生活習慣改善のきっかけになる、夜間頻尿を記録するアプリを開発したい

生活習慣改善のきっかけになる、夜間頻尿を記録するアプリを開発したい

寄付総額

5,650,000

目標金額 5,000,000円

寄付者
151人
募集終了日
2023年5月31日

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プロジェクト本文

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目標達成の御礼

 

琉球大学宮里ラボの取り組み ”生活習慣改善のきっかけになる、夜間頻尿を記録するアプリを開発したい” を応援下さり誠に有難うございます。

 

2023年4月12日に開始後、本日5月19日付、お陰さまでご寄附総額500万円に到達致しました。今回はAll or Nothingという、100%に到達しなければ寄附金を一切受け取れないというルールでの挑戦で、不安もありましたが、皆さまの暖かい励ましに後押しされここまできました。

 

5月31日(水)午後11:00までクラウドファンディングは続いております。尚、500万円を超えたご寄附につきましては、当初の予定を前倒ししてアプリの機能追加に使用させていただく予定です。ひきつづきお力添えのほど、どうぞよろしくお願いいたします。

                                 

令和5年5月19日

琉球大学 宮里ラボ代表 宮里実拝

 

夜中にトイレで起きる、トイレが近いなどの排尿の問題は、実は生活習慣病のサインになっていることがあります。

 

今回、毎日の就寝時間や夜間トイレで起きた時間等の簡単な情報を記録し、入力した情報をもとに現在の健康状態がわかったり、健康改善の励ましが発信されたりするようなアプリの開発を行います。

 

アプリに蓄積されたデータは、診療で用いる排尿日誌にもなり、クリニックや病院で提示すれば医師の診療の一助にもなります。

 

公的研究費だけでアプリ開発費用を賄うことは難しく、何よりもアプリ開発を通して夜間頻尿と生活改善の関連を広く皆さまに知ってもらいたいという思いでクラウドファンディングに挑戦します。

 

トイレで生活習慣の乱れに気づき、改善のきっかけになるような夜間頻尿を記録する”夜間頻尿アプリ”開発へ、皆さまからの温かいご寄附をよろしくお願いいたします。

 

自己紹介・研究紹介

 

琉球大学の宮里実と申します。私は、26年間臨床医(泌尿器科医)として勤め、基礎講座の教授に転身した経歴をもちます。

 

臨床医として働く中で、「誰もが行う排尿障害の克服」に興味をもちました。生涯自立した排尿、そして痛みのない最期を迎えることがいかに人として幸せなことか、その研究に残りの人生を捧げたいという思いに駆られたのがきっかけです。

 

一般に、「自立した排尿」ができる期間が、健康寿命(ヒトらしく生きる)といわれます。その他に、排尿は生活習慣病など未病の段階での”センシング=気づき”の役割があることが最近注目されています。

 

 

琉球大学では、排尿と生活習慣病との関連、すなわち”センシング=気づき”について研究を行ってきました。特に、夜間、おしっこのためにトイレに起きる夜間頻尿は、睡眠障害を引き起こし、肥満など生活習慣病のサインになることが明らかとなってきました。

 

私達グループは、久米島デジタルヘルスプロジェクト(2017-2020)において排尿を自動記録する特殊な装置を用いて、そのことを実証しました。この新しい知見をより多くの人に役立てるため、誰でも簡単に使用できる”夜間頻尿アプリ”を開発し、健康改善を目指す発想に至りました。

 

久米島デジタルヘルスプロジェクトについて

 

久米島デジタルヘルスプロジェクトでの取り組み(久米島DHP、2017-2020)
私達は、トイレ後付け排尿自動モニタリング装置を開発して、排尿と肥満などの生活習慣病との関連を探索、生活習慣病者では、夜間頻尿、就寝後排尿のために最初に目覚める時間(就寝後第一覚醒時間)の短縮が見られること、非介入群では夜間頻尿が悪化することを報告しました。このように、夜間頻尿は肥満など生活習慣病発症の兆候となり、いち早い気付き、すなわち行動変容につながることが期待できます。

 

Ashikari and Miyazato. Obesity and Voiding Parameters in a Community-Based Population of Okinawa, Japan: Kumejima Digital Health Project (KDHP). Metabolites 2022, 12(5): 468. 

 

Miyazato and Ashikari. Effect of a mobile digital intervention to enhance physical activity in individuals with metabolic disorders on voiding patterns measured by 24-h voided volume monitoring system: Kumejima Digital Health Project (KDHP). Int Urol Nephrol 2021 53: 1497–1505. 

 

Miyazato and Ashikari. Validation of a novel digital health monitoring system to measure the volume of voided urine. Neurourol Urodyn 2019 38: 1106–1110. 

