ウクライナ難民の方に下着とプライバシーを守れる洗濯バッグを届けたい

 

▼自己紹介　　　　　　　　　　

みなさんはじめまして。大人から子供までのシックなインナーウェアブランドとして2013年に起業しました株式会社ファンクションの本間と申します。別軸で年を重ねるとともに、自分の意識が社会の端っこで膝を抱える人がいない社会を自分ができる範囲で減らしたい。と考えることが多くなり自分にできることは何かと考えていたことと

以下３つのことがきっかけで被災地支援を行いながら販売しているレスキューランジェリーを開発しました。

＜３つのきっかけ＞

・東日本大震災で備える大切さを知ったこと

・元々インナーウェアで起業したこと

・救缶鳥というやわらかいパンの缶詰を販売するパンアキモトさんの取組を知り感銘を受けたこと

 

そこから「下着の缶詰をつくろう」と考え、出来上がったのがレスキューランジェリーです。

（補足ですが、缶詰は色々用途として使いまわせるとも思いますが、

このセットのコンセプト、継続して使用する、ゴミにならないという概念から外れてしまうので、缶詰でのセットにはしなかったです。）

 

レスキューランジェリーは避難所で女性が１ヶ月以上過ごす想定で設計しました。そしてどんな状況でも環境へ負荷を掛けない、ゴミにならない、継続して使用できるという３原則を設けています。

＜レスキューランジェリーの基本的なセットの内容＞

◯ブラトップ X1（胸元に竹布使用）

◯ショーツ X1（クロッチ部分に竹布使用）

◯布ナプキン X1（内側全面に竹布使用）

◯バッグ X1　（サイズ(約)＝タテ35cm×ヨコ18cm×マチ18cm 重さ(約)＝135g）

◯洗剤 X1（50g/スプーン付）

上記５点が給水袋に入っています。

＜インナーウェアについて＞

レスキューランジェリーは避難所での課題の一つお風呂に入れないから自分の匂いが気になる。という声をカタチにし、汗をかきやすい胸元、ショーツのクロッチ部分、布ナプキンの内側全面に竹布（たけぬの）を使用してニオイについて少しでも軽減できる設計にしました。

 

 

↑下着の詳細説明

 

＜下着や小物類を洗うためのバッグと洗剤について＞

バッグは内側防水により水を入れて洗濯できます。内側に付属しているメッシュネットは

洗うときは洗浄力を上げて、脱水する時は脱水しやすくし、干すときには目隠しになります。

下着の汗をかきやすい部分に竹布（たけぬの）を使用しています。  

↑バッグを使用した洗濯方法説明

 

↑バッグの内側を利用して下着が干せます。

 

＜洗剤について＞

洗剤は１袋50gで１回の使用量が1リットルの水に対して2g（付属のスプーン１杯）なのでパンツ１枚程度を洗うならざっくり25回の洗濯ができる量です。界面活性剤フリーで肌にも優しいです。

災害時でも環境に負荷をかけない洗剤になっており、BOD、CODという海や川へ対する汚染値が水道水とほぼ同じです。下水処理機能がない場所でも洗濯後の水をそのまま流して問題ありません。

洗濯した後に大切なのが、人目につかないように干せることです。内側が防水になっているのでバッグ自体が洗濯機の代わりになり、さらにひっくりかえして、干すということができる5点セットがレスキューランジェリーです。

↓↓↓レスキューランジェリー使用方法YOUTUBE ↓↓↓

（音がついてますので、ボリュームの調整をお願いします。）

 

 

 

もともとはこのレスキューランドリーバッグは平面でした。（レスキューランジェリーという名称は５点セットに用いており、レスキューランドリーはバッグ単体のことを言います）

　　　　　

しかし3.11で実際に被災された気仙沼の女性にインタビューをさせて頂いたところ、避難所で役立ったのは「花粉症用の洗濯ものを干す角ハンガーだよ」と教えて頂いた話が忘れられなく、２年間頭の片隅で考えて具現化出来たのが2017年。  現在のカタチになりました。

 

 

＜レスキューランジェリーはこんな状況で役立つ①＞

避難所に到着し1日半経ちました。なんだか汗もかいたし、お風呂にも入れないし、着替えたいな。と思った時に、今着用している下着を洗濯し、セットの下着に着替えれば、気分は少しさっぱりするはずです。また先程洗濯して干した下着が乾けばまた着替えられるので、下着をずっと着替えられます。

 

▼プロジェクトを立ち上げたきっかけ

↑被害を受けたウクライナ キーウ州 イルピンの民家

 

