が分からなくても、ボール1つで心が通じ合うことができる拠点にしたい。

 

そして、スポーツの力でブラジル人の子どもたちが幸せな人生を歩める手助けがしたい。

 

これが我々のプロジェクトの目標です。子どもたちが輝ける未来への後押しを、よろしくお願いします!

 

 

代表よりメッセージ

 

髙野祥子

昨今の新型コロナウイルス感染症の拡大は、日本にいる在日外国人にも深刻なダメージを与えています。私たちの学校、日伯学園に通う生徒の父兄の多くが工場で働いており、減収が余儀なくされ、学費が払えずに休学してしまう生徒や、アルバイトをして家計を助けている生徒もいます。そのため、学校に来て友達と過ごす時間が子どもたちにとっては、とても貴重な時間です。

 

さらに、私たちが所有するフットサルコートは、生徒たちだけではなく、地域の日本人とブラジル人が交流できる場所でしたが、昨今のコロナ禍や、リーマンショックや東日本大震災の影響による学園の台所事情では思うように交流イベントが開催できない状況です。

 

このような状況の中、この度クラウドファンディングを活用し、皆様にお力添えいただき、国籍や宗教、思想や肌の色など関係なく、多くの方々が言葉が通じなくても交流できる場所を提供したいと考えておりますので、皆様のご理解とともに、温かいご支援を賜りますようお願い申し上げます。

 

 

留意事項

 

●本プロジェクトへのご支援は寄附控除の対象にはなりません。

●本プロジェクトのリターンのうち、【お名前掲載】に関するリターンの条件詳細については、リンク先(https://readyfor.jp/terms_of_service#appendix)の「支援契約」の中にある「●命名権、メッセージの掲載その他これに類するリターン」をご確認ください。

●「応援コメント」としていただいたメッセージは、本プロジェクト期間中・終了後にPR等で利用させていただく場合がございます。ご了承ください。

 

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リターン

5,000


お礼のメール+活動報告書

お礼のメール+活動報告書

・子供たちの手書きのメッセージと、日伯学園の活動報告書をPDFで送らせていただきます。

申込数
12
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年1月

10,000


【全力応援】お礼のメール+活動報告書

【全力応援】お礼のメール+活動報告書

・子供たちの手書きのメッセージと、活動報告書をPDFで送らせていただきます。

※リターンに費用がかからない分、ご支援の多くをプロジェクト実施にあてさせていただきます。

申込数
21
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年1月

5,000


お礼のメール+活動報告書

お礼のメール+活動報告書

・子供たちの手書きのメッセージと、日伯学園の活動報告書をPDFで送らせていただきます。

申込数
12
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年1月

10,000


【全力応援】お礼のメール+活動報告書

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・子供たちの手書きのメッセージと、活動報告書をPDFで送らせていただきます。

※リターンに費用がかからない分、ご支援の多くをプロジェクト実施にあてさせていただきます。

申込数
21
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年1月
1 ~ 1/ 12

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