 

 

トイレで生活習慣の乱れに気づき、いち早い生活改善(行動変容といいます)から健康を維持することを目指すアプリ開発です。”夜間頻尿アプリ”が人生百年時代の手助けになれば幸いです。

 

久米島デジタルヘルスプロジェクトでの住民への健康啓発のためのラジオ収録

 

 

アプリの開発について

 

これまで歳のせいと諦めていた夜間頻尿が、生活習慣病の始まりのサインだったり、腎機能など臓器の衰えの段階を表していることが明らかとなってきました。つまり、夜間頻尿をモニタリングすることで、健康を取り戻すきっかけに繋がることを意味しています。募った資金で、夜間頻尿を記録する”夜間頻尿アプリ”開発を行います。

 

夜間頻尿アプリは、日頃仕事が忙しく健康無関心層と言われる壮年期から夜間頻尿で悩む高齢者まで幅広く使用することが可能です。壮年期には、生活習慣改善のきっかけとして、高齢者には夜間頻尿改善の補助として使用することができます。

 

|開発するアプリでできること

 

毎日の就寝、起床時間、夜間トイレで起きた時間(睡眠データ)の簡単な情報を記録します。

 

※アプリ画面作成イメージです。実際のものとは異なります。

 

※アプリ画面作成イメージです。実際のものとは異なります。

 

夜間頻尿は中高年者を悩ませる排尿症状のひとつです。夜間頻尿の原因には、①夜中に産生される尿量の増加、②尿をためる膀胱が小さくなる、③睡眠の質の低下、の3つがあり、他の人と同じ夜間排尿回数でも原因が異なれば、対処方法も異なります。


夜間頻尿の病態・原因を知るには、排尿日誌(24時間の排尿した時間、尿量をすべて記録するもの)が重要です。


従来の手書きの排尿日誌は、正確な記載が難しいことが多く、本アプリではわかりやすく正確に入力できるようサポートできる仕様を目指します。

 

※アプリ画面作成イメージです。実際のものとは異なります。

 

1日分の排尿記録を入力すると、まとめのレポートが作成され、その結果に対するアドバイスがすぐに見ることができます。生活習慣改善のアドバイスが行われ、生活習慣病予防・改善のきかっけになります。また、夜間頻尿の対処方法がわかり、病院受診をする前のセルフケアに役立ちます。

 

排尿日誌のレポートは、クリニックや病院で提示すれば、医師の診療時間の短縮にもつながります。

 

 

クラウドファンディングについて

 

アプリ開発会社へ見積もりを依頼したところ、今回アプリの開発費用には少なくとも500万円がかかります。

 

主に公的研究費は、研究全体の計画を鑑み採択が決定されます。私たちは、夜間頻尿の悩みを抱えていらっしゃる方々のために様々な研究を進めていきたいと考えていますが、このアプリはそれらの研究の第一段階となります。

 

そのため、この段階での研究費採択は難しい現状があります。しかし、このクラウドファンディングは夜間頻尿の課題に対して様々な研究を進めていくための大きな一歩となります。

 

< 目標金額 >
第一目標金額:500万


< 資金使途 >
・アプリ開発費用

 

<開発スケジュール>
・2023年6月〜11月:開発
・2023年12月:試験実施
・2024年3月:一般運用開始

 

※上記スケジュールは開発状況により前後する可能性があります。

 

第一目標金額の500万円を超えていただいたご寄附は、アプリのさらなる機能の追加開発に充てさせていただく予定です。具体的には、アプリの個人のニーズに合わせたより細かなフィードバック機能や、スマートウォッチとの連携機能などを想定しています。

 

 

プロジェクトメンバーからのメッセージ

 

芦刈明日香

琉球大学腎泌尿器外科 助教

医学博士

日本泌尿器科学会専門医・指導医

日本排尿機能学会専門医

夜間のおしっこで困っている方はたくさんいらっしゃいます。おしっこの検査だけでなく、回数や量、タイミングを調べることで色々な情報がとれます。このアプリを使ってセルフケアを可能とし、少しでも多くの人々の助けになればと思っています。 また、排尿日誌の入力をだれでも簡単にできるようにし、泌尿器科日常診療のなかで、患者さんだけでなく医療者側にも役立つものになることを目指しています!

 


 

泉 晃

琉球大学大学院医学研究科 特命准教授

SREホールディングス株式会社 常務執行役員 / CDO

日々の記録よって日常的な体調や状態の変化をいち早く見つけことが、健康の維持や疾患の悪化防止のためには非常に重要となります。排尿の記録は今までは活用されておりませんでしたが、泌尿器の患者様はもちろん、一般の方の健康を維持するためのデジタルバイオマーカーとしても、本アプリは非常に活用可能性の高い、価値があるものになると考えています。

 


 

鶴岡マリア

琉球大学大学院医学研究科システム生理学講座 客員研究員

夜中にトイレで起きる、トイレが近いなどの排尿の問題は「年齢が高くなると起こるもので仕方ない」と思い病院に行かずに我慢する方が多いですが、実は生活習慣病など様々な身体の変化と関連しています。利用者の方にとっては手軽に自分の身体を知ることができるツールとして、医療者にとっては患者により寄り添えるツールとして役立つものになれば嬉しいです。

 

 

