瀬戸内海の小さな島”男木島”の図書館を本でいっぱいにしたい!

瀬戸内海の小さな島”男木島”の図書館を本でいっぱいにしたい!

支援総額

2,335,000

目標金額 1,500,000円

支援者
205人
募集終了日
2015年7月28日

    https://readyfor.jp/projects/ogijimallibrary-book?sns_share_token=
    専用URLを使うと、あなたのシェアによってこのプロジェクトに何人訪れているかを確認できます
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2015年05月30日 11:52

ご挨拶とお礼と「何故図書館か」



皆さま、はじめまして。福井順子です。
昨晩READYFORプロジェクトを公開して16時間で早くも18名の方から145,000円ものご支援を申し込み頂くことができました。
1ヶ月半の準備期間、こうやって皆さまのご厚意に甘えることになることを、ずっと悩み、不安でいっぱいだったので、あたたかい応援とご支援に、スタート地点だというのに泣きそうになっています。

と言っても、READYFORのプロジェクトは成立しなければ0。現時点で達成率は9%。これからもご支援を無駄にしないよう頑張りたいと思います。



今回は図書館開館においての「本」と「本棚」のための支援を募っているのですが、何故「図書館なのか」をもう少し自分の生きて来た道とあわせて、掘り下げて書きたいと思います。



いきなりですが、私は子どもの時「暗くて気難しい子」でした。生まれつき「尖足」という足の変形を持っており、幼い頃はそこまで他の子との差異は感じていなかったのですが、幼稚園の年長頃から、からかわれることも多くなり、内にこもることが多くなっていきました。
小学校1年生ではもう教室の片隅で本を読む休み時間の過ごし方が当たり前になっていたように思います。

 

 

家にある本、学校にある本では飽き足らず、週末には母に公立図書館に連れて行ってもらっていました。そこで1人借りれる冊数は5冊なのですが、母にお願いして母のカードでもう5冊借りてもらっていました。
図書館は優しい場所でした。小学校の高学年になる頃には図書館のどこにどういった種類の本があるか覚えていました。図書館の中で座って本を読むお気に入りの場所も。

 

 


本は私が生きるのを助けてくれていました。

本を読むことで得た知識と、そもそも「本を読む」という集中力は(本を読んでいる時に名前を呼ばれても聞こえないほどで良く怒られました)、今思えば勉強にとても役立っていたし、何よりも少しみんなより物知りな人として友達を作る助けまでしてくれていました。
本の中の世界は私を育ててくれました。小学生の時に一番印象に残っているのはミヒャエル・エンデの「はてしない物語」です。私が本好きだと知った近所の高校生のお姉さんが貸してくれました。
不思議なもので本の世界にのめり込めばのめり込むほど、現実で「生きる」ということや、そのために大切なことを教えられていきました。



中学2年生の時に足の手術をして半年の入院後、もとの中学校に戻りました。その頃から私の「読む」と同時に「書く」へも興味を持つようになり、そのまま文章を書く大学へと進むことになります。
実は図書館のお姉さんにも憧れていたのですが、図書館のお姉さんになっても本を自由に読めるわけじゃないと気づいたりもして。

大学では文章を書くことについて学んでいたのですが、卒業後はWebの制作会社へ入り、Webデザイナーになりました。Webデザイナーとは一言で言えば「ホームページを作る人」です。私が入社した会社は小さかったので自分で何でもやらなければいけません。どんなホームページが欲しいか、どんな結果が欲しいかを聞き取り、提案する。その中には構成も文章も入っています。
ただがむしゃらに文章を書く仕事ではありませんでしたが、私はこの仕事が好きでした。(そして今も続けています。)

 


でも、いつか「本」に携わることはしたい。
そう思い続けても来ました。

「暗くて気難しい子」だった私は、今は仲間に恵まれ、仕事に恵まれ、島で生きることができています。
自分の歩んだ道を振り返ってみれば根っこには本に助けられてがあると思いました。




(高松と男木島を結ぶフェリーめおんから見た男木島)