平穏な日常から一変し、ロシアのウクライナ侵攻により、多くの市井の人々が犠牲になっています。日本の報道で知る中ではお年寄りや、戦争が始まった後に産まれた赤ちゃん、母親が小さな子どもの手を取り避難先へ歩いています。小さな子供たちはぬいぐるみが持ち物の全て、全財産かもしれません。日本で地震や水害などの自然災害で被害にあわれた方にレスキューランジェリーを届けてきた私たちに出来ることは何か。

もちろん水や食料、医療品などの支援は必要です。しかし支援の中でも可視化しにくい洗濯も必要だと思います。衣料品の支援があっても着替える時にまた新しいものが必要になります。継続して着替えるためにはプライバシーを守りながらの洗濯が必要になります。そんなに洗濯重要かな？プライバシーを守りながら？非常時にそれ重要？と考えられる方ももちろんいらっしゃると思います。しかし私たちは必要だと考えます。なぜなら女性は場所や状況を選べず生理や尿漏れ、最悪の状況だと性犯罪の被害者となってしまうかもしれないからです。生理や尿漏れの時に誰にも知られずに洗濯できたらどんなにプライバシーが守られるでしょうか。 また、下着を干す時に誰にも見られずに干せたら、性犯罪抑止の一助になるのではないでしょうか。ですのでどんな状況下でも人としての尊厳が守られるプライバシーを守りながら洗濯できることは重要だと考えます。

 

 

＜レスキューランジェリーはこんな状況で役立つ②＞

◯集団生活の中でもプライバシーを守りながら洗濯でき着替えられる たとえば、避難所に到着し1日半経ちました。なんだか汗もかいたし、お風呂にも入れないし、着替えたいな。と思った時に、今着用している下着を洗濯し、セットの下着に着替えれば、気分は少しさっぱりするはずです。また先程洗濯して干した下着が乾けばまた着替えられるので、下着をずっと着替えられます。

 

◯避難所などでの集団生活が長期化しても１ヶ月着替えられる セットの洗剤が50g入っており、洗濯１回の使用量はスプーン1杯2g。ショーツ１枚程度を洗うならざっくり25回の洗濯ができる計算です。

 

◯どこでも洗濯できる 災害時でも環境に負荷をかけない洗剤になっておりBOD、CODという海や川へ対する汚染値が水道水とほぼ同じです。なので、排水機能がない場所、たとえば海や川へそのまま排水しても、人目をさけて林の中で洗濯後の水をそのまま流しても問題ありません。

 

＜だから私たちが立ち上がること＞

そこで、株式会社ファンクションは自社の強みとする「衣類(下着)と洗濯」に着目して、清潔な肌着を身につけ、少しでも心身的負担が和らぐように、速やかな支援を実施することとしました。

 

これまでにも、2015年に出身地の茨城県常総市で起きた大規模水害、2016年の熊本地震、2017年の北九州北部豪雨の被災地にへ出向き、避難所で生活をする方々へ、下着とランドリーバッグを配布するなど、現地で支援してきました。また、2017年にはアメリカテキサスで発生したハリケーンでの被害でも支援物資として届けました。

↑茨城県常総市石下総合体育館の洗濯ボランティア受付

 

↑北九州　サンライズ杷木にてレスキューランジェリーを配布している写真

↑ボランティアスタッフの方にも配布。より過酷な環境で被災者を支える方々に。

 

 

 

↑ランドリーバッグは「洗濯をする」だけの機能ではなく、バッグは氷嚢として使用できます。

 

↑寒いときに暖をとることもできます。ペットボトルに4５〜60度程度のお湯を入れて バッグに入れ、足を入れるとペットボトルのあたたかさをキープできます。  

 

干す時に使用する紐は、パラシュートコードという耐荷重２５０kgある強度の高いロープを使用しているので、緊急時には、荷物の運搬や、人命救助、着火剤としても使用することが可能です。

 

↑左右の輪っかにパラシュートコードを通せばショルダーバッグとしても使用できます。

 

既に大きな団体様が各所で包括的な支援をされていると思います。支援する側も受ける側も相互理解理解があるサポートではなく、私たちは支援の中でも言葉に出しづらいニーズ（プライバシーを守りながら着替えたい、洗濯したいということ）サポートとしてプライバシーを守れるこのレスキューランジェリーSET、レスキューランドリーバッグと現地調達予定の必要に合わせた物品と共にウクライナの避難されている方々に届けます。

 

皆様の温かいご支援をお待ちしております。

 

 