応援メッセージのご紹介

 

大湾知子
琉球大学医学部保健学科成人・がん看護学分野准教授
琉球大学病院腎泌尿器外科外来尿失禁相談看護師
排尿ケアチーム院内コンチネンスアドバイザー
琉球大学病院感染対策室感染対策担当看護師

私たちは日常生活の中でスマートフォンを活用し、天気予報アプリで素早く毎日の晴雨天を知り生活行動に役立てています。と同じように、夜間、しょっちゅうトイレに起きて頻回に行くという夜間頻尿の回数が記録されるアプリがあるならば、きっと、自分の生活習慣の改善に活かせるでしょう。


医療福祉施設および在宅において夜間頻尿で悩んでいる方々、そしてケア提供者の手助けとなる夜間頻尿改善アプリを開発されることを期待しております。


宮里実先生はじめ芦刈明日香先生そして関係者の皆さまが、沖縄県から全世界へ夜間頻尿アプリを発信でき、世界中の人々がラッキーと感動すること楽しみにしております。

 

 

寄付金控除について

 

琉球大学へのご寄附については、確定申告を行うことにより、税制上の優遇措置が受けられます。

※日本の納税者のみ対象となり、海外の方は優遇を受けることはできません。

寄附金領収書のお名前はギフト送付先にご登録いただいたお名前となります

領収書の日付は、READYFORから琉球大学に入金のある2023年7月10日(月)の日付となります。

領収書は2023年8月中旬頃に送付予定です。

 

<個人の皆様>

■所得税(所得控除)

寄附金額が年間2,000円を超える分について、所得控除を受けることができます。

 

寄附金額 - 2,000円 = 所得控除額

※控除対象となる寄附金の上限額は、当該年分の総所得金額の40%です。 

 

■住民税

本学に寄附をいただいた個人で、寄附をした翌年1月1日現在沖縄県内にお住まいの方は、以下の金額が住民税の税額控除の対象になります。

 

(寄附金額 - 2,000円) × 4~10% = 住民税控除額

※控除対象となる寄附金の上限額は、当該年分の総所得金額の30%です

※上記の計算式4~10%について

都道府県が指定した寄附金は4%、市区町村が指定した寄附金は6%となります。

(都道府県・市区町村の双方が指定している場合、10%となります)

控除対象の地域については、お住いの住民税担当課にお問い合わせください。

 

<法人様>

 寄附金の全額を損金算入することができます。

 


●ご留意事項

 

・ご寄附の前に、利用規約(https://legal.readyfor.jp/guidelines/others/terms_of_service/)を必ずご一読ください。

・ご寄附確定後の返金やキャンセルは、ご対応致しかねますので、何卒ご了承ください。

・ご寄附完了後のお届け先の変更はできません、お間違いのないようご注意ください。
・ご寄附完了時に「応援コメント」としていただいたメッセージは、本プロジェクトのPRのために利用させていただく場合がございます。あらかじめご承知おきください。

・本プロジェクトのギフトのうち、【お名前掲載】に関するギフトの条件詳細については、READYFOR利用規約の「命名権、メッセージの掲載その他これに類するリターン」の項目をご確認ください。

・その他ご寄附に関するご質問は、こちらをご覧ください。

プロジェクト実行責任者:
琉球大学(宮里実)
プロジェクト実施完了日:
2024年3月31日

プロジェクト概要と集めた資金の使途

2024年3月までに、夜間頻尿を記録するアプリの開発を完了し、一般運用を開始する。

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ギフト

5,000+システム利用料


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5千円寄附コース

・お礼状(サイン入り)
・ホームページにお名前掲載(希望制)
・寄附金領収書

寄付者
32人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年8月

10,000+システム利用料


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1万円寄附コース

・お礼状(サイン入り)
・ホームページにお名前掲載(希望制)
・寄附金領収書

寄付者
64人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年8月

30,000+システム利用料


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3万円寄附コース

・お礼状(サイン入り)
・ホームページにお名前掲載(希望制)
・寄附金領収書

寄付者
25人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年8月

50,000+システム利用料


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5万円寄附コース

・お礼状(サイン入り)
・ホームページにお名前掲載(希望制)
・寄附金領収書

寄付者
16人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年8月

100,000+システム利用料


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10万円寄附コース

・お礼状(サイン入り)
・ホームページにお名前掲載(希望制・企業名でも可)
・寄附金領収書

寄付者
9人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年8月

300,000+システム利用料


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30万円寄附コース

・お礼状(サイン入り)
・ホームページにお名前掲載(希望制・企業名でも可)
・寄附金領収書

寄付者
3人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年8月

500,000+システム利用料


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50万円寄附コース

・お礼状(サイン入り)
・ホームページにお名前掲載(希望制・企業名でも可)
・寄附金領収書

寄付者
1人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年8月

1,000,000+システム利用料


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100万円寄附コース

・お礼状(サイン入り)
・ホームページにお名前掲載(希望制・企業名でも可)
・寄附金領収書

寄付者
1人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年8月

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