ネパールの子供たちから感じた国際協力の可能性

啓太郎さんは、大学で社会学・文化人類学を専攻しています。大学在学中の大半はミュージカルに打ち込んでいました。中学高校は、タイのインターナショナルスクールに在籍。合唱でパフォーマンスをして人に喜んでもらうことの楽しさを知りました。また「レ・ミゼラブル」の実写映画を観た事をきっかけにミュージカルの世界へ。大学では、既にある作品を翻訳しミュージカルを上演していました。

こんな多彩な啓太郎さんですが、なぜ国際協力に関心をもったのでしょうか。

タイのインターナショナルスクールでは、70ヵ国以上から集まった生徒たちと学校生活を送っていました。

そんななかで、育ってきた環境によって価値観や行動規範が大きく異なるという事を肌で感じ、「文化」や「民族性」というトピックに興味を持つようになったとのこと。

また、高校のカリキュラムの一環として、南アフリカやネパールといった国々に渡航し、各地で英語を教えたり学校を建設する社会奉仕活動に従事したことからも、大きな衝撃を受けたそうです。

特に、ネパールのスラム出身の子供たちを訪問した時のこと、小学3年生が英語を話せること、そして英語をもっと教えてほしいと話す姿に驚いたといいます。

海外から集めた寄付で成り立っているその学校で、啓太郎さんの心を打ったのは、幼い子供たちが自分が頑張れば両親を助けられると考え、一生懸命勉強している姿でした。その時、自分はなんて恵まれているんだろうと感じたのです。

前回のルワンダの報告会に参加した時に、パプアニューギニアという全く未知の国に関するプログラムを、新しく出会う仲間と一緒に創っていく、という説明を受け、PSPにとても惹かれたといいます。

このプログラムが実際に始まってからは、本当に一から参加者みんなで作るプログラムなんだな、とびっくりしたと言います。

例えば、写真を保存・管理する仕方一つとっても、去年やったことをそのまま採用せず、全体で考えていく、参加者によって形を変えるプログラムだと実感されたそう。

また、今回クラウドファンディングに挑戦していますが、9年間の土壌がある中で新しくチャレンジするのは楽しく、そして難しいことだと感じたそうです。参加者の挑戦したいという意欲次第でプログラムの内容をどこまでも伸ばして行けるのが、このSPの一番の魅力だと感じているといいます。

渡航まであと少し。実際に現地で知りたいのは、自分がもっている「価値観」と、パプアニューギニアで生まれ育った人たちの「価値観」が、どんなところが似ていてどんなところが違うのか、という点。そしてその類似点や相違点はどのような文化的背景、生活環境やその他の要因によって形成されてきたのかを知りたいと思っています。

その「なぜ?」を探していくのがとても好きだと話す啓太郎さんは、現地で一人でも多くの人と触れ合い、いろいろなところを見たいなと思っています。

国際協力とは、困難に直面する人々を救済する可能性を秘めているが、一方で現地で何が求められているかも合わせて考えなければならないと啓太郎さんは感じています。

高校生の時、ネパールや南アフリカに訪問した際には、小規模で支援先が具体的に見えていたものの、国際協力となると、規模が大きく、ステークホルダーが増え、見えにくくなってしまう、取り残してしまう部分があると感じていると話します。

この規模の開発の現場を生で見ることができるのが初めてで、自分の持っているイメージが実際どうなのかを知れる場だと感じています。今回のPSPではそのような部分を実際見れたらいいなと感じているそうです。

自分の仕事を通じて、人の生活を便利にしたり、選択肢を増やしていく一助になったり、自然環境を次の世代に繋いでいく力になりたい。

啓太郎さんにそんな目標はあるものの、まだふわっとしており、それをキャリアにしていく上でどんな選択肢があるのか考えていきたいそうです。

PSPのメンバーは多様なキャリアを持ち、目標がとてもはっきりしている人が多いと感じているので、そんな仲間とプログラムを創っていけることに感謝して、これからもたくさんいろんな話を聞いて、吸収して、自分のこれからを形作って行きたいと思っているそうです。

広報部:なおこ

 

 

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