17/5/6(土)市民オンブズ尼崎の第20回総会で全国市民オンブズマン連絡会議 事務局の内田隆氏が記念講演 「よりよい『議員通信簿』にするために」を行い、約30名が参加しました。
・配付資料
https://www.ombudsman.jp/data/170506.pdf
・パワーポイント
https://www.ombudsman.jp/data/170506-1.pdf

 

内田氏は、これまで「町内会で投票する人を決めていた」「江戸時代からの親戚だから」「宝塚公演が安く見に行けるから」「町内会の祭りに顔を出してくれる」などの理由で決めていた地方議員を、今後は政策重視で判断すべきとしました。

 

地方分権が進むにつれ、ますます地方議員の重要性が増しているにもかかわらず、「議員の報酬が高すぎる」「議員は仕事をしていない」と一部政治家の言うがままに議員たたきをする傾向を憂い、「実際に議員はどのような仕事をしているのか市民がチェックすべきだ」としました。
その具体的方法として、「議員通信簿」があるとしました。

 

過去、議員通信簿としては、本会議・委員会発言回数を紙の議事録でチェックしていた時代から、寝ていないかなどを実際に傍聴してチェックする取り組み、ネット記載議事録でのチェックなどを経て、質問の中身を評価する市民団体が増えているとしました。

 

内田氏は、実際に名古屋市議会の質問の中身を評価した経験を踏まえ、「議事録を全部読み込むのは非常に苦労するが、きちんと事前調査した上で質問している議員かそうでないかははっきりわかる。その結果を踏まえて投票行動の参考にしてはどうか」としました。

 

また、愛知県議会議員に支払われている政務活動費の支出金額と議会本会議・委員会での質問との関係を調査したが、金額と質問回数との関係はほとんどなく、人件費と事務所費に多く支出している議員は1位当選しやすいことを明らかにしました。
さらに、引退直前の議員は質問はほとんどしないものの、政務活動費はほぼ全額使用しており、これらから政務活動費が政治目的に使われている疑惑を明らかにしました。

 

内田氏は、政務活動費を実際にどのような調査に使ったのかもっと明らかにすべきだとしました。

内田氏は、全国市民オンブズマン連絡会議で調査している口利き記録調査ならびに政務活動費の使途、さらに本会議・委員会での発言を組み合わせた議員通信簿が今後できるのではないかとしました。
その前提として、市民が発言回数などを数えなくても、北海道福島町のように議会が発言回数など基本データを公表すれば、市民しかできない「中身の評価」がしやすいとしました。

 

内田氏は「『投票日だけが主権者』ではない。投票日以外の3年364日、首長・議員がどのような活動をしているのかチェックしてはじめて主権者と言える。行政に関心のない人は多いが、特効薬はない。学習会や議員通信簿、ネットの活用など、様々な取り組みを行うことが重要だ」としました。

 

その後、市民オンブズマン兵庫の森池豊武代表から、兵庫県議政務調査費住民訴訟で約1483万円の返還命令がでた17/4/25神戸地裁判決の説明がありました。
http://ombuds.exblog.jp/24126440/

 

また、市民オンブズ尼崎の丸尾まきさんから、2013年~17年の尼崎市議会議員通信簿が発表されました。
http://blog.livedoor.jp/obd_ama/archives/52161313.html

 

市民オンブズ尼崎総会が終了した後、全国市民オンブズマン連絡会議の内田氏は、「毎年『包括外部監査の通信簿』を作成しているが、約200万円も赤字が出ている。今年も5/19(金)まで皆さまから70万円の支援を募集しているのでご協力いただきたい」と呼びかけました。
https://readyfor.jp/projects/ombuds2017
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市民オンブズ尼崎
http://blog.livedoor.jp/obd_ama/

 

 

↑講演を行う前の内田隆氏

 

↑兵庫県議政務活動費住民訴訟勝訴の報告を行う、市民オンブズマン兵庫の森池豊武代表
 

↑最新版 尼崎市議会議員通信簿を発表する、市民オンブズ尼崎の丸尾まき氏

 

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