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ドキュメンタリーで福島に生きる人達と「津波の記憶」を伝えたい

笠井千晶

笠井千晶

ドキュメンタリーで福島に生きる人達と「津波の記憶」を伝えたい
支援総額
2,360,000

目標 1,200,000円

支援者
152人
残り
終了しました
プロジェクトは成立しました!
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2016年07月20日 20:01

【福島をみつめる活動日記1】5年4ヶ月ぶりの ”帰郷”/前編

支援者の皆さま

 

ReadyFor?プロジェクト「ドキュメンタリーで福島に生きる人達と「津波の記憶」を伝えたい」実行者の笠井千晶です。

先日、ご報告させて頂きましたが、現在進めております長編ドキュメンタリーの編集作業と並行して、2011年以降変わらず今も、私自身として毎月福島に通い続けております。

そこには、制作中の長編ドキュメンタリーには盛り込みきれない福島の現状もあり、少しでも皆様に情報提供できればと考えました。

今後は「福島をみつめる活動日記」として、編集作業の進捗状況と共に、福島の様子を少しでもお伝えしていきたいと思います。

 

【福島をみつめる活動日記1/福島滞在2016.7.10.〜7.12.

《5年4ヶ月ぶりの "帰郷"/前編》

 2016年7月12日。この日は、南相馬市にとって歴史的な日となりました。

震災以降、市の一部で、立ち入りや宿泊などが制限されてきた「避難指示」が、ようやく解除を迎えたのです。対象となるのは3516世帯、1万967人だということです。

 

  (写真:避難指示が解除された 南相馬市小高区/7月12日撮影)

 

〜2011年から、記録し続けて〜

 私が最初に南相馬市を訪れた2011年。“福島第一原発から20km”の境界線は、すでに町を分断していました。市内を南北に走る幹線道路の国道6号線沿いには警察による24時間の検問が敷かれ、道路はバリケードによって封鎖されていました。この道をまっすぐ南に、車で20分も走れば福島第一原発があります。

今回、避難指示が解除された、南相馬市小高区などは、当時このバリケードの向こう側にありました。

 

  (写真:福島第一原発の北20kmの検問 南相馬市/2011年撮影)

 

 この頃は、「警戒区域」に指定されていた20km圏内。現地を訪れる度、検問が設置された“不自然な風景”を見ては、重苦しい気持ちになったことを記憶しています。見当も付かない先行きに、「ここに自由に立ち入れる日は、本当にやってくるのかな?」とさえ思えました。

 

 

 

 

 

   

       (写真:2011年8月撮影、 2012年3月撮影)

 

 境界線のこちら側には、震災前とほとんど変わらない市民の暮らしがあるのに、一歩先へ進むと、そこには人っ子ひとりいない、静まり返った町が広がっていました。

 

〜「境界線」をめぐる、出会い〜

 南相馬市に足を運ぶ私にとっては、20kmの境界の向こうに自宅があった方々と、数々の出会いがありました。震災の年の冬に出会った30代の女性は、小学1年生と乳児を持つお母さんでした。時々無意識に、車で検問の前まで走って来てしまうことがあると話してくれました。そして、バリケードに封鎖された道路を目の当たりにした時、「この先の我が家には、もう自由に行くことが出来ないんだ。」と現実に引き戻され、涙が溢れるとおっしゃっていました。

 

     (写真:避難指示区域に咲く桜/2013年4月撮影)

 

 また、2012年の春。「警戒区域」への立ち入り許可を得て、エリア内に入った60代の女性は、いつか戻れる日が来ることを願って、津波に見舞われた自宅の前に、小さな桜の木を植えました。その後、まだ住民の戻らない町で、その小さな木は、毎年春に桜の花を咲かせました。

 

  (写真:警戒区域解除直後の小高駅前商店街/2012年4月撮影)

 

 この南相馬市の20km圏内は、震災から1年が過ぎた2012年4月に、「警戒区域」が解除となり、検問もなくなりました。同時に日中の自由な立ち入りができるようになりました。しかし、宿泊は禁止。居住することは認められないまま、震災から5年が過ぎました。

 

〜20km圏内を、あきらめない〜

 こうして2012年4月に、南相馬市で20km圏内の自由な立ち入りが可能になってすぐ、エリア内で活動を始めた人達がいました。南相馬市の上野敬幸さんが代表を務める「福興浜団」です。

※「福興浜団」FBページ https://www.facebook.com/fukkouhamadan/ 

 

   (写真:「福興浜団」代表 上野敬幸さん/2012年5月撮影)

 

上野さんは、現在制作中の長編ドキュメンタリーの主人公です。

当時20km圏内で、津波による行方不明者の捜索をしていた「福興浜団」では、震災から1年2ヶ月後の海岸で、行方不明者のご遺体の一部を発見しました。また自宅が津波で被災した住民からの依頼を受け、床下にたまった泥をかき出すなど、片付け作業にも協力していました。

 

 その様子を撮影していた私が目の当たりにしたのは、ボランティアの皆さんの、若い活力と明るい笑顔でした。見渡す限り、ひと気のない20km圏内の風景の中で、その一角にだけ光が差しているような、とても眩しく感じたことを覚えています。

 

   

 

 

      (写真:「福興浜団」の活動風景/2012年撮影)

 

たとえ一時期、人の手が入らず荒れ果てた街になったとしても、こうした若い力が集まれば、再び活気を取り戻す事が出来るかもしれない。その時、私はその事を強く感じました。

 先日7月12日の「避難指示」解除によって、その当時片付けを手伝ったお宅の住民の皆さんが、ようやく自宅に戻れる日が来たのです。片付けをした頃から、実に4年が経過していました。

【後編へ つづく】

 

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リターン

3,000

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【最新の取材情報お届けコース】

・お礼メール
・最新の福島取材と制作状況の情報提供

支援者
62人
在庫数
制限なし
発送予定
2016年1月

10,000

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【上映会へご招待コース】

3000円の引換券に加え
・上映会へのペア招待状
・「福島の津波」を伝えるメッセージカード

支援者
50人
在庫数
15
発送予定
2016年1月

30,000

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【DVDお届けコース】

10,000円の引換券に加え
・エンドロールへの名前掲載
・完成したドキュメンタリーDVD
・福島の復興支援団体「福興浜団」タオル

支援者
19人
在庫数
完売
発送予定
2016年5月

30,000

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【菜種油お届けコース】

1万円の引換券に加え
・エンドロールの名前掲載
・完成したドキュメンタリーDVD
・福島県南相馬の菜の花畑生まれ、菜種油『油菜ちゃん』270g

支援者
17人
在庫数
2
発送予定
2016年5月

30,000

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【11月27日 追加コース!】

1万円の引換券に加え
・エンドロールの名前掲載
・完成したドキュメンタリーDVD
・福島県南相馬の菜の花畑生まれ、マヨネーズ『油菜ちゃんマヨ』170g入り、1個

支援者
1人
在庫数
19
発送予定
2016年5月

100,000

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【あなたの街で上映会コース】

30,000円の引換券に加え
・完成したドキュメンタリーの上映会開催権
・福島の復興支援団体「福興浜団」Tシャツ

支援者
4人
在庫数
1
発送予定
2016年5月

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