Retouch代表退任のご挨拶

リタッチ会員様、支援者様、今まで応援して下さった皆様へのご報告です。

この度、私が代表を務めさせていただいております、引退馬支援団体「Retouch(リタッチ)」の代表を交代させていただくことになりました。

後任には「馬事学院代表　野口佳槻」氏を迎えることになりました。

リタッチ発足から２年が経ちましたが、ここ１年はコロナ・炎天下・バジガクの移転作業など様々なことが重なったことで会員様特典である触れ合い体験ツアーを開催することができなかっただけでなく、情報発信の間隔も空くようになってしまいました。

リタッチはボランティア団体として活動をしているため、仕事をしながら合間を縫って肥育場への保護や活動状況のレポート報告をしてきました。

ですが、仕事との両立が難しいだけでなく、１年もツアーが開催されなかったことで引き取り先が決まって旅立った馬達が多かったため、会員様から「〇〇に会いたかったのに!」「馬に会えないなら意味がないから退会する」と、お叱りの連絡をもらうこともたびたびありました・・

そして、これは私事ですが、休みの日の多くを馬に使っていたために遊びたい盛りの息子が「次の休みもパパはいないんでしょ?」と言われたことは、かなり堪えました・・

それでも「応援してくださるたくさんの会員様の期待を裏切るわけにはいかない」との思いから頑張って参りましたが、ちゃんとした対応ができないことは結果的に会員様を裏切っていることになります。

馬はなかなか保護できない。会員様への期待に応えられない。家庭も守れない。仕事にも影響が出ている。

様々な問題がありながらも「馬のため!!」と踏ん張ってはいましたが、すべてが半端になっていることは単なる独りよがりであり、多くの人に迷惑をかけてしまっています。

本来はもっと早く区切りをつけるべきでしたが、ここまで長く引きずってしまいました。

会員の皆様には、この場を借りて謝罪申し上げます。

今後のことですが、「会費の管理」「ホームページの管理」「問い合わせ窓口」などはリタッチ発足当初から野口学長がすべて管理してくださっていました。

そのため、代表交代というだけでシステム的なことは今まで通りとなります。(今後のお問い合わせは「馬事学院」までお願い致します)

情報発信についてですが、馬事学院のTwitterやブログに保護した馬のことが投稿されるようになると思いますので、今後はそちらをご覧ください。

私が保護活動を始めてから７年以上の月日が流れ、その中で馬を大事にしたいという様々な方と出会いました。

馬を譲渡してから手の平を返す人や保護活動を金儲けに利用する人など、辛いことが多かったですが、活動を通して本当に信頼できる人が見つかったことや、一生忘れられないような体験をさせてもらったことは、馬たちのおかげです。

改めて馬たちには感謝したいです。

私のリタッチとしての活動はこの投稿をもって終了となりますが、心身ともに立ち直ることができたらまた個人で保護活動を再開し、情報発信していきたいと思っています。

最後になりますが、何の取り柄もない一般人の私の活動を信じて、支援、応援してくださった多くの方々には心から感謝申し上げます。

今まで本当にありがとうございました!

※今後の活動などのお問い合わせは「馬事学院(バジガク)」までお願い致します。