つらさも愛しさも吐き出せる。里親コミュニティサイト誕生へ

つらさも愛しさも吐き出せる。里親コミュニティサイト誕生へ

支援総額

7,648,000

目標金額 5,000,000円

支援者
393人
募集終了日
2020年1月31日

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プロジェクト本文

終了報告を読む

 

虐待など、傷ついたこどもたちの新しい居場所として必要な「里親」。

 

いま全国で約4,000世帯が、里子を受け入れています。

 

実は、1年未満でギブアップしてしまう里親がいるのをご存知ですか?

その背景にあるのは、実子を育てるのとはまた違う、誰にも吐き出せない「しんどさ」の蓄積です。

 

10年間、里親支援の現場に携わってきた私たちだからこそ、一番必要だと思うもの。


里親同士が日常の「しんどさ」を共有し、相談し、正しい情報を得られる気軽な交流の場。そんな、ささやかだけれど心の支えになる、全国初のコミュニティサイトを作りたい。

自分が里親になることは難しい、という方も。


あなたの優しさを、ほんの少し、分けていただけませんか。

 

 

皆様の応援で、12月25日に目標の500万円を達成しました!

大きなクリスマスプレゼントをありがとうございました。プロジェクトメンバー一同、夜中に叫びながら感謝の涙を流し一生忘れられないクリスマスを迎えました。こどもたちの未来を開くためにご寄付、シェア、ツイート...本気で行動してくださった皆さまに感謝の言葉しかありません。本当にありがとうございます。これで3月末までに里親コミュニティサイトを製作することが出来ます。

今回、クラウドファンディングを通して改めて『知ったら行動してくれる人がこんなにいる』という事を感じ、里親を支援するとともに「啓発」にも、より一層力を入れていく必要があると再確認できました。

残り約1ヶ月は、この「啓発」を大々的にスケール感出して行うため、+250万円の750万円を目標に来年の10月4日里親の日全国一斉里親制度啓発キャンペーンの費用を募らせていただきます。(詳細はこちらから:感謝《 未来をありがとうございます 》達成のお礼

引き続き応援どうぞよろしくお願い致します。

2019.12.26 岩朝しのぶ

 

 

この子たちの命を守れるのは、「大人」でしかない。

 

NPO法人日本こども支援協会・代表理事の岩朝しのぶです。2010年の設立以来一貫して、里親制度の啓発、支援と虐待防止に取り組んできました。


活動を始めたのは、私自身が里親となったことがきっかけでした。

 

私は先天性の病のため自然妊娠が望めず、不妊治療を経て、里親(養育里親)の道を選びました。いまも、小学生の娘と暮らしています。

 

ボランティアの仲間と(中央前列が岩朝)。

 

里子を迎えて知ったのは、この現代で、「普通の生活を知らない」子がいるんだ、ということ。

 

5歳の子をお風呂に入れてあげたとき、「今まで一度も家でお風呂に入ったことがない」と告白され、その夜、その子の寝顔を見ながらむせび泣いてしまったこともあります。

 

私一人が里親になって一生懸けてもきっと何も変えられない。この子たちの命や人生を守れるのは私たち大人でしかない。

 

その思いが、NPOを立ち上げ10年間活動を続けてきた原動力になっています。

 

10月4日「里親の日」に、全国で45,000枚=社会的養護が必要なこどもと同じ数だけ、ハート型の啓発チラシを配る「One Love」活動。ボランティア協力者は、この3年間で続々増え、今年は児童相談所関係者を含む、総勢900名に。チラシ配布を実施した当日に、「里親になりたい」と7人から問合せがあるなど、一定の効果を実感しています。

 

 

日本の里親、まだまだ数は必要だけれど……。

 

いま、日本で親と暮らすことができないこどもの数は約45,000人。

 

こどもたちは、施設か里親、いずれかに委託されますが、日本ではまだまだ里親制度の認知度が低く、

里親家庭で生活しているのは約19%。米国や他の先進国では70%以上であることを考えると、とても低い数字です。

 

里親委託率の国際比較(2010年のデータです) 出典:厚生労働省 「社会的養護の現状について(平成26年3月)

 

一方で、里親を「増やしさえすれば良い」というわけではありません。

 

2016年の児童福祉法改正を機に、厚労省も里親を増やす方針で各施策が行われていますが、里親を増やしても、里親をフォローする体制が不十分であれば、結果的に里親内虐待など、最悪の事態にも繋がりかねません。

 

 

里親にしか分からない。暮らしの中に散りばめられた、苦しさ

 

里親になること、里親を続けることは簡単ではありません。

 

実子を育てた経験のある方でも、また違う大変さがあります。私自身も、それを身をもって体験している1人です。

 

暮らしのはしばしで感じる、苦しさ

 

普通の子育てとの一番の違いは「実親」の存在です。


いくら我が子として育てている気持ちでも、実親の親権にはかなわない場面が多々あります。


例えば、里子の運動会に、突然実親が見に行きたいと言われたとします。


「里親は来ないで、でも弁当は持たせてほしい」。実親からそう言われると、やりきれない思いで里親はお弁当を作ります。

 

