【自らの手で野菜を】カンボジアの孤児院にビニルハウスを寄贈したい

【自らの手で野菜を】カンボジアの孤児院にビニルハウスを寄贈したい

支援総額

1,070,000

目標金額 1,000,000円

支援者
49人
募集終了日
2025年2月28日

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2025年01月22日 07:42

【論文です】なぜ、カンボジアには孤児が生まれやすいのか

カンボジアの孤児院の数は、2017年調査において、内務省登録施設で254とされていますが、未登録を含めると406あるとの調査結果がユニセフによって報告されています。

 

カンボジア国内には、孤児問題のほかにも、児童労働、児童虐待、教育を受けさせないなどの問題も、世界の人権尊重を掲げる団体や調査機関からたびたび指摘されていますが、この調査からは、潜在的に、相当数の孤児が存在するということが読み取れます。

 

さて、この孤児を生み出しているカンボジア国内の状況。

 

それには、様々な社会的背景があります。

 

私自身がカンボジアを長い年月見てきて感じる理由を挙げてみます。

 

 

まず、第一に貧困があげられます。

 

生活費が足りないと、たいていの親は長時間の労働に就く必要があります。

 

貧困は、生活時間を奪います。

 

場合によっては、父親が収入の良い隣国のタイや他国へ出稼ぎに出ることもあります。

 

これは、産業の乏しい地方部では当たり前のように行われているのですが、両親が長期間別々で生活することにより、家庭の機能は失われていきます。

 

例えば、父親からの送金が滞り、母親が子供を置いて逃げ出してしまうといったケースを、貧困支援に携わる中で何度も立ち会ってきました。

 

両親がいなくても祖父母が養育可能なら、孤児にはなりませんが、ここカンボジアでは、年を取った人ほど、教育をまともに受けていない人々が多く、子どもがきちんとした生活を送ることができず、学校に通えない状況さえもが生まれやすいのです。

 

このような、孤児予備軍といえる子どもたちも私がマンスリーサポートを行っているリストの中に多く含まれています。

 

次に、高い死亡率があります。

 

今でこそ、カンボジアの平均寿命は70歳にまで伸びていますが、1980年代にはなんと40歳台だったのです。この時は、内戦中であったため、戦闘による死亡があったのですが、現代のカンボジア社会には、病気・事件や各種事故・自殺等の理由で、命を失う危険が潜んでいます。

 

カンボジア北部エリアには、戦争の傷跡である地雷が各地に残されており、瞬時に親を失うケースもあります。

 

また、上記の貧困とも関連しますが、命を落とさないにしても、現実逃避のドラッグによる薬物依存やアルコール中毒等に走りやすいのも家庭が崩壊する理由に挙げられます。

 

日本では考えられないような理由により、普通の子供が孤児になってしまうリスクが社会生活の中に潜んでいるのです。

 

 

最後に、学びの欠如を原因にあげます。

 

それは、人として最低限の家庭生活を送るための人権の尊重、人間関係の構築力、正しい金銭感覚などが教育されていないことにあります。

 

教育の3分野である学校教育・家庭教育・社会教育が、ポルポト時代・内戦中やその後の混乱した時代の中で働きようがなかった目に見えない負の遺産でもあります。

 

例えば、学校の義務教育期間内(9年生まで)において、退学者が後を絶たないことが、基礎学力不足により、社会生活に必要な金銭感覚が欠如した大人を生み出します。

 

また、日本の教育の中では、自主性を育てるために行われている教科指導以外の機能(例えば、特別活動の領域)が、カンボジアの学校には全くと言っていいほどありません。

 

それゆえに、子どもたちの中には、手を洗う、歯を磨く、ゴミを拾うなどの基本的な生活習慣さえ身につけないまま大人になっていくケースさえあります。

 

今、プノンペン市内のシアヌーク通りを通ってみればわかることですが、昨今の若者が、銀行の高金利のローンでバイクや車を入手し、たちまち返済不能に陥ったがゆえに、抵当権を行使されたそれらが、ずらっと店頭に並べられて販売されています。

 

そのバイク群に高年式の新車同様のものが多数を占めている理由は、学校を中退した若者たちが毎月の返済ができなくなって手放したものだからです。

 

彼らに複利の知識があれば、年利15パーセントもの高金利でお金を借りることが、生活にどのようなリスクをもたらすかを理解できるはずです。

 

売却したくない場合には、人からお金を借りまくったり、悪事をはたらかせたりして返済に充てようとして、まっとうな社会生活を築けない原因となります。

 

これらの欠如が、ひいては家庭崩壊にも発展することになるのです。

 

 

 

総括的に申し上げれば、孤児の存在は、社会の取りこぼしとも言えます。

 

子どもは本来、家庭及び社会が育てていくべきものです。

 

しかしです。

 

ここで、社会がどうのこうのと原因を探ったところで、何の解決にもなりません。

 

そうです。

 

現実として存在している孤児たちにどのような手を差し伸べるか、これが急務の対処すべき課題なのです。

 

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クリックして、下記もご覧ください。

 


2025年新年開始の新プロジェクト(孤児院の子どもに自立への足掛かりを)

 

【自らの手で野菜を】カンボジアの孤児院にビニルハウスを寄贈したい

 

【ピンポイントで届く支援】子どもたちに光を当ててあげたい

 

貧困世帯の子どもたちに愛を届けるマンスリーチャイルドサポート

 

 

その他の支援活動の募集詳細は、

 

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孤児たちからのビデオレター

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*ビデオクリップの映像や編集およびリターンへの使用については、管理者様からの許諾を得ております。

申込数
8
在庫数
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発送完了予定月
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50,000+システム利用料


クメール文化を描いた100%ハンドメイドの刺繍

クメール文化を描いた100%ハンドメイドの刺繍

手慣れたワーカーさんが3か月かけて縫い上げたハンドメイドの刺繍です。(サイズ 100cm×60cm)
*刺繍デザインはカンボジア文化を描いたものですが、1点1点異なりますので、ご了承ください。フレームは付帯しておりませんので、ご自身でご購入ください。

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