謹んで新年のお慶びを申し上げます。

 

旧年中に賜りましたご厚情に深く感謝申し上げますと共に、本年も変わらぬお引き立ての程よろしくお願い申し上げます。

本年が、皆様にとって幸多き年でありますように、心からお祈り申し上げます。

 

 

本日公益財団法人松竹大谷図書館ニューズレター1月号を発行いたしました。

https://www.shochiku.co.jp/shochiku-otani-toshokan/pdf/newsletter_no250.pdf

当館HPより、上記PDFファイルでご覧いただけます。

 

月号では、

・年頭のご挨拶

・第 47 回 平成 30 年度「大谷竹次郎賞」選考結果

・新着資料案内

・新規登録資料案内

・資料をご寄贈くださった方々

・第74回展示「釣りバカ日誌」展

・編集後記「組上燈籠絵『頼朝富士之牧狩仁田四郎功名之圖組上ケ五枚續』のご紹介」

 

以上を掲載しております。

 

さて、ニューズレターでも触れていますが、当館が所蔵する組上燈籠絵の中には、今年の干支の猪が出てくる『頼朝富士之牧狩仁田四郎功名之圖組上ケ五枚續』(明治30[1897]年)があります。源頼朝が催した富士の牧狩りの最中、突進してきた猪を仁田四郎が取り押さえる場面を描いた組上です。

 

「頼朝富士之牧狩仁田四郎功名之圖組上ケ五枚續」のうちの1枚目

 

この組上燈籠絵は、昨年11月10日~12月9日に藤沢市藤澤浮世絵館で開催された『松竹大谷図書館所蔵 3D浮世絵 歌舞伎組上燈籠の世界』展で展示されましたが、その際に展示された複製の組上完成形が、展覧会終了後に当館に寄贈されました。

 

こちらが組上完成形です。猛る猪の背に乗り、いざ討たんとする仁田四郎。左奥の赤い傘の下に見える馬に乗った人物は源頼朝です。仁田四郎は初代市川左團次、源頼朝は九代目市川團十郎の配役で描かれていますが、この組上に相当する演目がないため、当時人気のあった歌舞伎俳優を配して描かれたものと思われます。

 

仁田四郎と猪の部分を拡大してみました。よく見ると従者が猪につぶされており、何となくシュールですね。

 

この完成形も含め、この年始の整理休館中に、藤澤浮世絵館からいただいた組上完成形を一挙に整理しました。

 

完成形が壊れないよう、搬入時の梱包で使用されていた段ボールを生かして箱を作り、保存できるようにしました。全部で10点の組上の完成形を頂きました。

 

この中で、ご紹介したいのがこちら。

「歌舞伎座浄瑠理奴凧組上三枚續」(明治26[1893]年)の立体完成形です。明治26年1月に初演された、河竹黙阿弥絶筆の『奴凧廓春風』の舞台を描いた組上燈籠絵の複製を組み立てたものです。曽我十郎など、正月恒例の“曽我もの”の芝居の登場人物たちの頭上にやっこ凧が上がるという、新春に相応しい、おめでたい構図となっています。

 

やっこ凧は、舞台でも宙乗りで演じた五代目尾上菊五郎。この完成形でも、軽々と宙に浮き、下界を見下ろしています。

 

こちらの複製の組上完成形を、明日11日の開館から、当館閲覧室内で特別に展示いたします!歌舞伎座、新橋演舞場でのご観劇など、お近くにお立ち寄りの際は、是非当館閲覧室まで足をお運びください。お待ちしております!

 

著者目録のカードボックスの上に置いてあります。

 

当館の組上燈籠絵は【松竹大谷図書館所蔵「組上燈籠絵」検索閲覧システム】で、検索・閲覧が可能ですので、ぜひこちらのシステムもご利用下さい。

 

 

さて、以前もご紹介した、松竹芸能株式会社さんが角座の一口支配人を募集しているプロジェクトもまだまだ実行中!いよいよ残り8日で、目標金額達成率、80%です!いつも当館を応援して下さる松竹芸能さんのプロジェクト、こちらも是非応援をよろしくお願いいたします!

 

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