▼プロジェクトの内容　

（１）ウクライナへの支援について

レスキューランジェリーでの支援は今まで日本での活動をメインに行って参りました。

今回初めて、日本以外の場所で支援させていただき、ウクライナへの支援として今回初の日本以外での支援となります。

↑メドパトリオット プロジェクトマネージャー アンナ・メイボロダさん  

 

（２）支援先となるMedpatriot.ua（メドパトリオット）との関係性と経緯

まず私たちはニュースサイトで知るウクライナの現状について何かできないかと考えました。

そこで、レスキューランジェリーを支援物資として送ることは出来ないか検討したところ、物資の受け取り側にも関税が掛ってしまうことから物資の受け入れを行なっている団体を探せませんでした。そこで、ウクライナ支援のチャリティーイベント「ウクライナアート展」で、主催の1人、Mykola （ミコラ）さんと知り合い、レスキューランジェリーでの支援について説明したところ、ウクライナで活動するMedpatriot.ua（メドパトリオット）をご紹介いただきました。

団体のプロジェクトマネージャーであるアンナ・メイボロダさんとコンタクトをとり、レスキューランジェリーについて説明すると、戦禍で下着を隠れて洗え、干せることの重要性について理解し、下記のメッセージを下さいました。

 

 

 

"I'm impressed with your Rescue Lingerie productFANCTION Inc.Everything is very simple and extremely necessary for us now in the conditions of war: for people, who do not have the opportunity to wash at least underwear and socks while under fire or in bomb shelters.I believe your Rescue Lingerie shipping project is very relevant and really life-saving for Ukrainian refugees and those who suffer in the conditions of hostilities.Thank you for your good initiative.I and our NGO are ready to be your representative from the Ukrainian side and I am grateful to Mykola for the recommendation. We have many years of experience working with various organizations in Europe, Canada and Ukrainians living in Japan.Everything related to public reports, logistics to end users, public coverage, appreciative feedback - we will do.I will wait for the end of the crowdfunding stage! Good luck.Everything concerning the meeting place, the transfer from you to us - we can agree additionally !!"

 

 

”私はあなたのレスキューランジェリー製品に感銘を受けました FANCTION Inc.

戦争の状況にある私たちにとって、すべてが非常に単純で非常に必要です。

火事や爆弾の避難所で少なくとも下着や靴下を洗う機会がない人々にとって。

あなたのレスキューランジェリーの配送プロジェクトは非常に関連性があると思います。

そして、ウクライナの難民や敵意のある状況で苦しんでいる人々にとって、本当に命を救うのです。良いイニシアチブをありがとうございます。

私と私たちのNGOは、ウクライナ側からの代表者になる準備ができています。ミコラの推薦に感謝します。私たちは、ヨーロッパ、カナダ、日本に住むウクライナ人のさまざまな組織と長年にわたって協力してきました。パブリックレポート、エンドユーザーへのロジスティクス、パブリックカバレッジ、感謝のフィードバックに関連するすべて

-私たちは行います。クラウドファンディングステージの終了をお待ちしております！幸運を。

待ち合わせ場所、あなたから私たちへの転送に関するすべて-私たちはさらに同意することができます!! 一緒に働くことを楽しみにしています！ウクライナに栄光あれ！英雄に栄光を！ 私達は勝つ！"

 

 

 

（３）Medpatriot.ua（メドパトリオット）の活動内容・ウクライナ難民支援での活動実績

2014年に発足したPatriotGO （パトリオットゴー）の支部、 Medpatriot.ua（メドパトリオット）は、ウクライナ戦禍で医療機能がない中、１人でも多くの命を救うために兵士や民間人に向けた戦闘救命の講習会を実施することと、物資調達したものを戦禍に届ける活動をされている非営利のボランティア団体です。   

↑写真　民間人に向けた救護サポートの授業を行うアンナ・メイボロダさん （右）

 

医療品等の支援物資をウクライナ南部のニコラエフのハリコフ、ドネツク、ルハンシク地域に残っている人々へ届けるサポートやドイツで22,000ユーロ以上の支援を受け、700個の包帯を購入し最前線の兵士へ届けています。

 

↑支援物資を調達し届ける準備をするアンナ・メイボロダさん と止血帯（包帯）

 

 

 

（４）実施内容

私たちはレスキューランジェリーを必要と言ってくれる方がいる限り届けたいと思います！ そこで、下記実施内容でウクライナの避難民の方々にレスキューランジェリーと医療品等の支援物資を現地に向かい届けます。しかし、現在日本からの入国制限レベル4でウクライナへは渡航が制限されています。 私たちはウクライナとの国境近くのポーランドプシェミシル近郊で支援物資をNGO団体 メドパトリオットに託します。

