お早うございます、松竹大谷図書館の武藤です。一昨日に東京も梅雨入りしましたが、今日は日差しも強く良い天気で、まだあまり梅雨という感じではありません。これから徐々に梅雨らしくなってくるのでしょうか。

 

さて本日、公益財団法人松竹大谷図書館ニューズレター6月号を発行いたしました。

http://www.shochiku.co.jp/shochiku-otani-toshokan/pdf/newsletter_no231.pdf

上記当館HPより、PDFファイルでご覧いただけます。

 

6月号では、

・新着資料案内

・新規登録資料案内

・資料提供

・「東京都立多摩図書館見学会」に参加して

・所蔵資料のご紹介 -月丘夢路さんの宝塚歌劇団時代のプログラム-

 

以上を掲載しております。

 

今月号のニューズレターでは、本年5月3日に逝去された月丘夢路さんの宝塚歌劇団時代の資料について取り上げておりますが、今回の新着情報では映画関係の資料をご紹介したいと思います。

 

月丘夢路さんは、昭和12年に宝塚音楽学校に入学し、宝塚歌劇団在団中に映画デビューしました。退団後は大映・松竹・日活と移籍し、その後フリーになりました。日本映画界の第一線で活躍した月丘夢路さんの出演作品は100本を超えています。

当館では、月丘夢路さんの出演作品の映画資料を多数所蔵しております。下の写真は月丘夢路さんが出演した映画作品の台本の一部です。

上左より『四人目の淑女』、『晩春』、『恋愛三羽烏』、『長崎の鐘』、『君の名は』、『東京マダムと大阪夫人』、中左より『ひろしま』、『花の生涯 彦根篇 江戸篇』、『お嬢さん社長』、『二十四の瞳』、『忠臣蔵 花の巻、雪の巻』、下左より『あした来る人』、『銀座二十四帖』、『火の鳥』、『美徳のよろめき』、『河内遊侠伝』、『女ざかり』

 

この中から、代表的な作品をご紹介します。

[上左より]『晩春』(1949年松竹)は、名匠小津安二郎監督の作品です。主演の原節子さん演じる紀子の友人アヤ役を演じており、ラスト近くで、紀子の披露宴の帰りに紀子の父を演じる笠智衆さんとの小料理屋の場面での微笑ましいやり取りは必見です。『長崎の鐘』(1950年松竹)では、被爆して白血病を患いながらも被爆者の治療に尽力した永井隆博士の妻、緑役で出演しました。『君の名は』(1953年松竹)では、佐田啓二演じる主人公後宮春樹の姉、後宮悠起枝役で出演しています。『ひろしま』(1953年日教組プロ)は、出身地広島への強い思いから出演を熱望した作品で、当時は松竹所属だったため無償で出演し、疎開作業中に女学生とともに被爆して死んでしまう米原先生役を熱演しました。

[下左より]『忠臣蔵 花の巻、雪の巻』(1954年松竹)では、瑤泉院役を演じており、美しく格調高い和装姿が見られます。『二十四の瞳』(1954年松竹)は木下惠介監督の不朽の名作で、高峰秀子演じる大石先生の教え子の香川マスノ役(成年時代)を演じました。『火の鳥』(1956年日活)は井上梅次監督の作品で、この映画の公開翌年に、井上梅次監督と結婚しました。『美徳のよろめき』(1957年日活)は、三島由紀夫の長編小説の映画化で、主人公の倉越節子役を演じています。

 

いずれの台本も当館閲覧室で閲覧可能です。他にも、関連作品のスチール写真やプログラムなどを所蔵しております。月丘夢路さんはその美貌で有名でしたが、スチール写真には大変美しい月丘夢路さんのお姿が写っています。ご興味をお持ちの方は、是非カウンターでご請求くださいませ。

また、演劇関係でも出演舞台のプログラムなどを所蔵しております。こちらも併せてどうぞ!

 

松竹大谷図書館の開館日はこちらのカレンダーでご確認ください。

http://www.shochiku.co.jp/shochiku-otani-toshokan/pdf/17_calendar.gif

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