能登半島地震 子ども支援プロジェクト2024年のご報告など
ご支援くださっているみなさまへ
七草の候、みなさまはいかがお過ごしでしょうか。
さて、2024年1月1日に発生した能登半島地震で被害を受けた地域での子ども支援のため、多くの方からご支援をいただきましたこと、あらためて感謝を申しあげます。
いただいたご寄付をもとにした取り組みにつきまして、以下のようにご報告をさせていただきます。
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【ご寄付の状況】

【①能登半島 穴水町の保育所へ「こども家庭応援団」を派遣】
石川県穴水町の3つの保育所では、人手が不足する中、自身も被災した保育士の方々が地域の子どもと家族のために奮闘しています。全国子ども家庭養育支援研究会と社会的養護の3つの全国協議会(公益財団法人全国里親会、日本ファミリーホーム協議会、全国児童家庭支援センター協議会)、当事業団が連携し、2024 年4月から6月にかけて、各地からのべ27 人の児童福祉の専門家らが1週間ごとに交代で現地の保育の支援を行いました。
詳細はこちらをご覧ください。

【②被災した里親家庭への応援金】
朝日新聞厚生文化事業団と全国子ども家庭養育支援研究会では、3つの全国組織と協働し、被災した社会的養育を必要とする子どものための応援金をお届けする対象などについて検討を重ね、能登半島地域で子どもを養育する里親家庭7件に、それぞれ10万円の応援金をおくることを決め、3月11日付で送金しました。
【③子どもの心のケア】
震災により大切な人や住み慣れた家を失ったり、様々な環境が変わったり、友達と離れ離れになったりと、喪失を経験した子どもたちの心のサポートを地域の皆さんと一緒に考える講演会を、2025年1月18日に穴水町保健センターで開きます。
講師として、子どもと家族のグリーフ(悲嘆)サポートに長年に渡り取り組んでこられた米国ハワイ州のシンシア・ホワイトさんをお招きします。


*主催:朝日新聞厚生文化事業団、協力:児童家庭支援センターあすなろ、全国子ども家庭養育支援研究会、後援:穴水町
*講演会翌日は、穴水町由比ヶ丘の仮設集合住宅の集会所にて、ハワイのビーズなどを使ったクラフトをしながらの「おしゃべりの会」を開きます。
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朝日新聞厚生文化事業団では、今後も被災された皆さまのために、独自の活動を展開してまいります。
この度のプロジェクトにご支援をくださった皆さまに、引き続き見守っていただければ幸いです。
ご支援、ご声援をいただき、誠にありがとうございました。
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■ご参考:朝日新聞厚生文化事業団のその他の能登半島被災地での取り組み
朝日新聞厚生文化事業団では、その他に下記の取り組みも行っています。
【①学生ボランティア派遣プロジェクト】
能登半島地震では多くの学生ボランティアも現地に駆けつけました。事業団は2月以降、8大学に活動資金を助成しました。

・助成した大学
名城大学(愛知)▽聖学院大学(埼玉)▽神戸学院大学(兵庫)▽中央大学(東京)▽大阪公立大学(大阪)▽龍谷大学(京都)▽淑徳大学(千葉)▽高崎健康福祉大学(群馬)。
・活動地域
石川県七尾市、能登町、内灘町など。
【②朝日チャリティー色紙展・輪島応援工芸展 1/14~】
各界の著名人や漫画家らから寄贈された、色紙約100点をインターネット上で展示し入札販売する「朝日チャリティー色紙展」を能登半島の復興のための特別展として開催します。

写真左:輪島市在住の人間国宝 漆芸作家の小森邦衞先生の作品
写真右:漫画家、竹宮恵子先生の色紙
収益は、売上から開催諸経費として10%相当を除いた全額を、能登半島地震で被災した石川県立輪島漆芸技術研修所へ、復興を担う若手人材育成のために寄託します。
| 会期 | 1月14日(火)午後1時から1月28日(火)午後1時まで | |
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| 展示・入札 | 朝日新聞厚生文化事業団の特設サイトから。 ※1月14日(火)午後1時からご覧いただけます。 |
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| 出品予定の方々 | 色紙展 | 小林有吾、ちばてつや、萩尾望都、羽生善治、ビートたけし、弘兼憲史、三浦知良、美樹本晴彦、安彦良和、山口つばさ、ほか |
| 輪島応援工芸展 | 内野薫、内野都、大角裕二、鬼平慶司、川北良造、小森邦衞、田中義光、西勝廣、水尻清甫、山田勘太 | |
*敬称略
【③別途救援募金を呼びかけ、被災地へ】
クラウドファンディングとは別に、朝日新聞社と募った能登半島地震救援金では、お寄せいただいた9997件、総計2億4550万1766円を日本赤十字社を通じて被災地域へ送りました。
また、9月に発生した能登豪雨で被災された方のための能登豪雨救援金では、994件、総額2731万9823円をお寄せいただき、全額を日本赤十字社に寄託しました。



















