「自分を変えてくれたスタディ・プログラムに恩返しをしたい」

 

今回ご紹介するのは昨年のルワンダ・スタディ・プログラム(以下RSP)にも参加した松原廣幸さん(以下まっつん)です。今年度のパプアニューギニア・スタディ・プログラム(以下PSP)では広報班に所属し、主にクラウドファンディングを担当しています。

 

社会人として仕事の傍ら参加しているまっつんさんが、どのような想いでこのPSPに参加されているのかを伺いました!

 


 

昨年のルワンダ・スタディ・プログラム(RSP)に参加されたとのことですが、そもそもRSPに参加した理由はなんだったのでしょう?

 

―「自分の考える自分に近づくヒントがあるのではないか」と思ったからです。そもそも「不合理な格差をなくしたい」という想いが学生時代からあり、社会課題の解決に関わるという目標を現在までずっと持ち続けています。大学卒業後はスキルを身に付けるためにコンサルタントとして働いていました。忙しくて目の前の仕事に埋もれそうになって、「社会人ってこんな感じなのかな」とぼんやり思っていました。そして同時に、自分の日々の仕事と「不合理な格差をなくす」という目的が繋がっていないのではないか、という漠然とした不安を持っていました。そんなときにRSPを知って、自分の考える自分に近づけるんじゃないか、と考えて参加しました。

 

参加してどんな影響を受け、自分の考える自分に近づくヒントを得たのでしょうか?

 

―参加してまず考え方が変わりました。自分の想いにまっすぐな人たちと出会い、刺激を受け、もっとシンプルに自分の目的に近づける場所がある、と思うようになりました。RSPは自分にとって衝撃でした。関わったみんながそれぞれの目標を持っていました。自分も目標を持っていたけれど、彼らの生き方をみて目標の目指し方が変わったんです。RSPの参加者と出会って、目標はもっとシンプルに目指せばいいんだと思いました。参加する前は、その目標に至るまでの手段、つまりスキルやお金を得ようとしていた。それは「ちょっと遠い」のかもしれない。それが違和感だったのかもしれない。いずれやりたい、いつかやるって言うけれど、今すぐ関われるのならば今やってしまえばいい。やりたいことに一直線になればいい。そんなことを思いました。

 

そこで具体的な行動として変わったことがありますか?

 

―目標に対してシンプルに向かうようになりました。結果として、転職し、現在はサステイナビリティのコンサルタントをしています。「不合理な格差をなくす」ことに対してまっすぐ向き合い、社会課題の解決のために企業の力を最大限引き出すことを目指す今の仕事は、自分の目標に対してまっすぐ突き刺さっていると感じています。

 

より社会課題の解決というワードに近づいたということですね。

RSPでの経験がまっつんさんの生き方を大きく変えたと思うのですが、そこで終わっても良かったのではないでしょうか?どうして今年も参加しようと思ったのですか?

 

―それは自分に大きな衝撃と学びを与えてくれて、生き方を変えるきっかけになったこのスタディ・プログラムに恩返しをしたいと思ったからです。去年、自分は一人の参加者でした。ですが今年は“仕事人”としてみんなの役に立ちたいと思いました。

 

仰る通り、まっつんさんは今年スタディ・プログラムで初の試みとなるクラウドファンディングを担当されています。クラウドファンディングへの挑戦を通して得たものはありますか?

 

―スタディ・プログラムの意味をとことん考えました。そして改めて言語化でき、理解につながりました。例えばパプアニューギニアは旅行気分でも行けます。でもそうじゃなくてなんでクラウドファンディングをやっているのか、それを言葉にできるようになったのは大きいと思います。

 

ずばりスタディ・プログラムの魅力とは何だと考えますか?

 

―他人の目を気にせずに、自分を発信できることにあると思います。自分が持つ、社会課題に対する意識って普段働いていると一緒に話ができる人はいないし、ぶつけられる場がない。それでもみんな何かしら疑問に思っている部分があって、格差やジェンダー、日常にも様々な問題があるはずなのに、でもそれをぶつける機会がない。このスタディ・プログラムではそんな場があります。自分の考えや意見をぶつけた結果論破したり、逆にされたりすることもあります。そして国際協力に興味を持ち始めてその道に進む人、一方で全く違う分野で働き始める人がいる。本音で自分を発信して、本気で変化して、自分の道をみつけられる。それがスタディ・プログラムの魅力だと思います。

 

では今年のパプアニューギニア・スタディ・プログラムでまっつんさん自身が目指すことは何でしょうか?

 

―PSPをきっかけに参加者が変化できる場にしたい。自分自身がRSPをもとに変化しました。きっと今年の参加者も変化する人がいると思うし、その場づくりに貢献したい。自由に、かつ建設的に自分の考えをより高められるような場を作りたい。去年はいち参加者として自分の意見をぶつける「発信者」だったけれど、今年はみんなが自分の意見をぶつけられる場を作る「仕事人」になる。それがスタディ・プログラムへの恩返しだと思っています。

 


 

昨年のスタディ・プログラムへの参加から影響を受け、今年はそれを恩返ししたい、そして参加者が変化できる場を作りたい。そんな想いを話してくださったまっつんさん。スタディ・プログラムでは渡航中だけではなく、渡航前、渡航後も一貫して自分たちでプログラムをつくります。参加者それぞれが想いや問題意識をもってプログラムに参加し、現地で多様な現場を訪問し、それを勉強会や報告会、報告書などの形にして発信していきます。パプアニューギニアという国での国際協力、開発、自然との共存など様々な問いがより浮かぶことでしょう。それをみなさんも一緒に議論してみませんか?

 

文責: どいなつ(広報班)

 

 

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