里子の運動会がいくら楽しみでも、写真一枚ももらえない。帰ってきた里子のお弁当のカラを洗いながら、涙が溢れてくる。。。

 

そんな感情が交錯しつつも、「この子に会いに来てくれてよかった」と思うのが里親の親心です。


先日、娘に水疱が出てきたので病院に連れて行ったら、「前にも水疱瘡、かかっていますか?お母さん?」と聞かれて答えられなかった。

 

私は4歳からこの子のママとして暮らして、もう8年。何でも知ってるつもりだけど、幼い頃の既往歴は分からない……。

 

一つひとつのことは、小さな出来事かもしれません。

 

里親ならではの「しんどさ」というのは、暮らしの中に散りばめられていて、致命傷があるわけではないのですが、それが積もると抱えきれないほどのストレスになってしまうこともあるのです。

 

 

日常の小さな悩みを、吐き出せる相手がいない


日々の苦しさがたまってしまうことが、実は大きな課題です。


里親家庭は、全国にたったの約4,000世帯。近所に気軽にいるような存在ではないので、なかなか身近で相談しようにも難しい。

 

(実子の)子育てに息づまっても、家族や周りに相談すればアドバイスをもらえたり共感してもらいやすいものですが、里親はできない。かといって児童相談所に話をするのも憚れる……。

 

唯一、里親同士の場として「里親サロン」が、1ヶ月に1回程度開かれています(地域によります)。


しかし、参加率が悪いというのが実情です。都心部であれば近場で開催されていてまだアクセスしやすいかもしれませんが、地方だと片道1時間以上かかるケースもあり、ハードルが高いのです。


子育て経験がある方なら、こどもがぐずって出かけるのを取りやめるというのは「あるある」ですが、里子の場合は一般のこども以上に心身が不安定な子も多く、簡単に外出するのは難しい。

 

 

全国の里親が集える、居場所としてのコミュニティサイト


同じ悩みや不安を持つ里親同士が交流できるコミュニティサイトを作りたい。そして、「里親と話してみたい」という里親に興味がある方も交流できる。


それが、今回のプロジェクトの目的です。

 

サービス名は、「One Love」

 

現里親さん向け機能


・里親同士がクローズドに、チャット等で交流できる
・全国で開催される研修や、里親に必要な情報が、まとまって見られる
・里親さん対象の各種アンケートを実施、その結果が見られる

 

里親になってみたい……という方向け機能


・先輩里親の体験談、よくある質問、里親になるには?などのコンテンツが見られる
・里親に興味がある人の「関心度」を段階的に高めることができ、各段階の人数などが可視化
・里親への関心度が高い人を、行政に斡旋できる

 

 

特に重視したいのは、やはり里親同士の交流機能です。

 

ただし、チャットに参加するには必ずユーザー登録が必要で、クローズドな場であることを保証します。


また、各里親ユーザーの地域や里親種別(養子縁組里親 / 養育里親 / 専門里親など)がプロフィールで分かるようにすることで、より自分に近い人と話ができるように工夫します。


すでに、大阪府立大学の伊藤嘉余子教授ほか、児童福祉に精通している方々からの協力も決まっており、行政からも「窓口としてサイトを紹介します!」と名乗りを上げていただいています。

 

 

 

里親さんの支えになる。そんなサイトに育てます。


サイト制作は、ソーシャルビジネスに長けたリタワークス(株)が担います。

 

しかし、最後の課題が資金です。

 

チャット機能等、各種機能を盛り込んで完成させるために必要な金額として、今回のクラウドファンディングでは、500万円を目標に掲げることを決めました。

 

すでにトライアルのサイト(ティザーサイト)だけは公開されていますが、実際の中身は今回資金が集まれば、構築に入ることができます

 

▼トライアルサイト


500万円は大きな額であることは承知しています。それでも、このサイトは全国の里親さんのために、そして将来の里親さんのために、絶対に支えになるものであると断言します。


里親が安心して養育できる環境を整える。

 

私が10年間、活動を続けてきたひとつの集大成としてのクラウドファンディングです。

 

どうか応援いただけますと幸いです。ご支援、よろしくお願いいたします。

 

「こどもギフト」を応援くださっている、犬山紙子さんと。

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プロフィール

★特定非営利活動法人 日本こども支援協会 代表理事 ★JaFCA副会長(日本フォスターケア研究会) ★公益財団法人 全国里親会 広報委員 ★養育里親11年目

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リターン

5,000


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▶︎応援コース

・お礼のメッセージ

申込数
163
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年4月

10,000


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▶︎応援コース

・お礼のメッセージ
・できあがるサイトにお名前掲載(希望者のみ)

申込数
104
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年4月

5,000


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▶︎応援コース

・お礼のメッセージ

申込数
163
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年4月

10,000


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▶︎応援コース

・お礼のメッセージ
・できあがるサイトにお名前掲載(希望者のみ)

申込数
104
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年4月
1 ~ 1/ 17

プロフィール

★特定非営利活動法人 日本こども支援協会 代表理事 ★JaFCA副会長(日本フォスターケア研究会) ★公益財団法人 全国里親会 広報委員 ★養育里親11年目

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