容易に棄てられる命

 

 

早いもので、クラウドファンディングがスタートしてから20日が経ちました。

現在までに65名の方から温かいお気持ちを寄せて頂き、第一目標まで残り27％のところまで来ました！

ご支援下さったみなさま、本当にありがとうございます。

 

また、SNS等でクラウドファンディングのことを拡散して下さる方がたくさんいて下さり、皆さまの温かさに感激しております。本当にありがとうございます!!その温かさが大変励みにもなっております。

 

自分でもチラシを作成して近隣のお店などに掲示頂いたり、できる限りの声掛けをして少しでも目標額に近づけるよう頑張っております。

毎日のお世話や通院で中々思うように進みませんが、焦らず地道にコツコツと頑張って参りますので、引き続き応援の程どうかよろしくお願いいたします。

 

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この子はむぎちゃんです。

 

３月のとある日、突然我が家の勝手口に現れました。

上の写真がその時の様子です。

 

大きな声で鳴きながら不安でいっぱいの表情を浮かべてお家の方へ来ようとする姿に、のら猫ではなく棄てられた子だと感じました。

 

お腹が大きな気がしたので、我が家で出産させる前提で保護しました。

保護直後からもりもりご飯を食べ、スリスリゴロゴロの甘えん坊。

この写真は私の腕にもたれてゴロゴロ喉を鳴らしながら寛いでいる様子です。

 

保護して2週間ほどしてから病院へ連れて行き、エコー検査で妊娠していないことがわかりました。

お腹の中にはたくさんの寄生虫がいました。

 

とっても人懐こいにもかかわらず、警察にも愛護センターにも迷子の届出はなく、お腹の中には蛇や蛙を食べて寄生する寄生虫が大きくなっている状態で、まともな飼い主が飼っていたとは到底思えない状況でした。

 

そして、不妊手術をした際に、さらなる事実が発覚しました。

出産してまだそんなに経っていないこと･･･。

子宮がまだ元の大きさに戻っていない状態でした。

 

子猫達は育たずに亡くなったのか、それともかわいい子猫達だけを手元に残してまた子猫を産んだら困るから母猫だけ棄てたのか･･･

 

毎日近隣の地域猫たちのお世話をしているので、もともといた子ではないことは確かで間違いなく遺棄された子です。

この写真は不妊手術の翌日、ベッドの中でゴロゴロしながら甘えている様子です。
命がけで産んだ子猫と引き離された挙げ句遺棄され、どんなに辛かっただろう･･･、それなのに人間に心を許し甘えている姿にただただ辛くなりました。

 

小さな命のことなど何とも思わない無責任な飼い主や餌やりがまだまだたくさんいる現実･･･。

 

子猫なら保護するボランティアや団体はいても、成猫は保護してもらえず、手術だけしてリリースされたり、放置されたままなのが現状です。
 

しかし、成猫だからといってお外で生きていける子はごく僅かです。

特にもともと飼い猫だった子は自分でご飯にありつけなかったり、ずっとお外でたくましく生きているのら猫達に追われて行き場を失い、餓死してしまう子もいます。

 

むぎちゃんのような人懐こい子は、心ない人間に虐待される可能性もあります。

 

現に、昨年には町内の中学校で頭部のない猫の遺体が遺棄されるという恐ろしい事件がありました。

無責任なボランティアがTNRし放置した結果が生み出した現実です･･･。

 

 

全ては無責任な人間が生み出した命･･･。

 

そんな子たちを無くすために、お外で辛い思いをしてきた子たちが、不安も恐怖もなく安心して過ごせる場所を作りたい。

 

助けが必要な小さな命を見過ごすことはできません。

 

どうか、このプロジェクトが達成出来るよう、引き続きのご支援や拡散などで応援頂けましたらうれしいです。

どうぞよろしくお願いいたします。