活動記録③

担当さんから、本来なら支援がパッタリと止まる時期だと聞きました。
しかし、今回の企画は非常に多くの方々に支えられ、どんどん広がりを見せています。
私一人で立ち上げていたら、間違いなくここまでの広がりはしていません。
バジガクの野口学長を始め、レディフォーの担当さん達、ホースガーデンちゅらんさん、TCCの山本代表、肥育場の社長、多数の支援者様、すべての方の想いが形となり、ここまでの広がりを見せております。
さらに、支援者様の中にもSNSで拡散していただいている方が何人もいらっしゃいました。
これだけたくさんの方に支えられていると実感するのは人生初だと思います。
本当に心から感謝致します!

前回の続きです。

Tさんから紹介された「セラピー乗馬てくてく」さん。
国永夫妻とボランティアスタッフの方で運営されています。
とてもアットホームな雰囲気で、私が行った時には会員さん同士も仲良く雑談していました。
会員さんが４名ほどいましたが、聞けばその日初めて会った人同士とのこと。
その輪の中心にいるのは国永さんでした。
国永さんは、とても穏やかな雰囲気で、優しさがにじみ出ている方です。
国永さんのおかげで人見知りな私もすぐにその輪に入ることができ、馬トークに花が咲きました。

会員さん達が帰ったあと、国永さんにお話を色々と聞かせていただきました。
その中で衝撃を受けたのが「この子は肥育場から引き取ってきた子です」とクラブの馬を紹介された時でした。
「処分寸前の場所から生還して乗馬クラブで会員さんを乗せ、みんなに可愛がってもらっている」
それを実現させていることに、感動すら覚えました。

肥育場についてお話を聞いているうちに、国永さんから「現実を見る覚悟があるなら肥育場という存在を知っておく事も必要」と提案されました。
その時だけは、国永さんの表情が緊張感のある雰囲気に変わりました。
「辛い現実だから安易な気持ちで見ない方がいい」という国永さんの思いやりを感じました。
私は馬を一般的によく言われているような、いわゆる「経済動物」として割り切れるタイプではないので、辛い現実を見ることを悩みましたし、見たところで何も変えられないことも理解していました。
しかし、真剣に保護活動へ取り組むと決めたからには現実を知ることも大事だと思い、肥育場を訪ねることにしました。

次回は肥育場について投稿します。