僕がシリアに住んでいたのは2008年から2010年。

戦争が始まる、1年前まで、僕はシリアにいました。

 

そんなシリアの教育事情について、お話をさせていただきます。

 

 

 

 

 

① 就学率は97%。小さな村にも学校があり、塾があることも。

 

 

シリアの公立の学校は、小中高、そして大学まで無料でした。

ある僕の友人のシリア人は「大学で使ったのは教科書代の700円だけだったよ」と言っていました。

 

ほとんどの子ども達は学校に行っていて、

最近は、受験が大変らしく、小さな村でも塾があるほど。

 

 

子ども達は非常に熱心に授業に打ち込んでおり、

先生達も、ロールプレイング形式でアラビア語を教えたり、と創意工夫をしているのを見ました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

② 先生が尊敬されている

 

イスラム教にとって、大切な行動である「喜捨(ザカート)」。

これは、「富める人が、貧しい人に、富を分け与える」ということです。

 

「これは知識も同様なんだ」と、シリアの村の先生に教えてもらいました。

自分たちが得た知識を、 子ども達に喜んで渡す、ということもまた、ザカートなんだよ、と。

 

 

 

「先生になって良かったって思うのは、子どもが読み書きできるようになっていく、

その成長を見るのが幸せだからだよ」と先生という仕事を誇りに感じていました。

 

 

また、そんな先生達を見ている生徒達に、将来の夢を尋ねると、

「先生になりたい!」という事をよく聞きました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

③ 字の読み書きができない女性達向けに、識字教室が開かれている

 

少女時代に教育を受けられなかった大人の女性達のために、政府主導で無料の識字教室が開かれていました。

 

どの村にも学校があることを利用し、村人の講師(先生や高卒以上の人)に、

シリア政府が給料を支払う、その村にある資源を有効活用するもの。

 

「識字教室を始めようとしたとき、

俺たちは識字教室を開くために必要な14人の女性たちを

どうやって確保したものかと考えたものだったよ。

 

でも、驚いたことに登録された名前は70 にも上ったんだ。

 

この数は村で農業に従事する人数と同じだ。

現在の生徒数は40 人。

 

年をとっている大人も勉強にはとっても熱心で、その証拠に50 歳になるおばさんもいる」

 

と、僕の通う村の先生が教えてくれました。

2 年間通えば、小学校卒業の資格も得られます。

 

人口3000人の村で行われた識字教室。

 

 

 

「教育を受ける」=当たり前

 

 

戦争が始まるまで、シリアで学校に行くことは、当たり前のことでした。

わずか数年で、「教育を受けられない子ども達が半分になる」なんて、誰が予想できるでしょうか。

場所によっては、一時期、就学率が6%しかなかったことさえあります。

 

 

この「当たり前」を、「叶わない夢」ではなく、また「当たり前」にするために、

私たちは、このプロジェクトをしています。

 

 

 

 

まず知ることから。

 

そして、一緒に支える仲間になってもらえたら、嬉しいです!

 

 

 

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