オペラという文化を届けたい！という学生の想いを届けさせてほしい！

先日、今年度のオペラ公演の演目である、エンゲルベルト・フンパーディンク作曲「ヘンゼルとグレーテル」のキャストオーディションを行いました。
オーディションまでの期間は、授業以外の時間を使い自主的に音楽練習に取り組んでいたり、オーディション当日は、自分が受ける役のイメージに合わせて小道具や衣装を工夫し、オーディションに臨みました。

前期に開講しているオペラ研究Ⅱ-1の授業では、声楽コース教授の馬場浩子先生ご指導のもと、音楽練習を中心に行なっています。
最近では、前期の授業も終盤に差し掛かっている事から、暗譜で授業に望む生徒の姿が多く見られたり、授業の中で既に通し稽古を行なうなどして、夏休みの稽古に向けて本格的に動き始めています。
後期からは昨年と同様、演出家として舞台芸術領域准教授の鳴海康平先生が入ってくださり、ついに立ち稽古が始まります。
どのような演出になるのか、どのような作品が出来上がっていくのかどうぞご期待ください。

１９７８年から始まった歴史ある卒業公演のオペラ。舞台に立つ演者として音楽を学ぶだけでなく、同時に運営や裏方も務める事の大切さを学びながら、皆様により良い作品をお届け出来るようより一層精進して参りますので、今後とも名古屋芸術大学声楽コースを宜しくお願いいたします。

伊藤瑠璃(声楽コース４年・ソプラノ)