「男木島の学校に通いたい」娘の口からその言葉が出て、「島に帰りたい」と夫が言った時、まだ学校が再開校できるかすぐにはわからず、まずはそこに注力する状況でした。
再開校が決まって島に戻るとなった時に、私は島で何ができるだろうと考えました。その時には島へ住むということのワクワクと同時に不安もあり、だったら不安を解消できるようにしたら良いのだ、と。

それが「図書館」でした。

プロジェクトページにも書きましたが、図書館というのは色々なことを全て解決はできないかもしれないけれど、助けることはできる場所になるのではないかと思っています。



私はその助けるという慎ましさと、自身の力も必要とするバランスを好ましいと思っています。

自分が人生の上で本や図書館に助けられてきたように。この島でそれを少しずつでも恩返ししたい。


 

図書館は無料で入館でき、無料で本を借りることができます。
それは平等です。



この島にどうか図書館を。
それに、海があって緑があって、良い風が吹く。この場所での読書はとても気持ち良いです。

島外からの皆さまへ本を貸し出した時に、その本が返ってくるまでの道のりを記録する「旅する図書本」なども考えています。

 


本と人の繫がり。人と人の繫がり。それを創れる場所が図書館です。



このプロジェクトをどうぞ一緒につくってください!
長くなりましたが、皆さまのあたたかい応援、ご支援、お待ちしております。

TwitterやFacebookでのシェアやツイートもとても嬉しいです。
どうぞよろしくお願いいたします。

リターン

3,000


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1)手書きのサンクスレター

8)男木島図書館公式ホームページに、支援者様のお名前を掲載

支援者
80人
在庫数
制限なし

10,000


1)手書きのサンクスレター

2)男木島図書館オリジナルグッズ
*男木島図書館オリジナルグッズのブックカバーかしおりから、1点をお選びください。

3)男木島特産物
*男木島の特産品「風に流されてえび」(干し海老)か「男木島の塩若芽」(塩ワカメ)から、1点をお選びください。

8)男木島図書館公式ホームページに、支援者様のお名前を掲載

支援者
105人
在庫数
制限なし

30,000


1)手書きのサンクスレター

2)男木島図書館オリジナルグッズ
*男木島図書館オリジナルグッズのブックカバーかしおりから、1点をお選びください。

3)男木島特産物
*男木島の特産品「風に流されてえび」(干し海老)か「男木島の塩若芽」(塩ワカメ)から、1点をお選びください。

4)蔵書する本(1冊)を選べる権利
*蔵書する本を1冊お選びください。本には寄贈者のお名前を入れさせて頂きます。

8)男木島図書館公式ホームページに、支援者様のお名前を掲載

支援者
18人
在庫数
制限なし

50,000


1)手書きのサンクスレター

2)男木島図書館オリジナルグッズ
*男木島図書館オリジナルグッズのブックカバーかしおりから、1点をお選びください。

3)男木島特産物
*男木島の特産品「風に流されてえび」(干し海老)か「男木島の塩若芽」(塩ワカメ)から、1点をお選びください。

5)一日館長権
*男木島図書館の一日館長ができます。もちろん、図書係がつきますので安心して館長をなさってください。
*日程については個別でご相談の上、調整いたします。

8)男木島図書館公式ホームページに、支援者様のお名前を掲載

支援者
1人
在庫数
制限なし

100,000


30,000円の引換券に加え、

6)夜の図書館開放権
夜の男木島図書館を開放できる権利です。ゆっくり本を読むも良し。お酒と本の夜を楽しむも良し。非日常をお楽しみください。(※日程については個別でご相談の上、調整いたします。)

8)男木島図書館公式ホームページに、支援者様のお名前を掲載

支援者
1人
在庫数
制限なし

100,000


30,000円の引換券に加え、

7)名前入り本棚(1区画)の設置権。
男木島図書館の本棚の一区画に名前を入れさせて頂きます。単行本20冊程度、もしくは文庫本30冊程度の区画となる予定です。

8)男木島図書館公式ホームページに、支援者様のお名前を掲載

支援者
3人
在庫数
制限なし

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