・物資の輸送手段 

移動は日本→ポーランドおよそ1800km 日本から渡航する際にコロナ禍の入国条件が緩和された フランス、シャルル・ド・ゴール空港から入国。陸路をレンタカーでおよそ1800km。現地に向かう前にフランスで食料や日用品、医療品を調達。 ポーランド、プシェミシルの駅にはシャルル・ド・ゴール空港から2日で到着予定。(1800km：東京から九州程度の距離）1日8時間の運転で900km移動しドイツで1泊。2日目にポーランドプシェミシルに到着予定です。

 

・支援物資提供先 ：NGO団体 メドパトリオット

・支援先：ウクライナ国内の戦禍が厳しい場所で生活されている方々を優先に支援予定です。    

 

・支援物資を届けることについて確実性・安全性に関して

私たちは外務省の指針に基づいて行動し、安全第一で移動、支援物資の受け渡しを行います。

ウクライナは渡航制限が掛かっているので、私たちはポーランドで支援物資の受け渡しを行います。

クラウドファンディング終了後速やかに、メドパトリオットと連携し無理や危険がない支援物資の受け渡しを行います。

（５）メドパトリオットとの連携と同意

・寄贈することの同意

メドパトリオットへの寄贈に関して、プロジェクトマネージャーであるアンナ・メイボロダさんから

メールでのやりとりで同意を得ています。

 

・寄贈する為の資金がクラウドファンディングで集められるものであることについての同意

クラウドファンディングでの資金を基に寄贈する旨を伝え、同意を得ています。

 

・寄贈先名称がストーリー上に掲載されることの同意

今回のクラウドファンディングへのメドパトリオットとの連携についてや、団体名並びに活動の紹介を掲載することについて同意を得ています。

 

 

 

 

◯実施報告

・移動時や支援時の内容をできる限り写真や動画で残し支援くださったみなさまに報告としてシェアさせていただきます。

 

 

■支援頂いた資金の使途について ウクライナ避難民の方々へ支援活動を実施します。        

100万円の支援での使途（現地での直接支援）

合計100SET 

レスキューランジェリー5点セットを50SET 

レスキューランドリー2点SETを50SETを届けます。

①529000円 レスキューランジェリー５点セット10,580円X 50SET 

②299,000円 レスキューランドリー   ２点セット  5,980円X 50SET

③　　　  0円 スタッフ渡航費（荷物運搬費含）360,000円(約）2名予定自社負担

④　　　  0円 現地荷物運搬/移動費７〜10日間レンタカー代100,000円(約）自社負担

⑤     7000円 食料、医療品 43,000円分 自社負担 

⑥120,000円 手数料12％（READY FOR への支払い）

⑦30,000円 早期入金オプション（READY FOR への支払い）

⑧15,000円 消費税10%（READY FOR への支払い）

 

合計 1,000,000円　

 

※100万円以上の支援でより多くのレスキューランジェリーと医療品等の支援物資が届けられます

 

↑今回お届けするのはこちら（給水袋表面に使用方法を記載してあります）

◯左）ブラトップ・ショーツ・布ナプキン・バッグ・洗剤を給水袋に入れた５点SET

◯右）バッグ・洗剤を給水袋に入れた２点SET

 

※通常はクラフトボックスに封入されていますが、ゴミになってしまうので、給水袋でのお渡しを予定しています。

 

 

▼プロジェクトの展望・ビジョン

↑ウクライナ キーウ州　イルピン 2022年4月13日

 

 

 

「汚れたら、洗濯機で洗う」「汗をかいたら、清潔な衣類に着替える」

そんな当たり前の生活が、明日できなくなったらどうしますか？

 

↑2016年 熊本地震　泉が丘小学校

 

国内の避難所を巡っていたとき、避難所の方々から実際に経験しないと分からない、

様々なお声をたくさんいただきました。

 

声１）　洗濯ができず、同じ下着を毎日身につけるというストレス　　　　　　　　　　　

声２）　高齢の方からは尿漏れなどによる匂いのストレス　　　　　　　　　　　　　　　

声３）　小さい子どもがいる家庭では、洗濯物が増えても、気軽に洗えないストレス　　　

 

ウクライナから近隣諸国へ避難をされている方々も、突然の脅威により、十分な荷物を持って避難できていません。また既に１ヶ月半以上経過し疲弊しています。

↑物資を運搬するスタッフ

 

戦禍での避難生活がさらに長期化することを見据えて、心身的ストレスを少しでも軽減できるように、レスキューランジェリーを1人でも多くの方に届けられるように、皆様のお力をお貸しください。

 

よろしくおねがいします。