「サダコの鶴」の物語が世界中に広がった背景には 禎子さんのたぐい稀なる優しさ、そしてそれを育んだ佐々木家の家族の哲学と絆がある・・と禎子さんのご家族とお会いして感じました。

 

映画「サダコの鶴」の重要人物の一人は禎子さんの父、佐々木繁夫さんです。

 

 

繁夫さんは母子家庭で働く母の背中を見て育ち、美容師としての腕を磨き、戦時中は陸軍の美容師として、戦後は広島一の美容室を経営していました。

しかし、1954年、保証人になった近所のクリーニング屋さんが夜逃げし、多額の負債をおう事になってしまた。サダコが白血病であると発覚したのは、その直後でした。

 

繁夫さんは寝る間も惜しんで働き、家を売り、サダコさんの治療費を捻出しました。

数年後、夜逃げしたクリーニング屋さんを見つけ出したそうですが、あまりに困窮してたので、お金は請求せず、ご自身で働いて借金を完済したそうです。

 

補足ですが、被ばく者の方は、原爆による社会混乱、ひばくによる体調不良など様々な要因から、経済的に困窮した方が多いです。クリーニング屋さんも原爆の被害者

だったのだと思います。

 

戦争、原爆、経済的苦境、様々な試練が押し寄せながらも、
機転が利かせ、腕一本で乗り越え、家族や周りの人を愛した 器の大きな、お父さん。絶望の中に希望をうむ 物語の幹になる存在です。

 

この役をお願いするときに、一番に頭に浮かんだのが Amanto Junさんでした。

プロの俳優、ダンサーとしてヨーロッパやアジア、アメリカで活動しながら、
大阪の中崎町でアマントグループの14店舗のお店を経営している方です。

 

古民家を改修したオーガニックフードのおいしいお店には、難民の方や、DV被害当事者の方、ご両親が共働きの小学生、ろうあの方々など色んな方が集まり、互いに支え合っています。Junさんが開発した電波を使った防災システムが注目され、アジア各国から観光客も訪れます。教育、福祉、健康、農業、文化が一体化した活動。古くて新しい世界平和のカタチです。

 

世界のサダコを育てた父を体現できるのは、
地球規模の優しさを希有な能力で実現する男、Jun Amantoしかいない!

 

そう思って、出演をお願いしました。快く許諾してくれたJunさんは、佐々木繁夫さんを演じきってくれました。60年前の小道具がそのままある、美容室が必要だな〜」という監督の無茶ぶりにも中崎町のクニ美容室さんの邦子さんを紹介してくれました。

 

50年前よりクニ美容室を経営されている邦子さんが、鋏、小道具など完璧に時代考証されたものを貸してくださり、ジュンさんは当時のフケとりのスキルを邦子さんから学び、完璧に再現してくれました。

また、ドラマ映画初心者の私に台本の、ロケ先の確保、子役の子らをたくさん紹介してくれました。1943年、1945年の広島の町や家の中のシーンの多くは、中崎町で撮影させていただきました。

 

「あるある なしなし なんだよ。」とジュンさんはいいます。

現代にサダコが蘇り世界を飛ぶフィクション設定(=なしなし)を自然に見せるには、過去再現ドラマの時代考証の部分を再現(=あるある)する事が必要だという意味です。Junさん 中崎町のみなさん アマントグループの皆さん、本当にありがとうございました!

 

「サダコの鶴」の撮影を終えたジュンさんは、いま「地球をつなぐ」活動にいそしんでいます。地震の被害を受けたネパール支援に行っているのです。

 

(写真/Jun Amanto  facebookより)

 

首都のカトマンズで建物の8割が倒壊したという惨状なのに、国内メディアはほとんど報道がなく、医師団を含むほとんどの日本の団体が撤退する中、世界最高峰の標高で、現地の人々が継続的に生活するための物資を送っています。現地は水が少なく、僅かな沢水も仮設トイレが間に合わなかったそうで、糞尿が溢れ肝炎の拡大が懸念されているそうです。

 

「雨で次々道は崩落するから雨季開けまで村は孤立してしまう、それまでに水の、確保方法を伝えないとあの村は終わってしまう!(Jun)」ともう一度山に上り浄水器を各家庭590世帯に配布する計画を進行中とのこと。是非皆さんジュンさんの活動を支援してください。

支援先↓情報

http://amanto.jp/index.php/groups/genkitodoke/

 

【ジュンさんの言葉です】
僕の使命は、互いに助け合える民間人の国際ネットワークを作ること。お父さんが昔日本に助けてもらったから僕らが今度は助けに行く…みたいな不文律の文化の道。 (シルクロードならぬ天の人の道…あまんとみち)…
国や政府か勝手でも、最後は助け合える国際的な繋り 最後の最後にはそれが一番強い力になる!(Jun Amanto)

 

 

映画「サダコの鶴〜地球をつなぐ〜」もそんな暖かいネットワークをつくっていきたいです。映画が完成したら、是非ネパールでも上映会をしたいな♪

 

ちなみに・・↓以下の金額で、ネパールでこういう支援が出来るそうです。

3000円ではしか予報接種用のワクチン105回分
5000円で仮設テント用防水テント布3枚
10000万円でモンスーン対策の雨水を飲むための簡易浄水装置5家族分

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